今回は久々に単独行か・・・と思っていたら・・・
「海辺のオープンカフェでお持ちしてますわ・・・」
・・・と、桜 園子さんからのお誘いが!
かみさんに悟られないように、そそくさと準備をして向かったのは南房某所。
現地着くとオープンカフェには人気は無く、園子さんとお友達のⅠさんの2名が既に釣り場に待機していた。
予報は南南西の風が4~5m、うねり2m・・・とあったが、釣り座に立って改めて海を観るとそれよりやや荒れている感がある。
到着した16時はちょうど満潮、ウネリが気になったが足場になるところは乾いていたので、可能と判断。
最初は、サラシを狙ってルアーを投げてみたが、開始早々に風にあおられ失速、更に波にもまれて根掛り・・・・回収不能。(ToT)/~~~
気を取り直してカゴを投げ始めたが17時過ぎて小メジナ、小鯖・・・
「前回と同じパターンならそろそろ鯵が・・・」
と思って・・・思って・・・思って・・・ウキに灯を入れて・・・思って・・・思って・・・あれ? 食わんでないの?
気がつけば20時過ぎ・・・
「はぁぁぁ~~・・・・」
ため息だけが空のクーラーを満たしてゆく・・・
そんな中、携帯が鳴る・・・
「良かったら、カフェでディナーをご一緒しませんこと?」
また園子さんから!
園子さんと&Ⅰさんは、いつのまにか海辺のカフェに休憩に戻っていて、ディナーを用意してくれていた!
席に着き夜空を見上げると、最近にしては珍しく雲が切れて月がよく見える。
オリエンタル風のパスタをメインにした軽いディナーをご馳走になり、食後のコーヒーを楽しみながら、状況分析・・・。
外房から南房にかけて全般に低調。
魚が回っている感じがしない。
居ても群れが小さい。
長くこの釣りをやってきたお二人をしても、今年の状況は異常のようだ。
嘆いていても、竿を出さねば魚は釣れない。
休憩が功を奏したか、数投しても餌が残ってきた(フグの攻撃が和らいだ)と気付いた直後にアタリ!
園子さんに撮ってもらったのは25cm弱のここではやや小ぶりの鯵
「やっと来たよ! さあ! 始まるぞ!」
と気合を入れた・・・・が、続かず。
それでも、姿を見たので集中してそのラインを責める。
・・・・流し切って、仕掛けを回収する前のひと煽りにアタリ!
ズシュルルッッッ!・・・とラインを引き出す!
途中でリールを巻く手を止めさせるような引き込みを見せて上がったのは、31cmの良型!
そしてまた数投のインターバル後にアタリ!
今度は25cmほどのレギュラーサイズ。
園子さんも釣り上げたが掛かりが浅かったのか抜き上げた直後に外れたらしく、
「あ~やだぁ~!」
・・・と云ってる間に前下がりの磯をすべって海へ・・・残念。
そしてまた中抜けがあってアタリ!
更に強烈な引きで上がってきたのは久々の尺鯵33cm!
・・・・と、文字に上では活発にアタリがあるように見えるが、実際には3時間近くかかっている。
30分に1回のアタリを信じて待つというのがどういうことかは、先輩諸兄はお判りことと存ずる。
その後、園子さん&Ⅰさんは・・・・
「もう!鯵釣りなんかしてあげないっ!」
ご機嫌ナナメ&門限?もあって帰宅され、1人釣り場に残ることに・・・。
園子さんのご機嫌をとりなす為にも、なんとか次に繋がる結果が欲しいと思ったが、穏やかになりつつあった海に再び南西風とウネリが舞い戻り、最後はフグも寝床に帰ってしまったような激渋状態になった。
日付も既に変わり、うんざりして竿を置いて高所から見渡すと、さすがに月曜日の未明だけあって海岸に人の気配は無い。
「やめよっ!」
実は前夜から持病のアレルギー性鼻炎が再発してくしゃみが止まらず、辛かったのもあってここで終了。
久しぶりに尺鯵には出会えたが、本来ならもっと数がまとまってもおかしくない夜だった。
唯一のマイナス要因は南西風か・・・逃げ場の選択肢も用意していたが、吹き方が中途半端だったので気持ちが動かなかった。
<南西風>・・・何度このキーワードで振られて来たことだろう・・・
涙の理由は、鼻炎のせいだけじゃない・・・
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日時:2009年7月5~6日 中潮
場所:南房某所
釣果:鯵25cm前後×3尾、31cm・33cm各1尾