しずくな日記

書きたいなあと思ったときにぽつぽつと、しずくのように書いてます。

夢に遊ぶ日々

2011-12-03 23:41:19 | 日記
アニメーションが見たい!
と言っても、日本のテレビでやってるのではなく・・・。
アニメ好きなんです私。最近見てなくて、ちょっと悲しい。

昔、偶然にNFB(カナダ国立映画庁)が出した傑作選DVDと出会ったのがきっかけ。


美しい色、独創的な形。使う材料も砂、ビーズ、粘土など多様。
こんな自由な世界があるんだ・・・と深く感じた作品群。
てか、国がアニメーション作りをあつく保護してるなんて、カナダってなんて素敵な国。

その後、日本人のアニメーション作家 山村浩二さんが編集した『国際アートアニメーションインデックス』DVDを購入して、
東欧の不思議なアニメーションの魅力にもハマった。


もちろん山村浩二さんの作品も。
江戸落語を下敷きにしたお話『頭山』、カフカの小説をアニメ化した『田舎医者』。
暗いが好きだ。部活の生徒に『頭山』を見せると「暗すぎるよ・・・」と不評だったけど・・・。
『田舎医者』はさらに暗い。揺れる画も不安を誘う。
生きることなんて辛いことなんだよというカフカのつぶやきが聴こえてくる。



そして最も私が好きなのは、フローランス・ミアイユ。油絵がそのまま動き出す不思議。
『官能的』と評されている彼女の作品は、たしかに身体の深いところを揺さぶるものがあるように思う。
とっても魅力的だ。公衆浴場をテーマにした『ハマム』は絵にリズムがあって、何度もみてしまう。



美術教師と言っても中学生相手にバタバタと事務仕事で暮れていく日々。

小さな頃の夢は童話作家で、今でもポツポツお話を書いている。
心が渇いて苦しくなったらこういうDVDを見て、夢の世界に遊ぶ。
創造の仕事は本当に素晴らしい。生きる力をくれるんだな。
アニメーションからいつも『希望』や『夢』をもらう。

私も一生に1作品でいいから、誰かにパワーを与えられる作品を書いてみたいもんだ・・・。


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