パエ-リャ

木製カトラリ-

ビサ-ヤ紀行-マクタンからセブ経由ネグロスへのフェリ-(3)

2016-08-25 08:28:14 | Weblog

メトロフェリ-から見えるセブの町は既に暗かった。

ひと際目立ったのはロビンソンズの青いイルミネ-ションで、あんなところにもあるんだ、と、ぼんやりと思っていたが、まさかその日のホテルに着くために、その前をタクシ-で通過する事になるとは思ってもみなかった。

メトロフェリ-はきっかり20分でセブの第一ピアに着いた。近辺の地図を以下に示す。

                        

ホテルは Pier Cuatroで、それを選んだ理由はただ一つ、翌朝のネグロス島行きの直通フェリ-が07:30と早い時間だったので、フェリ-乗り場まで歩いて行ける距離で決めてあった。歩いても5分の距離だったし、それに、これより更に背後のホテルは4月に泊まった時、汚い繁華街だったので、それを避けた事もある。

波止場の拡大図を示す。 

PIA#1に着いて、タクシ-でホテルに移動したル-トが青く示してある。実は、このル-トも歩こうと思っていたが、地図を取り出して、場所を確認するとロビンソンの前を通り過ぎるなんて、と思ってしまった。フェリ-から見えていたロビンソンとPIA#1までは、相当の距離があると思えたからだ。実際に、歩ける距離ではなく、片道60ペソだった。

ホテル自体はよく覚えていないが、チェックイン時に頼まないのにWIFIのPWがもらえたのは、このホテルが初めてだった。然も、キ-カ-ドに印刷されているので、後で探し回る必要もなく、便利だったのを覚えている。

で、翌朝の出発時に問題があった。大雨が降っていたので、傘もないしピアまで歩けない。そして、更に不安になったのは、フロントでデュマゲテ行きの WEESAM の07:30のフェリ-の事を確認しても、ピアは#1だと言うのだ。そもそも WEESAM のフェリ-存在を認識していたかも定かではない。

でも、WEESAM自体は存在している運航会社だと思う。URLが以下だ。https://www.weesam.ph/

ところが、今、これを見ると、デュマゲテ行きの直行便などは一切ないことが分かる。中継地点になりえるタグビラランへは、なんと朝の6時5分出発のみだ。 

07:30は恐らく、セブの発着便を運航会社のHPで直接調べたのではなくて、出入りするフェリ-の情報をウエブで単純に検索した結果だと思う。古い情報だったかもしれない。

実はデュマゲテからセブに戻る便でも似たような問題が出たので、今後は相当の注意を払わないと、飛行機に間に合わない可能性がある。正直、フィリピンのフェリ-は余程の時間的余裕を持たないと怖いと思い始めている。

ホテルにあらかじめ確認を求める手はあるが、ホテルだって、どうせウエブで確認するのだろうから、矢張り、運航会社のウエブのぺ-ジで確認すべきだったのだろう。

でも、その時は半信半疑だったので、タクシ-のドライバ-にデュマゲテ行きのフェリ-に乗りたいと言って、実際にWEESAMのピア方向に走り出したので少し安心した。

ところが、それは波止場構内に入る別の入り口が(ピア#2、#3、#4にはゲ-トはない)たまたまWEESAMのピアの直近の入り口と同じだからで、実際には波止場の構内に入ると(然も10ペソの入構料まで取られた)、右折してピア#1の方向に進み始めた。上の地図の緑の線がそれだ。

で、結局、タクシ-が何処で止まったかというと、ピア#1の乗船用建物の入り口だった。そこでは切符は買えないので、大雨の中、波止場のピア#1ゲ-トを出てすぐの切符売り場で切符を求めることになる。勿論、そんな訳でピア#1からのデュマゲテ行きは08:00、然も直行ではなく、タグビララン経由で片道4時間半、切符の値段はPHP1100、タ-ミナルフィ-PHP25だった。

この時には、4月の経験から、エアコンなしの一番安い席と窓口で言って切符を買ったのだが、タグビラランまでの、エアコンありの1階座席指定でPHP500だったのに、(その倍は当然で、それでも高いのに)暫くは気が付かなかった。(つまり、タグビララン-セブのエコノミ-は本来250ペソ位なはずなのに)

恐らく、問題点は、外国人なので、気にしないでエアコン付きの席を売りつけたと見るのが正しいと思う。今後は「Economy, NO Aircon]」と書いた紙きれを見せようかと思っている。ただし、デュマゲテからの帰りにも同じような金額を払ったので、この問題はその記事の脈絡で再度取り上げる。

次の図は、切符を買った後の話で、大きな建物に入ると、何をしなければいけないかの順序を示

している。切符は、波止場のゲ-トの外で買うけれども、波止場のゲ-トには警備員はいない。正面に大きな建物があって、待合はその中にある。緑の線がフェリ-に乗るまでの動線だ。

セブのピア#1の場合、建物に入る時のチェックはない。でも、入って、すぐ左側にあるデスクで港税を25ペソ払わないと、それ以上先には進めないで、セキュリティ-に止められてしまう。

なので、その時点で、最初に買った切符にステ-プルで留められた港税の紙切れを見せると通過できるので、次には各運航会社のデスクがある場所に行って、切符を見せると、座席の指定番号がもらえる。

実は、自分のようにエアコンも座席指定も、どうでもよいと思う人も多いと思うが、2階のエアコンなしの区画も実は座席指定になっているので、このカウンタ-に立ち寄らないわけにはいかないだろう。

なので、逆に、この時点では自分の切符が2階のエアコンなしの暴露区画なのか、不幸にもエアコン付きの、うるさい映画付きの半地下のキャビンなのかは、実際には分からないと思う。

で、フェリ-に実際に乗る時には、船員に切符を見せると行くべきキャビンを指示されるのだが、今回も半地下のうるさい映画付きのエアコン付きのキャビンと言われたので、上でもいいよね、と言ったらOKになったので、とても幸せだった。初めて、エアコンなしの暴露区画に行けたのだから。

注:料金的にはセブからデュマゲテまでで、2階の暴露キャビンなら500ペソだったのだと思う、正規に払えば、つまり払いすぎたと思う。

波は穏やかだったが、雨は続いていた。2時間で再びタグビラランにつくと、2階席の乗客はほとんど降りてしまった。大量の荷物を下ろして、タグビラランからデュマゲテに向かう新しい乗客が乗って来るまで30分(大勢の欧米人が暴露席に来た。この時はほとんどドイツ人)、そしてすぐに出発だが、その前に船員が来て自分の名前を呼んで、手を挙げると、タグビラランからデュマゲテまでの切符をくれた。

なので、切符を買う時に名前を正確に書いておく必要を感じたが、帰りの便では通しの切符だったみたいで、名前を呼ばれたのはそれが最後だった。

タグビラランからデュマゲテまでは、同じ2時間で、その間に雨は上がり、再び熱帯のギラギラする太陽が戻ってきた。

次の記事はデュマゲテそのものと、帰りのフェリ-の話になる。