しずくな日記

書きたいなあと思ったときにぽつぽつと、しずくのように書いてます。

ありがとうを、突然に

2012-02-17 23:46:08 | 日記
授業のない今日は、学校でもフリータイム!!
と思ってたけど、突如、午後から担任業で忙しくなる。
他の実技教科の先生が、
「授業がないなら、年休とっちゃえば?」
と言ってたのに納得。
でもクラスがあるとなかなかそうもいかず。
遅ればせながらインフルB型が流行りだしたから、
その対応でもいろいろ大変だった。

凹版画の補習も、補習対象クラスに連絡してくれた先生が、
「凹版画」の「凹」(おう)の字の読み方が思い出せず、結局仕方なく
「おまえらー、ボコ版画の補習あるぞー、行けよー。」
と伝えたと聞いて、今日はだれもこないな・・と思ってたら、わんさか来る。
作るスピードは人それぞれで、どうしても補習がいる。
スピードすら、個性かもしれないと思う。
補習は減点対象にする実技教科の先生も多いけど、
細かいところにこだわったり凝ったりする子もいるから、
そういう風にはしない。ただの制作時間と場所と道具の提供。
今日刷った子は、かなりきれいにできた。が、教室はどん!と汚れる。
生徒が帰ったあと、冷たい美術室で掃除をし、流しを洗って、
そこから残業本編開始だから、遅くなるのは仕方ない。
管理職に、見てると心が痛くなる忙しさだねー、と言われる。
だったら来年度はなんとかしてくださいね。

残業してたら、結局、夕食の材料も買えない時間になってた。

と、携帯に父から電話。めったに電話なんてしてこない人が。
嫌な予感がした。

悲しいしらせだった。
近しい親戚の、仕事中の事故死。高所からの転落だった。
明日家族で温泉に行く予定だったらしい。
父のいとこにあたる人だけど、年齢は私に近かった。

父が「人はいつ死ぬかわからないね。」としみじみ言う。
いつもは必要な情報しか言わない父だけど、
「毎日大事に生きなさいよ。で、元気で。順番でない死は周りも辛い。」
と言って電話を切った。

生きているのなんて大前提なんだけど、そっか、いつかあっけなく死ぬ時がくる。
何気ない今日の連続のような毎日は、当たり前のものではないんだと気づく。
人の死に直面してようやく、
周囲の人が普通に元気でいること自体が幸せなことなんだと気づく、このぼんやり加減。

関わる人全てに、今日も元気でいてくれてありがとうございます、
といいたくなった。
だれ一人、この世界から消えませんように。






















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