2020年10月4日礼拝メッセージ要旨
■タイトル:『主の祈り①-尊厳と愛に満ちた、人格を持たれる神様に』
■聖書箇所:マタイ6:9~15
■中心聖句:マタイ6:9 だから、こう祈りなさい。『天にいます私たちの父よ。御名が聖なるものとされますように。』
・:9 だから、こう祈りなさい。天にいます私たちの父よ。
1.祈るときには、まず、人格を持っておられるお方に祈るのだ、ということを思い出しましょう。
・「父よ」と呼びかけなさい。
・当然のことながら、人格を持つ者としての父が想定されている。
・神は人格を持っておられる、このことが暗に示されている。
・適用 祈るにあたって、まず、ご人格を持っておられる神様を思い起こしましょう。祈りは、ご人格を持たれるお方との交流、会話なのです。
・消極的な言い方で表現するなら…
・機械的、事務的にならないように注意しましょう。(形のみ、時間の長さを気にしすぎる、等)
・「お勤め」になってしまわないように。(義務を果たすという面に流されないように)
・具体的なヒント 「神に祈るときには、口を開く前に、まず、一息入れるべきである。」、「祈り求めようとする者は、まず手を口に当てるべきである」参考ヨブ40:4(ロイドジョンズ『山上の説教』(下)p74
・人格を持っておられる神様に祈るのだ、ということを思い出すのです。それから祈り始めるのです。
・:9 だから、こう祈りなさい。天にいます私たちの父よ。
2.次に思い出したいことは、神様は愛に満ちた父であられるので、親密さをもって祈ることができるということです。
・「私たちの父よ」と呼びかけなさい。
・神は、身近なお方であられる。
・神は、愛にあふれた父であられる。
・そのお方との会話が祈りなのです。
・「祈りの…喜びは、無限の父の、無限の優しさとあわれみと忍耐、…御父の愛のうちにあるのです。」(マーレー『キリストともに』p41)
・:9 だから、こう祈りなさい。天にいます私たちの父よ。
3.もう一つ、思い出すべきことは、神様は偉大なお方であり、恐れをもって祈るべきだということです。
・「天におられる…父よ」と呼びかけなさい。
・天は場所的なことを指しているわけではない。
・神様というお方は、私たちから遠い存在であることを示している。
・私たちは地上に住んでいる。一方、神様は天におられるお方。(参考 伝道者の書5:2)
・私たちは「地」、神は「天」。次元が違うことを表している。
・神様は私たちからかけ離れた存在である!
・J.I.パッカー 「天にいます」は、神である父が永遠、無限、全能の偉大な方であることを私たちの前に示しています。
※聖書に出てくる、似たような表現
(あ)「いと高き方」(へブル語 エルヨーン) ルカ1:32、35、76、6:35、使徒7:48、申命記32:8、詩篇9:2、21:7、57:2、91:1、92:1、イザヤ14:14、
(い)「いと高き神」(へブル語 エール・エルヨーン)マルコ5:7、ルカ8:28、使徒16:17、ヘブル7:1、創世記14:18,19、20、詩篇78:35、ミカ6:6、ダニエル3:26、4:2、17、
(う)「天の神」詩篇136:26、ダニエル2:18、37、44、
・A.マーレー 「このことばは、この祈り全体の、またあらゆる祈りの鍵です。それを学ぶには時間がかかり、一生涯かかります。さらにそれを完全に理解するには、永遠という時間が必要でしょう。」(『キリストともに』p41)
【適用】 ○この祈りを祈れるようになるため、まず、イエス様を信じ、神の子どもとしていただきましょう。(ヨハネ1:12)
○神の子たちよ、この祈りができる特権を知っていますか。味わっていますか。活用していますか。
■宣言:神様、私たちは、イエス様を信じて神の子どもとされた者として、人格を持たれるあなたに対して、そして、愛と恐れをもって祈っていきます!「天にいます私たちの父よ」!