「イカパーチー開催じゃ~っ!」
sukeさんの号令で、イカがわしい人々が内房某所に集結するとのことで、清廉潔白なワシも、そろそろ歳相応にイカがわしくなろうと予定を立てたが、午前中の仕事が延びてしまい、その後の予定がすべて間延びしてしまった。
その後の予定のひとつがこれ、房州わんだぁらんど(南房総限定のSNS)の開設2周年記念大オフ会(於:ローズマリー公園内)だ。
ワシはこの中で、ちんまりとだが釣りのコミュを管理していて、その関係で顔出し程度だが参加させていただいて来たのだ。
バター作り大会や、貝細工の体験ブース、バザー、鋸南町の子供達によるアジなパフォーマンス、フラダンス等。
初めてお会いする人が多くて少々戸惑いもあったが、皆さんフレンドリーで、なんとか受け入れてもらえたようで、想像以上に楽しめた。
バター作り大会では、日頃の鍛錬(遠投竿振り)のおかげか、なんと1グループで優勝(大げさ?)してしまい、その流れでミニラジオのインタビューを・・・・
そんなことで、あっという間に午後3時を回ってしまい、イカパーチーへ向うにはかなり無理な状況に・・・・そんなわけでsukeさんへ電話すると・・・。
「ど~も!・・・こっちは西風とその波気で、まともに釣りにならないっす。うん・・・・なんとか1杯は確保したけどね。・・・このままだとわざわざ来るほどでもないから、桜の園さん達が南房に向かったから、そっちへ直行した方がいいかもよ?うん・・・」
「・・・ごめん。う~~む・・・そうする。」
短くすると、こんなやり取りが合って南房へ・・・
まだ陽のあるうちに釣り場に着いてみると、先行者は居るがなんとか我々の釣座は取れそうだ。
しかし、相変わらず大西が吹いていて竿を出す気になれず、風が落ちるのを待つ・・・
日没と共に風が落ちたので、桜の園さん・イナッコさんと3人で早速実釣開始。
うねりも徐々に収まってきたが、偶にフグが針を失敬していくだけで、一向にアタリが無い。
前夜に入ったロコパパさんはそこそこ釣っていたので、そのうち時合いが来るだろう・・・と長期戦を覚悟。
20時過ぎに、はぐれアジ?が来たが状況は変わらず、半ば諦めが心を支配し始めたとき・・・
「湾の奥のほうで釣ってる人が、そこそこ上げてるらしいよ・・・」
・・・と買い物へ出ていた桜の園さんが情報を入手、すぐに桜の園さんだけそちらに移動する。
・・・22時頃、桜の園さんから入電。
「こっちでも連続して食うようになったよ。・・・どうする?」
「ええ~っそんなところで?・・・こちらでも食いだすかもしれないから、もう少し粘ってみます。」
しかし、付け餌がそのまま帰ってくる状況に終に忍耐の限界が来た。
最小限の用意で、桜の園さんの釣座まで移動したとき・・・
「・・・おう! 力糸の継ぎ目から行っちゃったよ!・・・pingさん仕掛けで引っ掛けてぇ!」
沖合いに見え隠れするLED、どうやら魚が付いたままらしい。
そうこうしているうちに、水中深く消えていってしまった。
「湾の中心付近がポイントから、やってみて・・・」
「うわっ・・・近いっすね。逆に投げづらい・・・」
そう、近すぎて逆にコントロールが難しいのだ。
3投目でようやく指示された辺りに入った。
すると、静かな海面に、・・・ス、スス~ッ・・・とウキが入る!
「お?・・・居ましたね。」(やっぱ、小さいか)
内心そう思いつつ抜き上げてみてびっくり!
27・8cmある良型!
潮の動きが無い分、頻繁に誘いを掛けないとコマセが出ないような静かな湾内だが、魚群が周回している様で、パタパタと釣れては沈黙・・・というパターンが続いた。
満潮の潮どまりで少々休憩した後、
「こんどこそ、いつもの場所で出るだろう・・・」
元居た場所に再移動。
午前3時を回った辺りから、ようやくカゴ釣りらしい勢いのあるアタリが出始め、久々に30cmに届くものも出て、
「ここまで、長い道程だったねぇ~」
「そうですね~でもあんな奥で釣れるとはね。小鯵なら解るけど・・・なんか納得いきませんね。」
良型アジの気合の入った引きを楽しんでいると、あっという間に夜明けが来た。
そういえば、イカ釣り用にエギを4本も買ったのに・・・
sukeさん、イカはまた今度教えてちょ!
日時:2008年11月23日 若潮
場所:館山某所 18:30~翌5:30
釣果:アジ 20~30cm×24尾