しずくな日記

書きたいなあと思ったときにぽつぽつと、しずくのように書いてます。

あの世とこの世の境目 その2

2015-08-12 10:59:03 | 日記
2日目。
京都駅の中にあるホテル、「ホテル近鉄京都駅」は安価だし部屋も綺麗でアメニティもいいし、とにかくとても便利。新幹線の改札出たら一分以内にいけるのがいい。母のお気に入りのホテルだ。
京都観光はここのホテルをとれたらとるようにしている。

朝ご飯のバイキングをしっかり食べて8時30分には出発。チェックアウトしても、ホテルで荷物は預かってもらえる。夕方まで預かってもらった。

京都からJR嵯峨野線で嵯峨嵐山駅へ。JR使うと嵐山方面へ20分くらいでいけちゃう。

朝のニュースでは35度まで上がるという高温注意報が出ていた。麻と綿混紡の紫外線を防ぐという帽子と日焼けどめをしっかり塗って出かける。

9:07分にトロッコ嵯峨駅から出発するトロッコ列車「嵯峨野1号」の指定席を購入していたけど、JR嵯峨嵐山駅に着くのが9:00ちょうどで焦る。
といってもJR嵯峨嵐山駅とトロッコ嵯峨駅は隣同士なのですぐ乗り換え。
トロッコ列車出発2分前に乗り込んだ。
目に爽やかな緑の中を走る。

嵐山では、私が乗っていた2号車、トンネルの中みたいなところに停車。


驚いたのが、途中でトロッコ列車がストップしたこと。線路に木が倒れてたとのこと。木をどけるのにスタッフの方が列車から降りて、手動でどかせたみたい。停車した場所がいい景色のところ。ほんの10分にも満たない時間だったけど、トロッコ列車自体の乗車時間が25分間ぐらいしかない短い旅なので、かえってラッキーだったかも!?


亀岡駅到着後、そのまま嵯峨野2号で引き返すか、それともバスに乗って保津川下りのスタートのところまで行くか迷う。
保津川下りはやってみたかったけど、前日にふと、お盆の時には水辺に近づくのはよくないのかなーと思ってしまった…迷信かな。

母は行きたい!というので、保津川下りへ。
迷った要因はあともう一つ、雑誌で読んで乗船代が一人4100円と知って…え!高っ!と思ったから。
でもいざ乗船してみると、この値段は妥当だとわかる。亀岡付近から保津川を下り、嵐山の渡月橋近くまで1時間40分の旅で、その間、3人の船頭さんが手動で船を漕ぎ、その間ほぼずっーとしゃべり通しなのだ。
ただ川を下っていくものだと思っていたから、思わぬエンターテイメントに驚いた。ほんとにずっと笑いっぱなしだった。

私たちのところには屋根があって直射日光は当たらないけれど、船頭さんは直射日光に晒されながら1トン近くある船を進めていく。
20代らしい一番若い船頭さんは爽やか、40代っぽいベテラン船頭さんはトークがお笑い芸人に引けを取らないレベル。一番年上の船頭さんは60~70代くらいの方で安心感があった。
若い船頭さんが中年の船頭さんにこっそりとアドバイスをもらっていたりして微笑ましかった。
職人の素敵な仕事ぶりを見せてもらったという感じ。


3分の2ぐらい川下りが終わったときに現れた小舟の「売店」。船頭さんたちも飲み物を購入して小休憩。
私と母もわらび餅を食べた。


ちなみに船頭さんたちは嵐山に着いたあと、JRで亀岡まで戻って再び次の川下りを行うとのこと。身体を休めるのはJRに乗っている15分間だけということで、あまりの重労働に驚いた。1日で3キロほど体重が落ちるそうだ。
そうだろうな…壮絶な仕事。

川下りは風が気持ち良く、涼しかった。山の緑と空の青が目にも心地良かった。














最新の画像もっと見る

コメントを投稿