P突堤2

「でにをは」別口入力・三属性の変換による日本語入力 - ペンタクラスタキーボードのコンセプト解説

セパレイターとスペースは厳密に分けろ むしろ作字せよ

2022-09-23 | かな84キー+記号キーがある事の利便性

日頃文字入力していて困るのはとっさに出てこない特殊記号の類い。
たとえば検索の虫眼鏡マークを絵文字ではなく、正当なシンボルとしてリテラルとして出したくありませんか?
削除記号のコマ内バッテンのあれも、いつでも書いて伝えられるように文字コードを収蔵していればいいのに…。⌫出せた?
Macの⌘(command)の記号はこうやって出せるのに、Windowsキーの"田"みたいなシンボルはリテラルな記号としては表示できない。これって理不尽だなぁ。
ハンバーガーボタン「≡」、縦の三点リーダー「︙」はかろうじて拾えるみたい。文字コードはわからんが。
ブラウザの戻る/進む/リロード、お気に入りのメニューアイコン、あとは各種設定の歯車のヤツ、外部リンク飛ぶアイコン
もとい↵Returnの矢印も貧弱すぎるからもっとでかい中抜きフォントのシュッとした矢印にして!!!

…いろいろ管を巻いておりますが、要はシステムまわりの自己言及、自己規定的に解説・記述する局面を想定してなさすぎるのではないか?という疑問です。
よく使うものなのだから、めんどくさいコピペや文字コード呼び出しなどをせずに2・3ステップくらいで普段使いの操作体系の中からpreparedで納まりの整ったアクセス手段というものがあっても良いはずです。
ペンタクラスタキーボードの体系では僕ならこうします。↓
タッチ液晶面は普段はアルファベット・記号の入力のためのパネル面のレイアウトが展開してありますが
これを別の用途の面に刻々切り替えられるボタンを設置する、あるいは左盤面のショートカット呼び出し8コマのキー動作との連携などの手段を使って
目的のグループの入力面を表示させるというものです。
もともとは英語を軸とした多言語リテラルを入力することを想定しておりましたが、以前の記事で顔文字・AA作成用のパレット面を出したり
BOØWYやTЁЯRAなどのアーティスト名の特殊表記などでさまざまなパレット面をサポートすればいい、のような意外な用途についても検討していました。
今回はこれを踏まえてシステム面・PC作法の面で親和的な抽象概念の記号記述をもっと簡便にしよう、との提言であります。

その改革の重要な勘所として、われわれが日頃親しんでいる「検索」にまつわる日常動作、意図の反映、マッチ/アンマッチ/タグ付け以外のアプローチ軸についての懸案があります。
システムまわりとは言いましたが、出したい文字へのアクセス手段がホウホウバラバラではなくて同じパネル面に共起させて集約するといったところまでは良いのですが
ひとまずインターフェースとしての"器"は出来たのですが、肝心の検索まわりで便利そうな記号のアイデアというのがまだまとまっていません。
つまり"具"がない状態です。
くやしさ紛れに強がりを言いますと、シャリ(米)だけはあります。今回の記事は練り込み不足不甲斐ないところではありますが
どうぞシャリだけで我慢くださりますようご容赦願います。

で今回のシャリというのは検索における" "(スペース)です。
よく使うものですからおなじみの主食のコメになぞらえてみました。

検索サイト以外にもTwitterやpixivのタグは「スペース(空白)で区切る」仕様であるため
ひとつのフィールド内で空白を含むタグが生成できないという問題があります。タグを用いるサービスは大体そうですね。
ここでお馴染みの不具合・不如意が生じます。

「茄子 アンダルシアの夏」
「ロン 僕のポンコツ・ボット」
「キャピタル 驚異の資産運用会社」
「ゲット スマート」
「無学 鶴の間」
「マンガ 認知症」
「ワンピース ワノ国編」
「最高のオバハン 中島ハルコ」
「手紙 〜拝啓 十五の君へ〜」
「錬金3級 まじかる?ぽか~ん」

さて、これらのタイトルをタグ付けするときにできなくてもどかしい気持ちになったことはありませんか?
これらはひとかたまりで単一のお題目になっているのに制御文字がらみのややこしい事情で圧縮字詰めしなければならないのはとんだとばっちりもいいとこであります。
だいたい制御の用としての文字と、いちリテラルとしての文字とが兼任しているというのがケシカラン。
これがごっちゃになることで、様々なプロセスの加工抽出継承勘定の手続きのたびに物事をとらえるフレームというのが目まぐるしく載せ替えさせられ、いらん誤解を生むもとになるのです。
まあ検索では"…"ダブルクォートで囲めば一致検索はできるのですがなんか変換モードのせいなのかあのマークは即タイプできないし、勢い余っているときには前置き置くのもしゃらくさいってもんであります。

ここで乱暴な解決方法でありますがいっそ独自の文字コードを作ってしまって2つの異なる用途の文字を厳密に峻別してみればよい、というのはどうでしょうか?
従来のリテラルとしてのスペース/空白はそのまま「スペース」と呼称し、(べたのスペース)
検索窓でセパレーターとして分離したいのであればこれを
「ゼクー」
とでも名付けて名前からして完全に別物として取り扱ってみようというものです。
コンピュータにおける区切り文字についてはセパレーターであるとかデリミタなどと呼ばれているようでありますがこれは技術者サイドからの言葉であり背景にややこしい文脈を多分に含むシロモノでありますので
ユーザーが日常動作で物理的にキーボード(あるいはタッチ液晶)で特定のキーを押す、その場面においては
「『ゼクー』キーをタイプしてトピックを複眼してね」
といった使い方で限定種粒的に使い慣らすというのがよろしいでしょう。
空白なんで文字のボディがないもんですから難儀しますが、_(アンダーバー)でごまかすのも見苦しいので当初の目論見通り空白ボディで背景色を特別に味付けしてやればなんとかなります。

ちなみに「ゼクー」の由来は「色即是空」の「ゼクー」です。ちょうど空白の空を使っていることだし、音訓トランスしても喚起力は失っていないので覚えやすいんじゃないでしょうか。
あ、クウハクは音読みだから別にトランスしているわけでもないか。失礼。

これを書いているうちに思いつきましたが、列挙感知としてのセパレーター(アニソン曲名を数曲打ち込んでそれをすべて含むページを検索したい)として別角度で深掘りしたいときには
「ゼクー」とは別の
「ゼクラク」
というセパレーターでも作ってみればわれわれのケンサクカツドウがもっと捗ること間違いなし!
…列挙の事はハクラク族に訊け!
そんな野望も秘めつつ、秋の夜長は静かに更けていくのでした。


[セパレイターとスペースは厳密に分けろ むしろ作字せよ]
スペースは文字でセパレーターは演算子だ。
今回はここまで。
また考えがまとまってきたら、続きを書きたいと思いますのでしこしこ材料を集めたいと思います。
どうぞ気長にお待ちください。

 

 


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