エアポケットのように仕事の隙間が生まれたので、
『夜から南房へ・・・』
・・・と思ったが、風はよいもののうねりが取れていないようなので敬遠、翌朝ゆっくり起きてから今期3回目のズリズリへ!
午前9時頃着、平日なのに混雑している駐車場、海側がなんだか騒がしい・・・・
「げっ! ・・・漁船!」
ちょうど前回確率の良かったポイントの前を流している!
そりゃそうだ、昔からこの辺りは青柳漁の漁場だった。
こちらは遊び、向こうは仕事。
おこぼれを少しいただいて帰りますか・・・
という訳で少し離れた場所で開始。
やはりこの辺りも漁船が流したらしく沖目は全くと言っていいほど掛からない。
30m以内の岸近くのほうがまだましなので、掛りが悪くなったら横へ小移動を繰り返して数を稼いだ。
昼前に休憩に駐車場に戻り、ズリ果をクーラーに移して再戦!
位置を駐車場下にしたのが悪かったこともあるが、昼時とあって休憩にきたドライバーや平日休みのギャラリーが入れ替わり立ち替わり声をかけてくる。
その中の一人が・・・・
「オヤジさん!オヤジさん!」
振り仰ぐと明らかにワシよりも年上と思われるファンキーな御仁が・・・
「オヤジさん! 何が釣れるの?」
「えっ?・・・青柳ですよ。・・・引っかけてるのだけどね。」
返事は冷静に返したが、内心は・・・・
『お・・・オヤジさんって・・・あんたのほうがオヤジさんじゃね?』
ひょっとして自分より年上と思って見られているのか・・・
その御仁よりもワシは老けて見えるのだろうか・・・
・・・と、激しく動揺した。
翌日、その顛末を職場で話して率直な意見を求めたところ、失笑といたわりの言葉しか帰ってこなかった。
「ふ~~~~ん、やっぱそうなっちゃいます?」
そんなわけでズリズリ後半は、動揺があって集中できず前半の半分程度で終了。
見た目は極めて単調な作業なのだが、針先の角度や、リーリングのスピードなど、結構微妙な感性が要求されること、そして何よりも平常心でズリ続けることが重要であることもわかった。
面白い。
オヤジであることは認める。 でも心は・・・・あの頃のまま・・・・だ!
日時:2009年4月16日 中潮
場所:湾奥某所
ズリ果:バカ貝=青柳 たくさん!