お遍路を始めて10日目、写真は32番禅師峰寺から見た太平洋。
朝、朝食後、荷物を整理し直し自転車を再度点検、少し手間取り、8時過ぎに家を出た。お遍路後半戦のスタート。昨日購入したスパナのサイズが合わなかったので、高知市街の100円ショップで再度スパナを購入。31番竹林寺を目指した。
高知市街のはずれにある五台山、その山の頂上付近に31番竹林寺はあり、小さい頃から何度も行った事がある場所。道には迷わなかったが、浦戸湾の海がすぐ側にある山だって事は知らなかった、意外な発見。
大きな橋を渡って、五台山を上ってる時、高校時代にバンドの練習で、山を上った途中にある公共施設で、バンド系のみんなで卒業ライブの合同練習したのを思い出した。
はー 懐かしい。この夏に一度車で竹林寺に来たけど、そんな思い出は全く思い出せなかった、なんだか不思議。
31番竹林寺の隣に小学生の頃に遠足で行った牧野植物園がある。その牧野植物園は、昔と比べて新しく施設の規模も大きくなっていた。昔からあったコンクリート製の恐竜像は、尻尾を地面に下ろしたゴジラスタイルで、時代を感じさせるたたずまいのまま。
31番竹林寺は苔生した庭園が綺麗で、その他にも見所がある広いお寺。
本堂で参拝していると、境内にいたお遍路おばちゃんが納経箱をガサガサあさっていた。気にせずお経を唱えていると、そのお遍路おばちゃんが、金札を見つけた、と、側にいた僕に、ありがたいから取っておき、とその金札を手渡してくれた。
金色ヴァージョンの納め札は、50回以上お遍路を巡礼した人だけに許される納め札。このような珍しい納め札は持ち帰ることを許されているらしい。大丈夫やから、というおばちゃんの言葉に、ありがたく頂いた。
竹林寺を離れて、32番禅師峰寺へと五台山を下る。山を下りると古い町並みがあり、それを横目に川沿いに東へ向かった。プロ野球の球団も春にキャンプする東部公園を過ぎて走っていると、武市半平太旧宅の案内板があり、立ち寄った。中は閉まっていたので、何も見れなかったけど、なるほどとは思った。
トンネルを抜けて、少し走ると、住宅団地もあって迷いそうになったが、案内板に助けられて、10時半くらいに32番禅師峰寺に到着した。
32番禅師峰寺は海が近くまで迫った小山の上にあり、境内から太平洋が一望できる。境内から海を見られるお寺はいくつかあるが、お遍路で廻った中ではここが一番きれいだった。立ち寄った時間帯、天候も影響してるんだろうけど・・・
駐車場で休憩していると、バイクや車、歩きのお遍路さんが次々上って来る。9時から15時くらいの間が一番お遍路さんを見かける時間帯。皆さんしっかり挨拶をするし晴れやかな顔をしてる。
禅師峰寺を出て、海沿いに走った。海水浴場のある種崎から浦戸大橋を越えて桂浜へ渡った。この浦戸大橋は歩道も狭く、車道も狭く自転車では渡りづらい、というより、走ってて横を抜き去る自動車がかなり怖かった。まあ幹線道路ではないからしょうがないのだろうけど、観光客は必ず通る橋だから、もう少し歩行者や自転車の事も考えたアイデアが欲しい道路。
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