しずくな日記

書きたいなあと思ったときにぽつぽつと、しずくのように書いてます。

続きは来世で!

2015-03-31 00:48:20 | 日記
2日ぶりの出勤。もうすぐ新年度。
2日ぶりなのに、学校久しぶりって感じがした。
部活の子たちとも、ずっと会ってないような気持ちに。
学校、もう私の「ホーム」なんだなって思った。

旧クラスの片付けやらなんやら、
明日また休むからいろいろ一日でやろうとするとなかなか終わらず、
今日は間に合わず、バレエを休むことにした。
うーん・・継続は力なり、なのに!!!
振替してくれることになったから良かった。


帰ってきて、DVDで『SPIRIT』をみた。
ジェット・リーが実在の武術家・フォ・ユァンジア(霍元甲)を演じている。
ただし映画の内容は史実とはかなり異なるらしい。
以下がストーリー。Wikipediaから抜粋。


清代末期。
名門武家に生まれたフォ・ユァンジア(霍元甲)は、
父・霍恩第から病弱だと言う理由で、武術を教われなかった。
だが、兄や他の弟子たちの練習をこっそりと盗み見、
親友のジンスンの助けも借りながら、独学で習得して行った。
やがて成長し、大人になったユァンジアは、連戦連勝。
天津では彼に敵う者はいなくなっていた。
親友のジンスンすら止められない傲慢さから恨みを買い、
復讐のために母親と娘を趙一門に殺されてしまう。

生きる意義を見失い、川へ身を投げたユァンジアは、
山奥の村へと流れ着く。
流れ着いた先には、盲目の娘ユエツーと孫おばさんなどの純粋無垢な農民たちがいた。
名を偽り、村民たちと生活していくうちに、次第に生きる希望がわいてきた。
数年ぶりに戻った我が家は何も変わっていなかった。
親友のジンスンが自分の家財道具を売り払ってでも、そのままにしておいてくれたのだ。
しかし、中国は大きな脅威にさらされていた。
西洋の力持ちが「東アジアの腰抜けどもをやっつけてやる」と息巻いていた。
この力持ち・オブライアンとの対決で勝利したユァンジアは1910年6月1日、
上海精武体操学校(上海精武体育会の前身)を設立する。
これに危機を抱いた日本人の三田らが、異種格闘技戦を企てる。
1910年9月14日、異種格闘技戦が始まった――。




ジェット・リーのアクション、ここに極まれり。力強く美しい。
スピードや跳躍力がものすごいことになっている。
それにしても中村獅童さんがおいしい役だな・・・・
サムライ精神の日本人役。なかなかいいです。

スピリット 日本版予告編



アクションは魅入ってしまうほどのハイ・クオリティー。
もっと良いのは、ジェットのとっても繊細な演技。

強いけど、鼻持ちならない傲慢さがシュンシュン滲み出てた前半部から、
恨みを買って母子を殺されて何もかもに絶望した中盤部からの魂の抜けたような空虚な表情、
そして農村で暮らしていくうちに優しさや自然に心癒されていくときの様子。
そして格闘シーンでの、この凛とした表情。
思わずスクリーンショット。ジェットが美しい。
でもものすごく動きが速いからどうしてもぶれるよ!



豊かで芯のある演技をする。昨日の『ハード・ブラッド』とは全く違う。
人生経験を経た深みを感じた。




マーシャル・アーツは素晴らしい。
人に勝つのではなく、自分に打ち克つためのものだ。
自分の弱い心に。しかも、力で、じゃないところがいい。



昔、実は少しやってたけど、やめてしまったのよね・・・・。
だからこんなに魅力を感じるのかも。

中学や高校時代、運動部で随分としごかれていたわりには、
ご飯が食べられなくなったり眠れなくなったりと、
精神的な弱さでものすごく苦しんだ。
気が強いわりにはもろい、めんどくさいやつだった。


そんなふうに昔から人一倍、弱いことを自覚してたので、
少しでも鍛えようと思って始めたことだったけど、
ある日、武道場に行くのが突然怖くなった。
なんでか、牢獄に閉じ込められたような気持ちになったのだ。
先生をはじめ、みんなとても優しかったのに。
何がそんなに怖かったのか、しばらくして辞めてしまった。



先生は「弱い人が強くなったときが最強なんだよ。」と、
私をよく励ましてくださっていた。
武術の達人は、人の心までお見通しのようだった。




たぶん、武術が強いということは、
心が波立っていないということなんだと思う。
よく磨かれた鏡のようになるのだろう。
だから、相手のことがよく心に映るのだろう。


後悔している。私は今もきっと曇った鏡のままの心だ。
でももう今は、やっていることをしっかりと継続することが大切だ。
身体を動かしながら考えること自体はかなり性にあっているので、
バレエの方を辛いと思う時も挫折しないでやってこうと思った。
武術は来世で!!
(『続きはWebで!』に似てるね・・・どうでもいいや。)



ジェット・リーをみてると、
美しくピカピカに磨き上げられた心の持ち主なんだと思う。
そういう風に私もなりたい!!

ジェット・リー、カッコいい!も、もちろんそうなんだけど、
どちらかっていうと『武術っていいな!!』と思わず言ってしまう映画。
アジアの人間なら特に。心熱くなる。


もちろん、普通にジェットがカッコいいのも、いい! 
はい、そこはそこで結構大事よ!


































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