パエ-リャ

木製カトラリ-

ビサ-ヤ紀行-マクタンからセブ経由ネグロスへのフェリ-(1)

2016-08-22 12:46:48 | Weblog

マクタン空港からセブ島の、いわゆるセブの町に行く方法は二つしかない。タクシ-で橋を渡るか、メトロフェリ-のどちらかだ。黄色の枠が橋になる。

 (左上がセブ、右下がマクタン)

自分では、いわゆるセブ島旅行をした事がないので、セブ旅行とは何を指しているのか、ウエブで調べてみると、どうもマクタン島の豪華リゾ-トに泊まってのんびりする事を意味するような印象を持つ。まあ、セブとマクタンは橋でつながっているので、マクタンもセブに入るだろうし。

マクタンにリゾ-トが集中する理由は分かるような気がする。

セブの町に行ったのは、今年の4月が初めてで、理由はボホ-ル島に行ってタ-シャに会いたくて、そのためのフェリ-乗り場がそこにあったからだ。セブの町に1泊したが、セブの町自体に用があったわけではない。

だから、いわゆるセブ島旅行でない限り、つまり滞在先が空港のあるマクタン島でない限り、そこには大問題があると思う。

フィリピン中部一帯はビサ-ヤ地方と呼ばれていて、広大な海域で多くの港があるが、それらの港と行き来するフェリ-はマクタン等のフェリ-乗り場から出ないのだ。

      (フェリ-航路の一部)

国際空港のあるマクタン島から各地へ出発するフェリ-が出れば非常に便利なのに、わざわざセブ島に渡って、セブ側のフェリ-乗り場からだけ、ボホ-ルとか、ネグロスとか、あるいはミンダナオ北部とか、その他の主要な港に行ける仕組みになっている。

マゼランが殺された場所の石碑があるためではないだろうか?それだけの理由かもしれない。http://ur2.link/xTut

この馬鹿げた事を整理すると:

1. ビサ-ヤの各地にフェリ-で行きたいのに、空港のあるマクタン島からは直接行けない

2. そのために、汚いセブの町にわざわざ1泊することをしばしば余儀なくされる

3. セブの町に行くためにタクシ-に乗るなら、橋を渡り、大渋滞を覚悟で、高い料金を払わなければならない

           

マクタンのメトロフェリ-の話をするのは、実は、この様な馬鹿げた事態に対処するためだ。一言で言えば、セブ島に渡る必要すらない、と思う。

今回、渡って、再び1泊した最大の理由はセブ側からのフェリ-の出発時間だった。朝の7時にセブ側から出る、ネグロス島行きのフェリ-に間に合うように、マクタン側のフェリ-が動くかどうか、確信が持てなかったからだ。

ウエブの記事を見ると、マクタンのメトロフェリ-の出発はフェリ-に乗客が一杯にならないと出ないとか書いてあったので、それを信じた。実際には、マクタンのメトロフェリ-は接岸して乗客を降ろして、客が入れ替わると直ちに出発するのを確認したし、セブの波止場までの時間はドア2ドアできっかり20分、然も大抵の港に運航している Ocean Jet が出るのと同じ波止場に着くのだ。

4月には訳が分からないまま、タクシ-でセブ島へ橋で渡り、場末のホテルに1泊して、ボホ-ルに行った。今回は、少し賢くなって、タクシ-を使わないで、タクシ-代の20分の1程の料金でセブに短時間で、しかも快適に渡れたが、それでも結局1泊したことになる。

もっと賢い方法は、メトロフェリ-の近くで、マクタンに1泊することだ。料金も大して変わらない。メトロフェリ-の運行時間は朝の6時から夜の10時までだ。

ただ、中距離フェリ-の運行時間に関しては、十分に注意する必要がある。ウエブで見た便がなかったり、あるいは特定のフェリ-のピアの場所や、フェリ-会社そのものが存在しているのかすら、わからない場合があるからだ。

なので、メトロフェリ-の詳細を記述する前に、マクタン側の宿泊施設の問題を考えてみる。

    これはマクタン島のホテルの大まかな分布図だ。いわゆるリゾ-トホテルの大部分は空港から見てセブ島の反対側に集中している。橋に近いビジネスホテル近辺を拡大すると次のようになる。

        

今回、帰国前に泊まったのは中ほどに見える Express Inn だったが、それはそれで良かった。然し、フライトの時間によりけりで、更に、各地からセブのフェリ-乗り場に戻ってくる時間によりけりで、どこに泊まるべきかは違ってくると思う。

具体的には、こう言うことだ。

ネグロスからマクタンのホテルに移動する必要があったが、セブのフェリ-乗り場に帰ってきたのはすでに夜の8時近かった。暗い中で、再びメトロフェリ-に乗って、海峡を渡り、そこでトライシクルなり、タクシ-を捉まえてホテルに行くより、セブ側でタクシ-を拾って、一気にホテルに行ってもよいのではと思ったことが背景にある。片道400ペソなので日本円で千円位の話だ。

ところが、翌朝のフライトは朝の5時50分なので、夜中の12時にタクシ-を拾って空港まで移動しておく必要もあったが、そのタクシ-は夜中料金で空港まで300ペソかかった。

そもそも夜遅くセブに戻って来たのが原因だが、シャワ-を浴びてLINEのチェックをするぐらいで1500ペソも(ホテル自体は良かった)払うなら、最初から空港の目の前にある、少し高いけれど、便利なホテルでも良かった可能性があるからだ。

マクタンを通過することは、今後何度もあると思うので、精査すべき課題だ。

メトロフェリ-のメトロ部分は、多分メトロマニラの何らかの運航会社が関係していると思われる。ダバオ市内の近距離バスの一つもメトロバスと呼ばれているからだ。フェリ-の運航会社に関しては別記事になる。

 

 

 

 

 


ミンダナオ紀行-ダバオからセブ、セブからマクタン空港へ

2016-08-22 10:14:12 | Weblog

ダバオ空港は本当に主要な空港だと思う。

マニラやマクタンから乗り継ぎするとわかるが、いつも、とんでもない数の乗客がいるので、とんでもなく重要な南部の拠点空港だとわかる。飛行機が飛び上がれないのではと思うほどの数だ。マニラからセブのマクタン空港が1時間、マクタンからダバオが更に1時間だ。セブがフィリピン第二の都市、ダバオが第三の都市と言われている。

それなのに、ああ、そうだったと今回国内便に乗るときに思い出したのは空港のレストランで日本食があることだ。この前、ダバオから成田に戻るときは出くわさなかったので、気が付かなかったか、あるいはタ-ミナルが違うのか、そういえば最初にダバオに来た時は日本から来たわけでもなかったので、それもあるのかも知れない。

ここの日本食、理由は全く分からないが本格的だ。何種類ものラ-メンに加えて、丼ものや、その他がある。フィリピン料理は甘いものが多いので、沖縄料理に飽きてしまい、国際通りでカツ丼とか食べたくなってしまうのと同じ状況で、非常に助かる。

以下がメニュ-の拡大画像だ。

この場所は空港ビルの2階で、ああ、そうだ、矢張り国内線で通過する途中にあるのに違いない。今回はエア-フィリピンでマクタンに行く場面だったけど、最初に日本食の存在に気が付いたのはエア-アジアでマニラに戻って、そのままボルネオに帰る時だったからだ。

確かにマニラ空港にもラ-メンはある。あるけれども生ぬるくて、まずい。しかも1種類しかないのに、ここでは選べるのが素晴らしいと思う。でも、ここで実際に食べたのは次の画像の通りだ。

                       

このレストランの入口を見た画像が以下になる。少し暗いのは事実だ。

           

以下の画像の奥が荷物検査の場所で、 このまま左に向くと別のレストランがトイレの右側にある。次の画像がそれだ。

どちらのレストランでもビ-ルは飲めるが、トイレの隣の店は内部が小さいし、椅子が固いし、フライト待ちには適さないと思う。日本食のあるレストランの内部からの画像が以下になる。  

 間口も広いし、開放感がある。

               

で、マクタン空港に着くと、どこの空港でも同じだが こんな感じになってしまう。

 https://goo.gl/9N99Ym

ここで、まず最初に困ったのは、トライシクルが見当たらなかったことだ。やりたいことは極単純で、フェリ-乗り場への移動、距離でも2kmはないので、

        当然安いトライシクルで行きたい訳だが、多分乗り入れ禁止なのだろう。

次に問題になったのは、タクシ-でも構わないが、フェリ-乗り場は、そもそも何と呼ばれているのだろうと。なので、空港の構内にある地図を探して見つけはしたが、そして今では覚えてもいないが、直感的に地元で使われている名前ではないと理解した。然し、対案はなく、そのままタクシ-に乗り込んで、その名前を言ったら、案の定通じなかった。

結局、「マクタンフェリ-ポ-ト」としか言わないで押し通したが、外国人客はすべて橋を渡って対岸のセブ島のホテルに行くと思い込んでいるようで、 途中で絶えず橋を渡ろうとする。その度に運転手の理解度に疑問を持ってしまった。この地図の黄色い枠で囲んだのが橋だが(対岸がセブ島)、左側の橋と大通りが交差する当たりのパノラマが以下になる。https://goo.gl/T9Mbok

青い車が右方向の緩いカ-ブで進む方向がフェリ-乗り場の方向だ。このあたりで、スマホのナビで現在地を確認しながら通りの様子を眺めていたが、やはり、スマホの地図画面で示すべきだと、そのためにはあらかじめ用意が必要だと思ったのが一連のグ-グルマップの記事の背景にある。

結局タクシ-はフェリ-乗り場まで行ったので一安心した。その場所のパノラマが以下になる。https://goo.gl/NUrxcN

ここからは次の記事に託して、自分で撮った画像も掲載する。

 


ミンダナオ紀行-ダバオからタグム、カパロングへ、そしてダバオ空港へ

2016-08-22 07:10:41 | Weblog

ジェンサンからダバオに戻って来たのは午後の4時頃だったと思う。

     この地図の赤い斜線のところがバス駅で、その日のうちにタグムの町のホテルまで到着する必要があった。

バス駅のそばにタクシ-ランクがあるので、そこで1000ペソでどうだと持ち掛けて、すぐに走り出した。夕方までにホテルに着かないといけないし、何人かのフィリピン人の知り合いと海鮮料理の店に行くことになっていたからだ。レストランは以下だ。

https://goo.gl/iU9wod

タグムという町はダバオからバスで渋滞がなければ片道2時間ほどで、地図を以下に示す。

         この赤線の部分(片道3時間ほどかかる、渋滞があるので)を、ダバオのバス駅からその日のうちに移動して、青線の部分を翌日にダバオ空港まで戻り、その日のうちにマクタン空港まで飛んで、さらに到着直後にマクタン島のロ-カルフェリ-でセブ島のホテルまで移動する予定だった。かなりの強行軍だ。

元々の希望は、カパロングからダバオに戻らないで、次の地図のように単純にタクシ-でそのままミンダナオ島北西部の町、Dapitan、まで行って1泊して、次の日に1時間ほどフェリ-に乗って目的地の

Dumaguete まで移動することだった。

赤線の部分がタクシ-で約500kmなので、片道数万円だが、途中、ミンダナオの主要部を横切る旅なので猛烈に楽しみにしていたのに、タクシ-を手配することが結局出来なかった。理由は、途中の山地がモスレムの影響が非常に強いところで、運転手たちが通過するのを怖がったためだ。

運転手の宿泊代とかは別に出すし、相場より3割増しでと交渉してもらったのに、太い赤枠の部分が怖いらしく、タクシ-では行けないことが分かった。バスでは時間がかかりすぎるので問題外だし、ダバオからマクタンまで飛行機になってしまったのが残念だ。

結局、緑の部分を飛んで、黒線部分をフェリ-で移動する事になってしまったが、それはそれで知見を得ることにはなった。

で、この日は、ジェンサンからダバオのバス駅まで戻ってきて、元々の予定通り、タクシ-でタグムまで行って、翌日のタグムからカパロング経由でダバオ空港に戻るのも同じタクシ-で 頼むことになった。理由は、タグムの町はかなり大きいのに、タクシ-が手配できなくて、トライシクルしかないと言われたからだ。

https://goo.gl/Qq9ZHn

上のパノラマ画像はタグムの町のほぼ中心部にある、ロビンソンズというモ-ルの辺りだ。この中には日本のDAISOもあるので、規模は理解できると思う。ロビンソンズというのは、日本で言えば西友かイトーヨーカ堂みたいなもので、主要な場所には必ずある。

以下の短縮URLはタグムの町の別の主要部分のパノラマ画像だ。タグム到着は夜だったし、翌日朝の7時にはホテルを出てしまったので、自分で撮ったタグムの画像はない。

https://goo.gl/G5NbRl 

このパノラマはタグムからカパロングに向かう大きな交差点で、別のモ-ルもあるし、決して田舎町ではなく、ダバオからミンダナオ北部の町に向かう主要なハブだと理解できる。でも、ダバオからは相当遠いので嫌になる。

2年後にカパロングの町に国際空港が完成するのも十分理解できる。カパロングは広大な田園地帯だが、それ自身、北部への交通の要所でもあるからだ。カパロングは、最初恐れていたほどの田舎という訳でもなかった。千葉県の水田地帯と思えばよい。辺り一面田んぼになっている。

次の画像はカパロングで用事を済ませ、タクシ-でダバオ空港に戻るために、主要な道路に差し掛かった時の場面だ。用事があった場所からは数百メ-トルしか離れていないだろう。

 白い建物はカパロングの市庁舎だ。

        

この記事の残りの部分ではカパロングからダバオ空港に戻る時の様子を順に画像で示す。

    まだカパロングの町中、トライシクルばかりだ。

                  これらはすべてカパロングの中心部から1km以内と思ってよい。

最後の画像のバスはダバオのバス駅とカパロングを結ぶ「メトロ」バスだ。タクシ-を使わなかったら、このバスしかないが、カパロングからダバオまでは片道5時間くらいはかかってしまう。

 海沿いの道路に出て、タグムとダバオの間にあるパナボという大きな町に差し掛かると、

              こんな感じだ。

この海岸道路で印象に残ったのはヤシ並木で、次の画像になる。

         片側3車線の気持ちの良い海岸道路で、トライシクルが走ってなければフィリピンだと気が付かないと思う。然し、この並木道はダバオに近づくとなくなってしまう。

 道は依然として広いがヤシ並木がない。

そして、ダバオに更に近づくと  1時間ほど手前から市街地が出てきて、この後はひたすら渋滞を我慢してダバオ空港までたどり着くことになる。

次の記事では、ダバオ空港から、マクタン空港、ロ-カルフェリ-でセブのホテルまでを掲載する。