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「ゆる言語学ラジオ」の「『論理的』は、地域によって違う」を視聴

2024-10-12 | 番外編の番外編

論理的説得力というものはわれわれ世界共通の基準だと思っていたのに目から鱗が落ちた。
論理展開には地域ごとの特色があって何に重きを置くのかは子供の時に受けた作文指導がその根幹をなしているのだという。
各国の学校で習う作文には、型がある。それは思考の型にもなると同時に発想や推論の根拠ともなる。
ここではアメリカ・フランス・イラン・日本の4モデルを出して
「論理的な思考」や「合理的な判断」は文化背景によってこうも違うのかということを認識させてくれる。

ゆる言語学ラジオは最近離れていたのだがつぶやきが流れていてYoutubeでもおすすめされていたので
試しに聞いてみたらすっかり聞き入ってしまった。
自分ごときの思考の型というものが視野の狭い世界で凝り固まっていたのだなーという、ほろ苦いながらも新たな発見があった。

前後編で2時間くらい、ちょっと長いですけれどこれはメモリアルに残るほどの知的興奮だったので
動画貼り付けておきます。

↓↓↓


「論理的」は、地域によって違う #372

徹底討論! 「結論から喋る」は本当に正しいのか? #373

印象に残った言葉:

5パラグラフエッセイ
弁証法
ディセルタシオン
エンシャー
文章があればいったん全部読む
読者の認知負荷を下げる


個人的には、ゲストの室越さんがとても好印象だったのでpodcast:「のらじお」も機会があったら聴いてみたいな。
あとこのトークの種本になっていた「「論理的思考」の文化的基盤」のほうはちょっと敷居が高かったので、
2024/10/21に新書で発売される

論理的思考とは何か(著者:渡邉雅子)
をさっそく予約・購入しましたよ。

興味を惹かれたのはフランスの思考様式。
一つのテーゼと、それに反するもうひとつのアンチテーゼ。そしてそれをより高い視座で包括する第三の論理へ至る道、
たしかにアメリカ流とも日本流とも違う、王道とも詭道とも距離を置いた、たった一つの冴えたやり方。
フランス国民の政治的意識の高さの源泉にもつながっているのかもしれません。
昨今の日本の未熟な政治的事情をみると、きっと参考になることも多いかも知れませんね。
本が届いたら、そこらへんのところを深掘りしながら、やっほいやっほいしたいと思います。

やっぱり「ゆる言語学ラジオ」は引き出しの数が違うなぁ。
読書サボりがちになっているけれど、今の時代はこうしてモチベ上げてくれる環境があるからいいね。
フランスのエッセンスをとり入れるために、映画なんてのも観てみるのもいいかもしれないね。
ちょっと早いかもしれないかもしれないけれど
「読書の秋」
「カルチャーの秋」
に親しんでみるのもアリだね。


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