しずくな日記

書きたいなあと思ったときにぽつぽつと、しずくのように書いてます。

レジスタンスな感じでいこう

2012-01-19 21:16:42 | 日記
豆腐をくずして野菜といためるのが最近好き。
熱で水分が抜けて、豆腐が少し固くなったくらいが美味しい。

最近は、お昼ご飯のときに学校に売りにくるお弁当も買わなくなった。
450円から500円に値上げされたし、魚もキノコも肉も、産地がわからないものがどっさりだから。
子どもたちが食べるものなのになあ・・・・。

小さなお弁当箱に、前の日の夕ご飯を作りながら詰めて、次の日のお昼ご飯。
とりあえず、産地のわかっているもので、安心な物だ。
放射能対策、とは言えないくらい些細なことかもしれないけど。
毎日マスクも欠かさない。
目には見えないけど、最後まで抵抗していたい。

美術部の生徒たちは、作品制作の傍ら、ホワイトボードやら紙の切れ端やらに毎日よく落書きもする。
今日、何気なく生徒が描いた落書きがものすごく怖かった。
写真を撮れば良かったんだけど、ふいの来客などがあり撮れなかった。
人物、なんだけど・・・。

頭の上が「禿げて」いるんだけど、頭の中心に小さい原爆ドームらしきものが建っている。
だから頭の禿げた部分は「爆心地」を表しているらしい。
その人物の目は虚ろで、鼻からは鼻血を出している。
顔は痩せこけている。薄灰色だ。
で、一番目を引いたのは、顔から直接腕が生えていたこと。
幼稚園児はこういうの、たまに描く。
頭から腕とか足が生えてるやつ。

とにかく、相当気味の悪い絵になってた。

「これ、なんでこーなの?」と聴くと、

「放射能でおかしくなっちゃったから。」
と答えた。

 ・・・・。

「なんか悪夢に出てきそうだよ。」というと、

「でもね、一番ひどいことになってるのはこの人の心の中なの。今、地獄なの。」
と描いた子が言った。


子どもの言うことって、ときたまほんとにさくっと心に刺さる。
何にも虚飾がないから。
ふっと思うことは神様が思うこと、という言葉を聞いたことがあるけど、
この生徒、天の言葉を伝えたかのようで、ぶるっとする。

この部に集まってくるのは感受性の強い子どもたちばかりだから、心配になる。
登下校時マスクをした方がいいよ、と言ったとき、
一人の生徒が、
「どうせ私たちみんな死ぬんだよ、大きくならないうちに。」
と言う。
もうこれ以上悲しい言葉は
教師にとって、
いやちょっと先の人生を生きて行く人間にとって、ないんだけども。


今、久しぶりの雨が降っている。
雨や雪の中に危険な核種が潜んでいて、それが降り注いでいるという。
ツイッターのTLは、昨日からこの話で埋まっている。
今日・明日は危険な日だ。
なんで報道しないんだよ。

子どもたちに対して、何かできるんだろうか?
私ができるのは、身を守る具体的な方法を提示して、
少しでも子どもたちを危険から遠ざけることくらいだろう。
あと、絶望にとらわれないように、理知的かつ負けない心を育てていくことだろう。