波と風、空と雲 ver.3.0

自分に正直でいよう! 生きている限り、人生を大いに楽しもう!
そうだよな・・・フレディ

執着と固着?

2011年10月03日 | 2011年釣行記

「うん・・・・いや~午前中は泥濁りだったよ。」

 

・・・・とは、土曜日の夕方、釣り場に着いて先行者のウキフカセの方に訊いた時のことだ。

 

前線からのウネリの影響なのかかなり濁りが入っている。

既に陽が落ちかけているのでどのくらい沖まで影響があるのか解らないが、その方がもう上がると云うので入れ替わるようにして入った。

 

今回は単独釣行なので、釣友と家族に入った場所を伝えてから準備を始めていると・・・

 

「こんにちは、鯵ですか?」

 

「そうです。この風だとここしか無いかなと思って・・・」

 

初めて会う(たぶん?)方だったが、複数の方が安全だしコマセも効くし・・・

 

「よろしかったら一緒にやりませんか?」

 

「じゃあ・・・お願いします」

 

そんな訳で、名前も知らないもの同士での実釣開始は午後6時30頃。

 

今回は満潮に近いのでタナをカゴまで3m近く取る

潮流はゆっくりだが左沖へ出る悪くないパターン

5投目くらいからフグらしき餌取りが出始める。

 

ウネリが残っているので、LEDが時折うねりの影に隠れる・・・・

 

出る・・・

 

隠れる・・・

 

出る・・・

 

隠れる・・・

 

・・・

 

・・・

 

潮に乗せるようにしていたので手元に感じなかったが、ようやく25cmほどの1尾目!

 

Photo

 

潮色を見て半ば諦めていたところだったので、気力が蘇る!

 

続いて同じようなパターンでアタリ!

・・・しかし抜き上げで落ちる

(ToT)/~~~

 

ハタンポとフグを挟んで2尾目!

 

うねりと濁り・・・悪条件には変わりは無いので30分に1尾程度のペース、唯一潮流だけが+要素なのだが、徐々に弱くなり21時過ぎには止まってしまい、風でウキが流される程度となった。

 

21時過ぎには鯵どころか、フグも餌を突かないような情況となり、夕方から一緒に始めた方も帰ってしまった。

 

釣友に0時になったら止めて移動するとメールで伝えて、潮流が戻るのを待って居たとき・・・

 

「こんばんは、どうですか?」

 

「あれ?来たんだ。・・・メール見た?」

 

「えっ?・・・あ、ほんとだ。えへへっ・・・」

 

・・・とは、活性が落ちた頃にメールをくれたnorizoさんだった。

今居るところは活性が落ちたと返信をしたのだが、気づかなかったようだ。

簡単に情況を伝えたところ、風を背に出来そうな大場所へ転戦していった。

その後、結局こちらの情況は変わらず、いつもなら多少潮位が戻るまで休憩して再開するところなのだが、今回は翌朝からの団子に備え0時前に撤収、norizoさん達の入った場所に行って見たがやはり潮待ち状態らしく苦戦中だった。

(翌未明に更に移動した先で尺含みで数尾釣ったそうです!さすが!)

 

 

仮眠・・・・

 

  

 そんな事があって、翌日はお手軽釣り場で団子投げです。

朝5時に起床、堤防に出て準備をしつつ毎週来ているという方に近況を伺う。

 

「9月に入ってから少しずつだけど良くなってるかな?・・・先週は20枚ちょっと出たけど、午後が良かったよ」

 

なるほど、・・・午後か

 

帰ってからの後片付けを考えるとせいぜい昼までが良い所 

 

とにかくここ数年は(個人的に?)不調だったので、定期観測のつもりで開始。

金谷某所で釣るならコレと選んだカヤ浮き『舞烏賊Ⅱ』に、一投目からモゾモゾと団子を触るアタリが出る!

 

抜けた後・・・押さえ込むアタリ!

 

バシュッ!

  

合わせと同時にどっしりとした重量感が竿に乗る!

 

・・・でも、首を振らない。

 

ああっ・・・鯔か・・・

団子釣りには悪くない外道、キープしようかと思ったが大きさの割りに痩せていたので放流。

 

更に数投して今度は前触れの後、はっきりとした消し込み!

 

クイックイッ・・・と首を振る引きで本命のチンチン(黒鯛の幼魚)が上がる!

 

3尾釣って時計を見ると時間はまだ6時、前夜に外房へ入っていてどこかで休憩しているはずの光ちゃんに℡

 

「今、金谷某所だけど活性良いよ。・・・来る」

 

「今、道の駅で寝てた。・・・なら・・・行く」

 

と1時間後に光ちゃんが到着。

 

釣り場や道具の今昔のことなど、穏やかな海面に浮かぶウキを眺めながらの話は尽きることが無い

 

このマッタリ感がこの釣りの良さでもある。

 

・・・とは云うものの、相手は荒武者と云われる黒鯛の幼魚、簡単には騙されない。

刻々と変わる潮位に合わせて浮き下をこまめに調整しつつ、ヒイラギやカワハギなどの外道のアタリを捨てて本命のアタリを読む・・・

団子の着底直後からの一連の流れ=ウキと潮流の関係性などを追って行かないと、いつアタリがあったのか全く解らず終ってしまう。

 

話し込んでいるつもりが、本当は集中して黙り込んでいる時間の方が長いのかもしれない。

そうこうしているうちに1枚また1枚と追加して、気がつけばスカリの中がかなり賑やかになっていた。

 

Photo_2

 

 

昼前に刺し網漁船が目の前で旋回しだした頃からアタリが止まった。

 

「もう終わりかな?・・・体力的に限界」

 

「上がりますか・・・」

 

 

 今回、久しぶりに団子セットの入ったロッドケースを開けようとしたら、チャックに塩が吹いて固着してしまい開かない!

無理やり開けようとして結局壊してしまった。

改めて視てみると色あせもひどく、確かに劣化は否めない。

その事を光ちゃんに話したら・・・

 

「俺もだよ・・・」

 

と笑って真新しいロッドケースを指差していた。

 

「だはははははっ」

  

釣りっていいね♪

 

Ca3a1175

 

日時:2011年10月1~2日 中潮 

釣場:南房某所→内房某所

南房某所:アジ25~28cm前後×3尾、ハタンポ×2尾

内房某所:チンチン18~23cm×15尾、ヘダイ2尾・シマイサキ1尾