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「でにをは」別口入力・三属性の変換による日本語入力 - ペンタクラスタキーボードのコンセプト解説

ダッシュだしつゆ

2022-09-10 | にほんごトピック

 

ダッシュだしつゆ!今回はダジャレの話。

Jリーグの北海道コンサドーレ札幌のチーム名の由来は
「どさんこ」を逆から読んだものとラテン語の響きをもつ「オーレ」をくっつけたもの。
なかなか面白いネーミングですね。素材のもとは方言だったのに語尾をコラージュして「コンサドーレ」。
…すっかりラテン風の響きになっています。
アナグラムと語法テクニックとがうまく融合して白身魚の塩包み焼きのような豪快さと繊細さが両立しています。

こんなコピペもあります。
「しんでないシャープペンシルはしんでる」という文章のすごさ。 芯出ないシャープペンシルは死んでるし、死んでないシャープペンシルは芯出る。
…同音部分を入れ替えても意味が通じてロジックも別々にそれはそれで成り立つ、数学の恒等式のような美しいダジャレです。

しかし私が今注目したいのはアナグラムダジャレの系列でありながら、音素があまりシャッフルされていない、原形をなぞるように近似させたダジャレ
「懐趣アナグラムダジャレ」(かいしゅアナグラムダジャレ)
です。
勝手にジャンル名を造語してしまいました^^;

それというのも
最近ネットを見ていたら
「だいしきゅーだいしゅき」(Song by Femme Fatale)
という曲を発見。これは初見でなかなかインパクトがあります。
なんかTikTokで流行っていたらしいですね。

この文字列を見ていた時に、ふと思いつきました。
「ダッシュだしつゆ」
いけんじゃね?
…と。

ほかにもいろいろ考えてみたのですがこれ以外になかなか思い浮かびません(罠)。
一見、似たような文字列の繰り返しだからそんなのわけないよ!
と思ったのですがなかなかどうしてこれは。意外にも「懐趣アナグラムダジャレ」は結構難易度の高いダジャレなのではないか?
そんな考えが脳裏によぎってまいりました。

なにしろサンプル数が少ないのでテキストをひねり出すのも一苦労なのですが
結構昔の曲の歌詞で、マニアの人しか知らないかと思いますが
ストロベリーラブジェネレイター(artist:アルバトロシクス Dr.ARM)
という曲のひと節を取り上げてみたいと思います。

〽ホメオスタシスを褒め倒すシステム♪
〽アノマロカリスはあのままのカリスマ♪

ちなみに、歌いだしの山みたいな記号は「庵点(いおりてん)」といい、IMEなら「うた」→記号で変換すれば出せます。
それはさておき、なかなかぶっ飛んだ歌詞ですが、多少のマッチ揺れはあるものの
みごとに「懐趣アナグラムダジャレ」の要件を満たすダジャレとなっております。
曲も素敵なのでご興味のある方は検索してみてください。
ダジャレは文化だ!

だいぶ日も短くなってきましたが、残暑はまだまだ。こたつはまだ早い。
秋だよ秋。月見バーガー食べたいな。
今回はこのへんで。

 


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