『笛物語』

音楽、フルート、奏法の気付き
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  日々の出来事など

フルート奏者・白川真理

7月2日以降の変化

2024-09-19 20:59:46 | 気付き
7月2日に口腔内が変化してからは、導火線に火が付いたように怒涛の変化が続いていました。

ただでさえ忘れっぽいのに、あまりに目まぐるしく変化するので、それに忘れてはいけない重要なポイントなどもあり(忘れて良いものもあるのだろうけれど)、このあたりでまとめておこうと思い忘備録。キーワードのみで失礼します!

・猫のヒゲ袋
・逆手抜刀術
・けんぽうたん
・肘先
・指のための意識ポイント
・霊性、内観・・わからないなりに思うことが大事。
・下駄ハイヒール
・500円玉
・親指、小指、足裏にも貴金属
・「こうすりゃいいんだ!」の応用。。左右の手を協力させない。


目下、全てとても大切ですが、この大前提はみな口腔内の変化があればこそ、かもしれません。

思うに、どんどんと「鳥」化している気がする。

岩明均の作品『七夕の国』に登場する何人かの超人。

ネタバレになるので書けないけれど、この御話しに出て来る鳥人間・・・

これも一種、三木成夫の「個体発生は系統発生をくりかえす」にも通じているような。

鳥だった頃に近付こうとフルートを吹いているのかもしれません。

鼻裏がシュっと集まり鳥の顔になったような感じになったからこそ、けんぽうたんとの相性もより良くなったのでは?とも思います。

鳥の踵は上部にあるので、下駄も同様にハイヒールに??

左右の手を協力させないは、植村先生の師であるオーレル・ニコレの言葉にもシンクロしていたことをようやく実感。

「フルートをどうやって持つか?右手の指を動かす時は左手で、左手の指を動かす時は右手で持つんだよ!」

と笑いながら冗談めかしておっしゃっていた、ということをうかがった。

今回、ようやく、この話と、協力し合わない左右の手、そして虎拉ぎが繋がった、ということです。

何年か前、左右の重心移動で、つまり右手を使う時は左、左手の時は右に、という重心移動を利用して吹いていたことがあったのだけれど、これで、それなりに音が出る様になってからは、自然と淘汰されてやっていなかった。だって大変なんだもん。

でも、これを駆使した時の、ギターの宇高さんとやった本番はとても評判がよかったのを思い出した。

今回はそれを手で。

動かす方の手はダラダラユルユルで、そうじゃない方の手は「虎拉ぎ」のテンションを作り出す。

これも数年前から椅子から人を起す技で思いついて講座で実践したりしていたのに、なんであの時フルートに、と思わなかったのか?

虎拉ぎの手ではフルートは持てない、と当時は思い込んでいたから。
でも、手の形状ではなく、要はその中身なので、形状には関係なく虎拉ぎ効果をもたらすことが出来る様になったということだと思います。

それもこれも口腔内の変化、そしてけんぽうたん効果によるものだと思う。

結局は、それができる身体か否かということかもしれません。

ちなみに、片手のみ虎拉ぎの方が階段も上りやすい気が・・


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アンティークの銀鍍金コースターを二つ張り合わせたマカロンを挟むようにした自作のハイヒール下駄の音色も中々良いのですが、こんなに素敵な「ハイヒール下駄」があるのを音楽家講座常連のEちゃんが教えてくださいました。

すぐにポチっとしていたものが昨晩届き、本日ワクワクしつつ試しましたが、とても良い。それに見た目も素敵。




硬い木でみっちりと目が詰んでいるので、桐下駄の様なカーンとした感じがないのが寂しかったので、色々とこちらにも工夫。

足裏に500円玉を挟んで吹くとかなり良い。

吉田雅夫先生も胸ポケットに500円玉を入れて吹いていた、ということを植村先生からうかがったことがある。

「僕は、そういうのよくわかんないんだよね。」と師匠は、そのたぐいのことは全くおやりにならなかったけれど、私の「アクセサリーや履物、衣装などの身に付けるもので音が変わる!」というプチ発見を咎めることなく、面白がってそんな話をしてくださった。

ということで、すぐに500円玉を思いついたのでした。
他にも色々と試して貴金属も投入すると、やはり響きとコクがグンと増す。

ちょっと料理の味付けをしているような感じもあり、面白い。

・・決してこんなことばかりやって過ごしていた訳ではなく、ちゃんとフルートもさらっています・・って何言い訳しているんだか・・