お遍路を始めて1日目、写真はお遍路四国八十八所寺の1番寺、霊山寺。
四国八十八箇所お遍路をスタートし、1番寺の霊山寺に向かった。霊山寺にはお遍路に必要グッズやお遍路マップが揃っていると、お遍路本に書いてあった。
まずは霊山寺に辿り着くことが重要と考えていた。
スタートして、道を走っていると、四国三郎の吉野川が見えてきた。吉野川は川幅が太い。今まで見た河川の中でもとりわけ大きい。掛かる橋も長い。さすが四国三郎だ!と、その名称がどういう意味なのかよくわからないけど、とりあえず感心した。
途中、道に迷った。
地図が無かったので、道路の方面看板を見ながら走っているうちに見失ったりして、徳島市街をぐるぐる走ることになった。焦った。地図は必須の物だと身にしみた。
迷走したせいでかなり時間をロスして、徳島駅から2時間くらい掛かって、ようやく1番寺霊山寺に着いた。
かなり汗もかいた。もちろん体力も浪費。
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霊山寺前に大きな駐車場があって、観光バスがいっぱい並んでいて、白装束のお遍路さんがわんさかいる。まるで、春の桜の観光名所のような賑わいで、自分が思っていた霊前神妙なお遍路のイメージが覆された。
ただの観光名所だろっ! て思った。
お寺の脇に自転車を止め、お遍路グッズを置いてある売店に向かった。
売店がこれまた騒々しく、お遍路さんが次から次へとお遍路グッズを購入している。ここのルールがよくわからないまま、売店のおばちゃんの薦める必要最低限のお遍路グッズを購入した。
お遍路バッグ(お遍路グッズを入れるためのもの)、数珠、お線香、納め札、納経帳、経本、と。
これだけでも結構な金額。
ここでお遍路マップを購入予定だったが、わかりやすいルートマップが無かったので購入をやめた。
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売店で貰った参拝の仕方のパンフレットを見ながら、山門で礼をして山門をくぐった。
お寺の中に入っていくと、ここもまた白装束の人達でいっぱい、お線香の煙が渦巻き、お経を唱える声と、鈴やら木を打つ音やらでザワザワしていて、ここだけ江戸時代なんじゃないか?と思えるぐらいの異空間だった。
そんな中、一緒にお経を唱えているお遍路一団のそばで、参拝作法もよくわからないまま、お堂の前でお線香を焚いて、お賽銭を投げ入れ、納め札を入れ、お経を小声で唱え、礼をした。
パンフレットによると太子堂でも同じように参拝をするらしいので、それらしい参拝場所を探した。
境内を歩き回っていると、大きな建物の中で、大掛かりになにやら人が集まっていた。お坊さんが100人くらいを前にして説法をしている。あーここが太子堂かなと思い、その説法会の脇で小さく参拝。
やれやれとそのお堂の外に出ると、どうもここが本堂で、さっき参拝したところが太子堂だという事がうすうすわかった。
参拝作法をしょっぱなから間違えたようだが、まーしょうがないと、山門に一礼し、霊山寺を出た。
次は2番極楽寺へ。
道なりに15分ほど走ると看板が見えて、着いた。距離的には1.5kmぐらいか。
2番極楽寺は霊山寺より広く庭園が見事だった。
霊山寺であれほどいたお遍路さんはどこに行ったのか、参拝する白装束の人は少なかった。慣れない参拝を済ませ、次へ向かった。
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2番極楽寺
ここまで、地図が無いことの不便さを感じてたので、スーパーマップル四国道路地図を買おうか迷っていた。
どのくらいの重さになるか、店員さんに地図を量ってもらうと、900gもあった。ザックの荷物は15kgぐらい、これ以上重量を増やしたくはなかったが、道に迷う時間と体力のロスを考えると、やむをえないと諦めて、購入した。
3番金泉寺は町中にあり、狭い路地にまで観光バスが入ってきていた。自転車とザックを山門前に置いてチェーンに繋ぎ置き、お寺で素早く参拝。
赤いMTBはすごく目立つ。お遍路ばあちゃんに「この自転車すごいねぇ」って言葉を掛けられた。
バス移動の白装束おばあちゃん軍団の方が派手だよ、なんて思いながらも、愛想良く受け答えてお寺を出た。
少し走って、お昼を食べる場所を探した。
大きな道路に出て、食い物屋はないかと走っていたら、寿司屋さんを発見。ランチが安かったので、そのお寿司屋さんで山菜うどんを食べた。
こういう場所の寿司屋では、うどんもやってるようだ。
続きは>>お遍路を自転車で・・・04で。
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