しずくな日記

書きたいなあと思ったときにぽつぽつと、しずくのように書いてます。

授業で伝えたいこと

2012-06-24 21:53:02 | 日記
なんとか採点はあと残り1クラス。
解答解説も書き終えて、あとは陶芸の成形の説明を考えるのみ。
明日は、私の親くらいの年齢の、地域の陶芸クラブのベテランの方々数人が
昨年度同様、お手伝いに入ってくださるということだから、とても心強い。
菊練り、下手なんだよね、私。。。。
今から練習します・・・。

それにしても良かった。時間が足りないかと思った。
ちゃんと普通に眠れる。。。。

3年生の実技問題では、
廃材を使ったメッセージ性のある作品のアイデアスケッチを考えるというのをやった。
なかなか面白いものがたくさんあった。
しかし、やりっぱなしで終わってはいけない。
この問題を出題した意図を伝えなければ!
一番伝えたいのは、そこ。
だから解説は大切。文章を考えた。
多かった発想法や、特に印象に残った作品に触れたあとに自分の思いを伝える。


15歳。自分のことに興味関心が高かった思春期をもうすぐ終え、
社会人として自分は何ができるのか、
ということを考える時期は近づいています。
特にみんなは、環境問題、エネルギ-問題など、
過去から積み上げられた社会の多くの矛盾と問題の中で
生きていかなければいけない世代です。

社会問題に広く視野を広げて、
自分なりの表現でアピールできる人になってください。
美術は、特に現代においては、
社会の矛盾や問題を明らかにする方法の一つとしての意味を持つようになっています。



授業時間が少ないと、ついつい技術指導で終わってしまうことがある。
でもその授業を設定した理由は、技能を身につけて欲しい、だけじゃなかったはず。
むしろ、それ以外のところの方が大きいんだよね。
美術のための教育じゃなくて、私がやってんのは、
教育のための美術。これを忘れたらダメだな。

唯一無二な自分の価値観に自信を持つこと、
自信をもって表現すること、
そして自分のことだけじゃなくて、いつかは社会へと視野を広げていくこと、
人のために何ができるか考える人になってほしいこと。

こういうことを上手く伝えるのが、私の仕事なんだ!
と思っているけど、なかなかこれが難しい。

うーん、大変。
私もまだまだ、言葉が足りないよー。
そして、お腹空いたよー。
簡単なスープとご飯だけで、今日はいい。
明日、何か美味しいものを食べよう!

言葉って大事だなあと、美術の教員になってからひしひし思っている。










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