いなか、の、じけん。

午後から３つ下の妹と地元の神社に詣でる。
バスで行こう、とバス停にいくと・・・・

・・・ないっ！　　
１日に３、４本しか出てないっ！
というわけで、地元駅から電車で行くことにする。
が、ちょうど着いた時に電車が出てしまった！
１本逃すと３０分くらいは来ない・・・。
無人駅だし、寒空の下。
コンビニもないので自販機で温かい飲み物を買い、次の電車を待った。

自然と昔話に。
小学校３年の時、４つ下の従妹と一緒に大きなお祭りに行こうと、
私と妹と従妹の３人で、うちの玄関を出たときに、
UFOをみた話になった。（頭がおかしいとか思わないで欲しい）
夢かと思っていたけど、やっぱりほんとのことだったのね、
と互いに確認。
オレンジ色の光がいっぱい出ていたよね、と。
しかし妹とは、見たUFOの大きさが微妙に違ってて、
私は握りこぶし大だけど、妹はもっと大きかったという。
うーん。人生のうちの七不思議の一つだ・・・。
それにそのあとのお祭りの記憶が全然ないという・・。


そうこう話してるうちに電車が２両で到着。
いつもは１両編成なんだけど、今日はさすがに初詣客もいるからか。
しかしドア、手動であけるんだ、未だに・・・。

たった１駅（しかし距離はかなりある）で目的の神社の駅に到着。
まずは神社に詣でる。
鳴釜伝説で有名な神社。夜だけどそこそこ初詣客もいる。
そして、
もう一個の目的は足取りも軽く、屋台！！！
B級グルメで有名になった蒜山焼きそば、焼きたてたまごカステラを購入。
どちらもアツアツをその場で。これが毎年の楽しみ～！！
妹はその後にクレープ、私はホットコーヒー牛乳もいただく。
いやあ、楽しい・・・・！！

が、屋台で。
屋台の売り子さんは妹と同じくらいの年齢のようだった。
１０００円の大きいのじゃなくて５００円パックの２つ、と言ったのに、
「５００円、１０００円？」
とぶっきらぼうに言ってくる。まあこれはいい。
でも接客業をずっとやってきた妹は、まずその失礼な口調に驚いたようだった。
その後、ものすごい上から目線的な調子で、妹に、
「袋、いる？」。
・・・・。

帰りながら妹と、あれはないよねーといいながら駅に。
妹はかなり実年齢より若く見えるけど、
１０年くらい接客業をやっていたプロだし、
最後の数年間は新人の教育係もやっていたから、
怒りもひとしおだった。


そして事件は駅でも起こる。
田舎の駅なので、向かい側ホームに行くための道がわかりづらい。
無人駅だし、親切な表示もない。
２０代後半くらいの女性が妹に尋ねた。

「向こう側行くのに、どうしたらいいの～？」

は？？？？？
初対面ですよ、普通は敬語でしょ、そこは・・。
妹も私もどうやら同じことを思ったようで、顔を見合わせた。
私が向かい側ホームへの行き方を伝え、
妹が、どこからいらっしゃったんですか？
と、ことさら敬語を強調して尋ねた。

「岡山だけど～。」
これまた敬語使えず。
そのまま無言で話は終わった。

私も妹も、完全に敬語が使えるわけではもちろんない。
けど、今日出会った２人は、
まるで敬語の存在を知らないかのようなしゃべり方だった。
そういえば今日、家を出る前、母が卒業生（もう３０代）から来た年賀状で、
「今度またお茶しようね。」と書かれていたのを見て、
この年齢になっても敬語がちゃんと使えないのね～と嘆いてたのを思い出した。

教育が悪いのだろうか。
このけじめのないダラダラ感・・。
田舎だからなのかなあ。


きちんと話すことって大事なんだなあ、
とある意味、責任も感じた元旦でした。