2月3日にもうなっている。
そして今こんな時間にお弁当箱を洗って、
ご飯を炊いている。
目を覚ますために、コーヒーをたっぷり淹れた。
家に帰るともう起きていられなかった。
こたつでぐー。
昨日は刺すように痛寒かった。
学校はどこにいてもたいがい寒い。
灯油の減るスピードが速い速い。
この寒さに体も疲れる。
学校にもし子どもがいなかったら、いかないだろうなー絶対。
そういえば今日は節分。
節分目前の昨日、ついにうちのクラスにもインフル患者が一人出てしまった。
しかもA型。
同じインフルエンザでも、B型よりA型の方が症状が重いらしい。
その生徒のところに電話して保護者の方と話をすると
朝から39度の熱が全く下がらず、一日うなっているという。
かわいそうに・・・。
とにかく熱だけでも早く引いて欲しい、熱があると苦しいもんね。
学年全体では、既に学級閉鎖基準のクラス数の2割の欠席者を超えたクラスも出た。
明日以降、学級閉鎖になるクラスもある。
期末テスト範囲まで授業が進まないなど問題は出そうだけど、まあ、健康第一。
今まさに『鬼』が学校に蔓延中だ。
こんなに寒くて病気だって蔓延中の学校なのに、病気以外の子は休まずにみんな来るなあ・・・。
確かに、休み時間にストーブの周りできゃっきゃっと騒いでいる子どもたちを見てると、
一人でいるよりはずーっと楽しいことが多いんだろうと思う。
授業中は意識を失っている子もいるけど・・・。
うちのクラスの美術の時間に、鑑賞をおこなった。
自分のクラスで、反応を試してみる。
面白いものにはとことんのってくるけど、
そうでなかったら意識を失う男子の多いクラスなので、
何かと基準になる(笑)。
あんまり反応が良くなかったら、内容を改訂しなければ。
浮世絵、あと琳派の作品を通して、日本の美術の面白さや特徴を知るというもの。
一昨日、遅くまでパワポでプレゼン用のスライドを作った。
鑑賞の授業は難しい。先生方がみな悩む。
研究会のテーマとしてもたびたびあがってくる。
生徒が面白がる鑑賞教材は、のどから手が出るほど欲しいが、ほとんどない。
ないので、自分で作るしかない。
琳派は今で言えば、ゴージャス&スタイリッシュデザイナー集団である。
尾形光琳「紅白梅図屏風」(横にスライドすると全部見えます。)
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クリムト「接吻」
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尾形光琳の紅白梅図はクリムトに影響を与えたというけど、
確かになるほど。豪華絢爛、キラキラ、装飾的。
俵屋宗達「風神雷神図」(横にスライドさせると全部見えます。)
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尾形光琳「風神雷神図」
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酒井抱一「風神雷神図」(横にスライドさせると全部見えます。)
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写真の大きさがー・・あー、まちまち(^^;)。
みにくくてごめんなさい・・・。貼り付けるとこうなっちゃう。
俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一がそれぞれに描いた「風神雷神図」を見せると、
生徒たちが口々に
「構図がちょっと違う。」
「色が違う。」
「酒井抱一さんのは、なんか軽い。」(笑)
など思ったことを言う。
反応は悪くない。ビジュアル世代はビジュアルがあるとわりとすぐにのってくる。
余白の使い方、人物(神様だけど)の表現の仕方を、同時代の西洋の作品と比較してみる。
レンブラントの「夜警」を使う。
レンブラント「夜警」(横にスライドさせると全部見えます。)
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「日本のはリアルじゃない。漫画みたい。」
「背景がない、描かれていない。」
「日本のには影がない。」
などなど、気づいたことを言ってもらう。
また、浮世絵の作品をたくさん見せた。
喜多川歌麿の美人画、写楽の役者絵、葛飾北斎の作品、歌川国芳の。
ここらへんは、小話をたくさん入れると楽しい。
まあ全て、本で得た知識だ。本って大切~!
「みんなおんなじ顔~!」
「どこが美人なんだ~???」
とか、反応様々。
でも浮世絵は盛り上がるね、みんな興味を持つ。
喜多川歌麿の美人画がなぜ爆発的に売れたのか、(写楽のは全然売れなかったとか)、
北斎には娘がいて、彼女も画家。娘の作品は西洋の遠近法を取り入れたものだ、とか、
歌川国芳の「東都 三つ又の図」の左側画面にうっすら見える塔のようなものが、
東京スカイツリーの出現を予言したものだと言われて騒がれたとか。
(これはテレビでもやってたらしくて、知ってる子が数名いた。)
そういえば、歌川国芳展、12日まで六本木ヒルズのギャラリーで展覧会やってるみたい。
行きたい~♪
動物の擬人化した作品とか、漫画みたいでかなりポップ。面白い。
聞いてみたら、クラスで一人だけ、既に家族で観に行ってた子がいた。
美術部員、さすがね。
歌川国芳「東都 三つ又の図」(これも横にスライドさせると全部見えますよ。)
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写真でかすぎだー。でもほんとにスカイツリーだな、これ。
興味ある方は、「歌川国芳 スカイツリー」でググってみるとすぐ出ます。
でも本当はどうやら、井戸掘り用のやぐららしい。
でもそれにしては、高すぎない?!
謎は謎のままが面白い。
国芳は本当に未来をみたのかもしれないな。
で、面白い美術文化があるにも関わらず、西洋の文化が入ってくるに従って、
日本人は日本の美術作品を「拙い、ダメなもの。」として蔑む傾向が出てきて、
それに「待った!日本は素晴らしいのよ!」と言ったのが、明治政府が雇ったフェノロサ。
フェノロサが日本画の特徴として挙げた5つの要素を生徒にも話す。
最終的には、日本文化の担い手である子どもたちに、
自分の国の文化に興味関心を持ってもらえたらそれでいい。
でもこの子たちが大人になったとき、日本ってまだあるのかしら・・・
素朴な疑問が頭をよぎったけど。
反応は悪くなかった。浮世絵は漫画みたいで面白いもんね。
北斎漫画を見せたら、男子が食いついてた(笑)。
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明日もおんなじことを別のクラスでしゃべることにする。
6回もおんなじこと言ってたら、自分が飽きそう・・・。
そんなこんなで、インフルにも寒さにも負けず、
がんばろ。(まとまってない・・・)
そして今こんな時間にお弁当箱を洗って、
ご飯を炊いている。
目を覚ますために、コーヒーをたっぷり淹れた。
家に帰るともう起きていられなかった。
こたつでぐー。
昨日は刺すように痛寒かった。
学校はどこにいてもたいがい寒い。
灯油の減るスピードが速い速い。
この寒さに体も疲れる。
学校にもし子どもがいなかったら、いかないだろうなー絶対。
そういえば今日は節分。
節分目前の昨日、ついにうちのクラスにもインフル患者が一人出てしまった。
しかもA型。
同じインフルエンザでも、B型よりA型の方が症状が重いらしい。
その生徒のところに電話して保護者の方と話をすると
朝から39度の熱が全く下がらず、一日うなっているという。
かわいそうに・・・。
とにかく熱だけでも早く引いて欲しい、熱があると苦しいもんね。
学年全体では、既に学級閉鎖基準のクラス数の2割の欠席者を超えたクラスも出た。
明日以降、学級閉鎖になるクラスもある。
期末テスト範囲まで授業が進まないなど問題は出そうだけど、まあ、健康第一。
今まさに『鬼』が学校に蔓延中だ。
こんなに寒くて病気だって蔓延中の学校なのに、病気以外の子は休まずにみんな来るなあ・・・。
確かに、休み時間にストーブの周りできゃっきゃっと騒いでいる子どもたちを見てると、
一人でいるよりはずーっと楽しいことが多いんだろうと思う。
授業中は意識を失っている子もいるけど・・・。
うちのクラスの美術の時間に、鑑賞をおこなった。
自分のクラスで、反応を試してみる。
面白いものにはとことんのってくるけど、
そうでなかったら意識を失う男子の多いクラスなので、
何かと基準になる(笑)。
あんまり反応が良くなかったら、内容を改訂しなければ。
浮世絵、あと琳派の作品を通して、日本の美術の面白さや特徴を知るというもの。
一昨日、遅くまでパワポでプレゼン用のスライドを作った。
鑑賞の授業は難しい。先生方がみな悩む。
研究会のテーマとしてもたびたびあがってくる。
生徒が面白がる鑑賞教材は、のどから手が出るほど欲しいが、ほとんどない。
ないので、自分で作るしかない。
琳派は今で言えば、ゴージャス&スタイリッシュデザイナー集団である。
尾形光琳「紅白梅図屏風」(横にスライドすると全部見えます。)
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クリムト「接吻」
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尾形光琳の紅白梅図はクリムトに影響を与えたというけど、
確かになるほど。豪華絢爛、キラキラ、装飾的。
俵屋宗達「風神雷神図」(横にスライドさせると全部見えます。)
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尾形光琳「風神雷神図」
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酒井抱一「風神雷神図」(横にスライドさせると全部見えます。)
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写真の大きさがー・・あー、まちまち(^^;)。
みにくくてごめんなさい・・・。貼り付けるとこうなっちゃう。
俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一がそれぞれに描いた「風神雷神図」を見せると、
生徒たちが口々に
「構図がちょっと違う。」
「色が違う。」
「酒井抱一さんのは、なんか軽い。」(笑)
など思ったことを言う。
反応は悪くない。ビジュアル世代はビジュアルがあるとわりとすぐにのってくる。
余白の使い方、人物(神様だけど)の表現の仕方を、同時代の西洋の作品と比較してみる。
レンブラントの「夜警」を使う。
レンブラント「夜警」(横にスライドさせると全部見えます。)
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「日本のはリアルじゃない。漫画みたい。」
「背景がない、描かれていない。」
「日本のには影がない。」
などなど、気づいたことを言ってもらう。
また、浮世絵の作品をたくさん見せた。
喜多川歌麿の美人画、写楽の役者絵、葛飾北斎の作品、歌川国芳の。
ここらへんは、小話をたくさん入れると楽しい。
まあ全て、本で得た知識だ。本って大切~!
「みんなおんなじ顔~!」
「どこが美人なんだ~???」
とか、反応様々。
でも浮世絵は盛り上がるね、みんな興味を持つ。
喜多川歌麿の美人画がなぜ爆発的に売れたのか、(写楽のは全然売れなかったとか)、
北斎には娘がいて、彼女も画家。娘の作品は西洋の遠近法を取り入れたものだ、とか、
歌川国芳の「東都 三つ又の図」の左側画面にうっすら見える塔のようなものが、
東京スカイツリーの出現を予言したものだと言われて騒がれたとか。
(これはテレビでもやってたらしくて、知ってる子が数名いた。)
そういえば、歌川国芳展、12日まで六本木ヒルズのギャラリーで展覧会やってるみたい。
行きたい~♪
動物の擬人化した作品とか、漫画みたいでかなりポップ。面白い。
聞いてみたら、クラスで一人だけ、既に家族で観に行ってた子がいた。
美術部員、さすがね。
歌川国芳「東都 三つ又の図」(これも横にスライドさせると全部見えますよ。)
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写真でかすぎだー。でもほんとにスカイツリーだな、これ。
興味ある方は、「歌川国芳 スカイツリー」でググってみるとすぐ出ます。
でも本当はどうやら、井戸掘り用のやぐららしい。
でもそれにしては、高すぎない?!
謎は謎のままが面白い。
国芳は本当に未来をみたのかもしれないな。
で、面白い美術文化があるにも関わらず、西洋の文化が入ってくるに従って、
日本人は日本の美術作品を「拙い、ダメなもの。」として蔑む傾向が出てきて、
それに「待った!日本は素晴らしいのよ!」と言ったのが、明治政府が雇ったフェノロサ。
フェノロサが日本画の特徴として挙げた5つの要素を生徒にも話す。
最終的には、日本文化の担い手である子どもたちに、
自分の国の文化に興味関心を持ってもらえたらそれでいい。
でもこの子たちが大人になったとき、日本ってまだあるのかしら・・・
素朴な疑問が頭をよぎったけど。
反応は悪くなかった。浮世絵は漫画みたいで面白いもんね。
北斎漫画を見せたら、男子が食いついてた(笑)。
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明日もおんなじことを別のクラスでしゃべることにする。
6回もおんなじこと言ってたら、自分が飽きそう・・・。
そんなこんなで、インフルにも寒さにも負けず、
がんばろ。(まとまってない・・・)
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