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ミンダナオ紀行-ダバオからジェネラル サントス (4)

2016-08-08 06:12:35 | Weblog

次にダバオの Overland Transport Terminal というバス駅構内の様子を見てみよう。

 かなり整然としていることがわかる。右側は飲み水やスナックを売っているブ-スで、切符は売らない。更に、この画像の手前の右側の通路から右に進めばレストランもあって、日本人の口に合うものとしてはチキンカレ-やフライドチチッキンなどがある。急いでいたのでじっくりと見たわけではないが。

ここに並んでいるバスの列の左側には個々のバスの乗り口の鉄パイプで仕切られた短い通路がバスの数だけあって、それに合わせて同じ数の客引きブ-スが付近にある。行先表示もそちら側にあるし、

      ジェンサンまでの片道約3時間強の料金、190ペソは車内で払うようになっている。行き先表示の一番手前は、自分がタクシ-で行った Tagum というダバオの東北東の町だ。

ジェンサン行きは複数の会社が運航するらしく、客引きがうっとうしい。直行便や、

               

途中停車便、さらに無料WIFIつきや、つかないのなどがあるみたいだが、迷わず直行便がよいだろう。この画像は自分が乗った直行便のバスから撮ったものだ。NON STOP便を示している。

ジェンサンのホテルで、帰りのバスの頻度を聞いたら15分おきだと言っていたので、信用しなかったが、おそらく30分か、1時間に1本あるのは確実だろう。

実際、ダバオ出発の時は13:30のに乗る予定が、地元の人との打ち合わせの時間が伸びてしまい、多分14:30のもあるだろうと高をくくって、切符の事前買いもせずに、14:30のに問題なく乗れたので、バスの本数は十分あると思う。

次にバスそのものを見てみよう。片道3時間以上なので、トイレがなかったらどうしようと心配していたが杞憂に終わった。  これがトイレだ。ユニットトイレで換気もよく、全然問題がなかった。

       バスは、おそらくドイツ製ではないだろうか。非常に快適で、天井には航空機と同様のエアコン吹き出し口がついている。

発車間際には物売りが乗ってくるが、 すぐに降りるので心配は要らない。

ジェンサンまでの途中の様子は別途記述する。

ジェンサンのホテルはコロンバスプラ-ザ (Columbus Plaza Hotel) で、グ-グルマップで町の真ん中あたりなので決めた。結果的には大正解だった。

問題は市内のどこでバスを降りるかで、最終的にバスの終点はバス駅だろうと想像していたが、調べても、そのバス駅が市内のどこにあるかは事前にはわからなかった。

仮に、知っていたとしても大して役には立たなかっただろう。結果的にはバス駅は市内の西のはずれにあるのだが、次にバス駅とホテルの位置関係の地図を示す。

          この地図で、ダバオから来たバスは右側から市内に入り、コロンバスプラザと赤字で書いたすぐ下の道を左に進んでいたのを、スマホのグ-グルマップでリアルタイムで見ながら、もし終点のバス駅がホテルに近いなら、終点まで行って、トライシクルにしようと考えていた。

問題は、その時には終点のバス駅の位置を知らなかったことで、既にこの地図の右側の外でも、何人かの乗客は降りてしまっていて、焦り始めていた。市内の(幻の)バス駅どころか、市外のバス置き場とかに連れていかれたらやばいのではないかと、時間は6時を過ぎていて、外は既に真っ暗だ。

想像してほしい、外は真っ暗、ダバオから来た乗客は所々でどんどん降りていく、自分は最終地点を知らない、なのにグ-グルナビではホテルから離れつつある、バス駅はすぐなのかもしれないし、大分先なのかも知れない、

そんな時には常識的な行動を取るのが良い訳で、バスの中の乗客の行動と、バスの止まり場所の間隔から判断して、バス内部には自分の好きな場所での下車を指示するボタンはなく、市内の既定の停留所で次々に止まっていると判断出来た。だからホテルからの距離が1kmを超えたあたりで、何がなんでも次の停留所で降りる決心をして実行した。

歩くことも考えたし、グ-グルナビは、改めて素晴らしいとしみじみ思った。現地SIMのお陰だが、初めての土地で、真っ暗な町中で、自分の位置とホテルの位置の相対的な関係がわかるし、正面にスマホを保持したまま体の向きを変えると、方向まで分かるのだから、スマホなしには外国の町を歩くのは難しいと思う。結局、トライシクルでホテルに行った。30ペソ、80円位だろうか。

何年か前、台北の街中を徒歩で歩きつくして、市内全域の地理的な感触を掴んだ後で、漸くMRTだかの地下鉄に乗って、歴史博物館に行こうと最寄りの地下鉄の駅を出たら、さて、どちらの方角に歩けばよいのか不明で、まごついたことがSIMフリ-のスマホを入手した最大の理由だ。

ボルネオでレンタカ-移動の際にも大活躍したので、今では外国でスマホナビなしの生活は考えられない。

然し、これは別の問題も内包している。インタ-ネット接続が出来なかったらやばいわけで、このバスの場合は無料WIFIがついていたかもしれないし、ついてなければ、相当やばいことになっていたと思う。

そうなると、事前にオフライン地図をスマホに覚えさせることだが、目印の場所を昼間なら参照出来ても、夜では難しいだろう。なので、オフライン地図は行きたい場所を誰かに示すために使うと思えばよいし、スマホに収めておくのは必須だと思う。

盲点になりやすいのは、PCでもグ-グルマップをオフラインで表示出来るようにしておく事だ。

何故かと言うと、事前には ground truth を知らないで外国の土地を訪ねるわけだから(大抵は)、ホテルで落ち着いた時に、地図上の出来事を確認したい場合が多い。WIFIが生きていれば素晴らしいけれど、使えなくても関連場所の地図を数種類でも用意しておけば、次の日の行動に役に立つからだ。

この記事に関連するが、以前「Google Map 概論」という記事でオフラインマップの作製に関して忘備録を残してある。今読み直してみて、改善する必要があると思うし、今回の経験に踏まえて、実際にどうだったらよかったのだろう、どういうオフラインマップを持っていれば良かったのだろうと、思い返しながら実際にオフラインマップを作ってみて、呼び出してみる、そのような一連の操作を再度 「Google Map 概論」に反映させてみたい。

今後、頻繁に必要になるから、わかりやすい説明を心がけたいと思う。