『笛物語』

音楽、フルート、奏法の気付き
    そして
  日々の出来事など

フルート奏者・白川真理

第39回東京玉翠会総会 オンライン開催 7月10日(土)

2021-07-12 15:59:48 | 日常
このコロナ禍で昨年は中止となってしまった東京玉翠会総会。

学年幹事団であるH.8年卒の皆様のお陰で、無事今回、初のオンライン開催を大成功で終えることができました。

幹事会で最初にオンライン開催のことを聞いた時は、全くイメージも湧かず案じていたのですが、想像していた以上に素晴らしかった。

まだ巷ではさほど認知されていないアメリカのスペチャルチャットというツールを探し出してきて、パソコン偏差値がとても低い私や、似たようなお仲間にも、よくわかるように何度も練習会を開き説明してくれた。

息子にスマホの質問しても、面倒くさそうに、サササっと自分でやってしまい、ホラね、というのとはもう雲泥の差である。

逡巡する同期にも「私が出来たんだんだから大丈夫!」と勧誘。
説得力はあったと思う。

恒例の「うどんで乾杯」もオンライン。
直前まですっかり忘れていてのを思い出し、急遽、冷凍うどんをチンして水でしめ、生姜と青ネギ、めんつゆでスタンバイ。

殆どはすぐに食べて、乾杯用に少しだけグラスに取り分けました。

冷蔵庫に置いてあったので、あまり美味しくはないけれど、まあこれはこれで。

コロナ禍の中で出来ないことを数え上げて嘆くよりも、出来ることを探してやっていこう、という趣旨は流石の後輩の面々。

デジタルだからこその演出も多々あり、中でも現役高高生のブラバンと応援団による校歌とエールに涙ぐんだのは私だけでなく、同期のみな、口々に言っていた。

より多くの機会を奪われている高校生に応援してもらえるというのは、より心に染みました。

閉会後はスペチャに入れなかった同期のために、より敷居の低いZoomでの同期だけの2次会。

こちらも、久々にお互いの状況を話したり、それぞれの悩みを話したり、と、とてもしみじみとよい時間となりました。

去年の自粛期間中には、すっかり自宅待機となっていたパイロットのAくんは、ロスのホテルから参加。

また飛べるようになって何よりです。
・・ああ、私もまた飛行機に乗って遠くに行きたいっ!

「ほんまにロスか?実は家なんちゃうか?」

というお約束の突っ込みもちゃんとある。

現役で仕事を続けている人も居るけれど、年齢的に「顧問」「嘱託」という役柄になった人も増えました。さらには完全にリタイアしてボランティア活動に邁進している人も。

様々な職種の人からの話はとても刺激的で面白いです。
私はお約束の「猫(ピピ)自慢」で、みんなに「可愛い!」と言われ大満足。

2時から夜8時過ぎまでの長時間のリモート飲み会、堪能しました。

900名以上が参加し、参加費無料になったかわりのクラウドファンディングも
目標額を上回って達成し、母校に多少の寄付もできることとなりました。

H8卒の幹事学年のみなさま、本当にありがとうございました!

来年はリアル開催できることを祈りつつ。



手探りの効用

2021-07-06 00:07:50 | 気付き
今年も、あっという間に半分終わってしまいました。
そして、マスクの夏がまたやってくる・・

久々の気付き、というか、気付きの記録を。

あらためて

「こんなに違うの?」

と驚いたことがあったので。

それは「手探りの効用」ということです。

重要なのは、目で見ないこと。

試してみると面白いのですが、

自分の片腕をもう一方の腕の指先で触れる。

目で見ながら触れるのと、見ないで触れるのとでの違いが、これほどあったとは、?

と今更ながらの驚きでした。

視覚は多くのことを助けてくれているし、それがあるからこそ生き延びているということはあるけれど、視覚が間に合わせてしまう分、指先の感覚は鈍る。

目を閉じて触れると、今度は、また別の感覚となり、ちょっとグルグルっとするので、今の段階では、私は目を閉じない方が良い感じ。

これは、まだ私がこの程度の感覚、ということでもあるからかもしれませんが、目を閉じると、ちょっと違うものになってしまう。

目を閉じると頭の中や、心の中を探し始めてしまって、指先、指先、と思わないとだめで。

フルートのキィに指を置く時、目で確認しつつ置いて、そして口元に、というのが殆どだと思うけれど、そのせいで、肩も上がるし、指にも力が入りすぎてこわばりを生んでしまう。特に親指周辺が出しゃばってくる。

掬い手で管体を捧げ持ち口元に置き、その後「手探り」で左手、右手と、小指から順にキィの上に指を置く。

この程度のことなのに、これほど違うの?というくらい違うのは、嬉しくもありますが、
通常の構え方での滞りがまだまだ存在していたということでもあり、やや複雑な心境です。

手探りすることで、より指先のセンサーが精密になる。

・・・鏡で見て触れるのは、もうお話にならないくらい、指先センサーはだめだめになり、これまたびっくりでした。


今までも、こうしたことは実践していたのですが、いつの間にか、ザツになって、指先センサーが指センサーになってしまったり、センサー自体が失われていたこともあったかな、と反省中。

指先センサーを発動させておくだけで、かなりの事が良い具合となって動きだすというのに。

見ちゃだめ。