しずくな日記

書きたいなあと思ったときにぽつぽつと、しずくのように書いてます。

クリスマスイブの空

2012-12-25 00:24:33 | 日記
いいお天気のクリスマスイブ。

街はものすごくにぎやかで、夕方の電車は満杯。
新宿やら渋谷やら繰り出す元気はないので、
近場でお買い物。
明日の美術部クリスマス会のお菓子や飲み物を調達して、
さて、自分用に何か買おうかな・・・と歩いてみたけど、欲しいものがない。
なんだか、欲がないのはいいことなのか、
はたまた、ただ生きようとする力がないだけかも・・。

あ、そういえばガラス用の電気釜が欲しかった。
でもそれはウィンドーショッピングでは買えない。

せめてケーキ、と思って寄った近所の小さいけど美味しいケーキ屋さんは、
行列ができていた・・・。
小さな街のケーキ屋さんのレジには5人のスタッフさん、
厨房の中には10人以上のパティシエさん?がいて驚いた。
大人気の様子。普段はレジに1人、厨房に2人くらいでやっている。
ホールケーキを予約してたらしいおじいさんが怒鳴っていた。
「なんですぐに商品が出てこないんだ!昨日お金払ったのに!」
・・・この店内の様子を見ればわかるでしょうに・・・。

「紹介してくれた人に文句言っとく!」と、
そのおじいさんは大声で捨て台詞を残して去っていった。
せっかくのクリスマスイブ、そんなにイライラしなくても。
7、8分待って自分の番。ショコラケーキ400円。

うちに帰って早速、コーヒーを淹れて準備。
うちのコーヒーは最近、日田天領水で淹れてるから美味しいのだ!
甘すぎないショコラケーキとコーヒーが美味しくて嬉しくなる。

せっかくの休日、映画がみたいと思ってたので、
何にしようかと迷いつつ、
Twitterで『Life is beautiful』について呟いていた人がいたのを思い出してみたくなった。
なんとなくちょっとイタリアづいているみたい・・・。

『Life is beautiful』は1997年のイタリア映画。
第二次世界大戦中のイタリアが舞台。
前半は主人公の恋愛の様子をコメディータッチで描いて、
いかにもイタリア!といった明るい雰囲気だけど、
後半部分はユダヤ人である主人公が強制収容所に送られて、
緊張感溢れるシーンが続く。
強制収容所の現実を描いていないと批判もあるというこの映画だけど、
子どもの心を守るために、「これはゲームだよ」と、
息子に対して『嘘』をつき続けたグイド(主人公)の優しさや強さにはやっぱり感動する。
私もあんな大人でいたい。
どんな暗い世相でも、大事なところはしっかり持って明るく生きていたいね。



主人公を演じた役者のロベルト・ベニーニ氏が監督でもあるこの映画、
温かい物語とちりばめられたユーモアがとても素敵、
しかも奥さん役だった可愛い女優さんはほんとに奥さんだったみたいで、
いろんな意味でほんとに素敵!と思った。
ちょっとだけ、ロベルト・ベニーニさんが江頭2:50さんに見えたりもしたけど・・。
・・・・似てると思う(笑)。


昨年はステンドの教室でクリスマス会をやったからにぎやかだったけど、
今年は先生にお孫さんができてそれどころではなくなったみたいなので残念。
今年は静かにクリスマス・イブ。映画の感慨にひたっていた。
寒いけど窓の外をみて見ると、星がきれい。
どこかにサンタさんとトナカイさんが走っているのかなあ。

床についた後、空からトナカイの鈴の音が聞こえてきたら、最高だな。





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