しずくな日記

書きたいなあと思ったときにぽつぽつと、しずくのように書いてます。

ゆるゆる読書三昧

2012-01-22 20:16:57 | 日記
服用した抗アレルギー剤のせいか、眠い・・・。
確かに薬は効いてる。まだ少し赤みは残ってるけど。

そんなわけで買い物くらいしか行かず、
豆乳コーヒー片手に、家でゆるゆる読書の休日。
話に関係ないけど、豆乳コーヒーは美味しい・・・。

昨日購入した「乙女の美術史」の世界編、日本編を読み終えた。
(そういえば、最近読書メーターつけてない・・・汗)
「乙女の美術史~世界編~」
「乙女の美術史~日本編~」 堀江宏樹・滝乃みわこ著 実業乃日本社
  
この著者の人たち、私より3歳くらい若い人たちなんだよねー。
この人たちは、美術の世界を作ってきたアーティストの「人となり」に焦点を当ててる。
日本編の最後の方なんかは、もう完全にジェンダー論になっていた。
美術史もそういう視点でみると、より一層面白い。
内容はちょっとゴシップ記事みたいで、「乙女の」という感じではなかったけど。
とにかく切り口が斬新だった。
近現代の日本の美術史って苦手だったんだけど、これ読んでわりに理解できた気がする。
美術史を作ってきた登場人物一人ひとりの人間としての顔が見える。
とても面白かった。

美術史はまず中学校の社会でなんとなーく習い、
高校の日本史・世界史でも、中学よりは詳しいけどなんとなーく、
そして大学で、お堅い内容の教科書で詳細なことを習い、うわーって感じだったけど。

民間の、美術の教員が集まる勉強会に昨年夏に参加したとき、
私学の先生もたくさん参加していた。
女子中・高校なんかでは、美術の時間数が公立より多くあるところもわりとあるようで、
私が知り合いになった先生のところは美術は週2時間で、
1時間は美術史で、もう1時間は制作に当ててるとのこと。
なんとうらやましい環境・・・。

公立は美術史を授業内でやる時間がない。
仕方なくプリントで宿題にしたり、テスト範囲にしたり。
けど、素晴らしいものを観ずしていいものも作れない。
鑑賞や美術史の勉強は、本当はとても大切だと思う。

誰々が何を作った、という知識ももちろん大事かもだけど、
時代の流れの中で美術がどんな役割を果たしてきたのか、
という大枠を知って欲しいというのがある。
例えば、宗教教化のために使われたとか、そういうところ。
美術史の本質はそこにあると思う。
また、社会の背景を勉強することも大切。
それが理解できて初めて、細かな知識もいきてくる。

学校で習ったときはあんまり面白いと思わなかった美術史だけど、
ストーリーとしてとらえるようになってくると面白く感じるようになった。

昔、自分が高校の日本史や世界史でやった美術史のようなものは、断片的な知識だった。
そうじゃなくてまずストーリーとして教えたいというのがある。
そのためには、自分がもっと勉強して語れるようにならないといけない。
『美術史を物語のように楽しく』というのは、今年の自分の教材研究テーマでもある。

勉強したものをどんなふうにまとめていくか、がいつも難しい。
面白い!と思って読んだ本たちの面白い内容をどうやって編集して教材にしていくかは
いつも自分の力にかかっている、辛い・・・。
頭の善し悪しは今更どうにもならないので、努力します・・・・。

一息ついて、ご飯を炊いている間に、
金沢手作りパウンドケーキ、というのをお腹が空いててついつい買ってしまったので、
コーヒーとともにおやつで(っていう時間でもないけども)。
美味しいなあ。。。。

ご飯を食べたら、読んだ本の内容をちょっとレジュメ風にして、
記録を残してくつもり。忘れてしまうもんね。
そういえば、家でテレビが観れてたときは、
ご飯を食べたらなんとなーくテレビ、という生活だったけど、
テレビが観れない今は、本を読んだりなにか書いたり。
意識的にやることをコントロールできる人はテレビがあってもいいと思うけど、
私のように流されてしまいがちの人は、テレビのない生活もいいものです・・・。
テレビの音がうるさく感じるようになってくるから不思議。(実家でうるさく感じた。)

明日からまた仕事。
月~水は早めに切り上げ、木・金は残業バリバリモードというリズムで頑張る!!