今日は高校入試の合格発表日。
3年の授業ばかりだった金曜日は、これからしばらくOFF。
1年生の教科所見に精を出す。
続々と合格発表の結果を持ち帰る3年生達。
今年は撃沈した子が多かったらしい、赤く泣きはらした目、目・・・。
担任の先生が肩を抱いて励ます。
普段、生真面目で一生懸命だった子が落ちている。
反対に、授業は不真面目でも塾でテスト対策の勉強に勤しんでいた子は難関に受かっている。
試験は、無情だ。
3年担任だったとき、初めての進路指導で戸惑いながら生徒と頑張った1年間。
第一志望も、第二も第三もダメだった生徒が、泣きながら学校に電話をかけてきたのを思い出す。
すんごい生意気で、俺は賢い!と、
今の内申ではどこもおそらくやばいことをこちらが暗ににおわしてもちっとも聞かなかった。
やっぱり全部ダメだった。
滑り止めの私立併願だけが合格だった。本人的に、相当不本意な高校。
発表校の近くの駅の公衆電話から、その子は泣きながら電話をかけてきたのだった。
小さい子どものように、しゃくりあげながら名前をいい、ただ
「・・・落ちた・・・」とだけ、あとはずっと泣いていた。
電話を置かず泣き続けるその子にかける言葉もなくて、私も涙が自然に流れた。
中学校受験を経験している子もいるけど、
たいがいの子にとって高校受験が人生最初の大きな関門だ。
私は、中3受験前に不眠症になり、心療内科にお世話になった。
第一希望の高校には行けたけど、高1でまた心身の状態が大きく崩れた。
早朝に点滴を打って通った、暗黒の高校時代。
そう、15歳、何かと辛い時期なんだ。
今日、落ちた子たち、
今は辛いだろうけど、辛さはずっとは続かないから。
新しい高校で、友達もできる、きっと好きな子もできる。
必死になることもできるかもしれない。
午後から市の図画工作・美術研究会へ。
普段は乗らない京浜東北線を逆方向に乗ってしまい、蒲田でようやく気づく。と、東京!?
行くの磯子だってばー!!!!
来年度から新教育課程の完全実施。それに向けての題材の研究発表が主。
題材発表が続き、
図画工作科の先生方、スライドに言ってることが全部そのまま書いてあって眠いぜい。
中学美術科、横浜市立中学美術界隈では有名どころの先生方ばかり、
さすがにうまくまとめて話す。目が覚める。プレゼンの技術は大切だね。
ラストは初任者研修でお世話になったM先生のお言葉。
教育委員会を出て、昨年、中学校の校長先生になられた。
研究発表にも拍手一つしない厳しく冷たい会場も、
この先生が登場するとあたたかい空気が流れる。この人やっぱりすごい!
先生がお話された中に、そんなことがあったんだーとびっくりしたことがあった。
去年の11月~今年2月にかけて、全国の小・中学校から無作為に抽出された、
小学校119校、中学校104校で、
「特定の課題に関する調査(図画工作・美術)」という調査があったらしい。
なんと、文部科学省が美術の実技のテストを全国的にやったらしいのだ。
知らなかったよーん・・・・。
その内容と評価が面白かった。
目的は、図画工作・美術がどれほど子どもの創造力を育てているかの調査だそうだ。
例えば小学校では、「はさみ」の形と働きからイメージする、新しい動物を作ってください、という問題。
その答えの絵もなんともユニーク。羽がはさみの持ち手のような飛ぶやつとか。
足が4本、はさみの刃で、「足で草を刈って食べます。」と解説が書いてあったり。
やるじゃん小学生!!
中学校では、「休憩」を表すピクトグラムをデザインしてください、という問題。
これも、なかなかだった。実際使えそうなのがどしどし出てた。
文科省のホームページで詳細が見られると聞いたので、先ほど見てみたけど、
Not Found だった。もっと詳しく見てみたい。
M先生は最後に、
図工や美術で新しい技能や効果を身につけつつ何かを完成させていく経験は、
今後の人生に置いてあらゆる場面での問題解決力につながるものだから、
いろいろみなさん学校行事や事務的仕事で大変かもしれませんが、
子どもの心を躍らせ、作ろうという気持ちにさせるような題材をたゆまず研究していきましょう。
とおっしゃった。
M先生ご自身がそういう真摯な方だから、自然と会場から大きな拍手が沸き上がっていた。
仲良しの先生は3年担任で、さすがに今日は学校を出られないよーと連絡があり、
ちょっと残念。M先生のお話、良かったよ。
豆乳入りコーヒーを飲むつもりで入ったお店には、豆乳がなかったので、ココア。
ココアもあったまって美味しいね。
不合格だった受験生たち、ずっとずっとこれからもみんなの人生の時間は続くんだ。
どうか落ち込まないで、ココアでも飲んで。
この子たちの幸せを、保護者さんたちは言うまでもなくだけど、
関わった私たち教員も、みんなみーんな、心から願って働いているんだから。
3年の授業ばかりだった金曜日は、これからしばらくOFF。
1年生の教科所見に精を出す。
続々と合格発表の結果を持ち帰る3年生達。
今年は撃沈した子が多かったらしい、赤く泣きはらした目、目・・・。
担任の先生が肩を抱いて励ます。
普段、生真面目で一生懸命だった子が落ちている。
反対に、授業は不真面目でも塾でテスト対策の勉強に勤しんでいた子は難関に受かっている。
試験は、無情だ。
3年担任だったとき、初めての進路指導で戸惑いながら生徒と頑張った1年間。
第一志望も、第二も第三もダメだった生徒が、泣きながら学校に電話をかけてきたのを思い出す。
すんごい生意気で、俺は賢い!と、
今の内申ではどこもおそらくやばいことをこちらが暗ににおわしてもちっとも聞かなかった。
やっぱり全部ダメだった。
滑り止めの私立併願だけが合格だった。本人的に、相当不本意な高校。
発表校の近くの駅の公衆電話から、その子は泣きながら電話をかけてきたのだった。
小さい子どものように、しゃくりあげながら名前をいい、ただ
「・・・落ちた・・・」とだけ、あとはずっと泣いていた。
電話を置かず泣き続けるその子にかける言葉もなくて、私も涙が自然に流れた。
中学校受験を経験している子もいるけど、
たいがいの子にとって高校受験が人生最初の大きな関門だ。
私は、中3受験前に不眠症になり、心療内科にお世話になった。
第一希望の高校には行けたけど、高1でまた心身の状態が大きく崩れた。
早朝に点滴を打って通った、暗黒の高校時代。
そう、15歳、何かと辛い時期なんだ。
今日、落ちた子たち、
今は辛いだろうけど、辛さはずっとは続かないから。
新しい高校で、友達もできる、きっと好きな子もできる。
必死になることもできるかもしれない。
午後から市の図画工作・美術研究会へ。
普段は乗らない京浜東北線を逆方向に乗ってしまい、蒲田でようやく気づく。と、東京!?
行くの磯子だってばー!!!!
来年度から新教育課程の完全実施。それに向けての題材の研究発表が主。
題材発表が続き、
図画工作科の先生方、スライドに言ってることが全部そのまま書いてあって眠いぜい。
中学美術科、横浜市立中学美術界隈では有名どころの先生方ばかり、
さすがにうまくまとめて話す。目が覚める。プレゼンの技術は大切だね。
ラストは初任者研修でお世話になったM先生のお言葉。
教育委員会を出て、昨年、中学校の校長先生になられた。
研究発表にも拍手一つしない厳しく冷たい会場も、
この先生が登場するとあたたかい空気が流れる。この人やっぱりすごい!
先生がお話された中に、そんなことがあったんだーとびっくりしたことがあった。
去年の11月~今年2月にかけて、全国の小・中学校から無作為に抽出された、
小学校119校、中学校104校で、
「特定の課題に関する調査(図画工作・美術)」という調査があったらしい。
なんと、文部科学省が美術の実技のテストを全国的にやったらしいのだ。
知らなかったよーん・・・・。
その内容と評価が面白かった。
目的は、図画工作・美術がどれほど子どもの創造力を育てているかの調査だそうだ。
例えば小学校では、「はさみ」の形と働きからイメージする、新しい動物を作ってください、という問題。
その答えの絵もなんともユニーク。羽がはさみの持ち手のような飛ぶやつとか。
足が4本、はさみの刃で、「足で草を刈って食べます。」と解説が書いてあったり。
やるじゃん小学生!!
中学校では、「休憩」を表すピクトグラムをデザインしてください、という問題。
これも、なかなかだった。実際使えそうなのがどしどし出てた。
文科省のホームページで詳細が見られると聞いたので、先ほど見てみたけど、
Not Found だった。もっと詳しく見てみたい。
M先生は最後に、
図工や美術で新しい技能や効果を身につけつつ何かを完成させていく経験は、
今後の人生に置いてあらゆる場面での問題解決力につながるものだから、
いろいろみなさん学校行事や事務的仕事で大変かもしれませんが、
子どもの心を躍らせ、作ろうという気持ちにさせるような題材をたゆまず研究していきましょう。
とおっしゃった。
M先生ご自身がそういう真摯な方だから、自然と会場から大きな拍手が沸き上がっていた。
仲良しの先生は3年担任で、さすがに今日は学校を出られないよーと連絡があり、
ちょっと残念。M先生のお話、良かったよ。
豆乳入りコーヒーを飲むつもりで入ったお店には、豆乳がなかったので、ココア。
ココアもあったまって美味しいね。
不合格だった受験生たち、ずっとずっとこれからもみんなの人生の時間は続くんだ。
どうか落ち込まないで、ココアでも飲んで。
この子たちの幸せを、保護者さんたちは言うまでもなくだけど、
関わった私たち教員も、みんなみーんな、心から願って働いているんだから。
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