ずっとヨーロッパ風が続いたので、今回は若干和のテイストに。
海を見に鎌倉へ行きたいけれど、きっと大混雑だろうし、この暑さだし・・
ということで、「お家で、古民家カフェごっこ」というのがテーマです。
捺染の藍染、グレーのセンターライナー、骨董市で入手した古伊万里のお皿、マイセンのブルーオニオンなど。
ソファカバーはコットン、クッションカバーは紺、金茶のツルっとしたトルコ製。
今回は、玄関ホールに置いてあるものを徹底的に手入れしました。
ランプスタンドは取り外して、ガラス部分を洗ってピカピカに。
青磁の香炉は母方の祖父からもらったもので、脚が2本欠けてセメンダインか何かで貼り付けてしまったもので、価値が損なわれたから、と子供の時、夏休みに遊びに行っている時にもらった。
母がそれを気に入って、茶道のお仲間たちと、香道も嗜むようになっていて、家でも時々、この香炉でお香をくべていたものです。
私も時々、色々なお香を使っていたけれど、ピピが来てからは、猫の身体にはよくないと聞いて、一切、お香もアロマもやらなくなりました。
母からは「もしかしたら、この香炉よりも、中の灰の方がずっと価値があるかも?」と聞いていた。おそらく半分冗談だろうけれど、そう言いたくなるくらい高いお香もあったのかも。
お香を焚くためにも灰はないと不便なので、ずっと何十年もそのままにしていたのを、母にごめんね、と謝りながら思い切ってその灰を捨て、きれいに洗ってやりました。
実はこの香炉の無事だった脚2本は、夫がうっかり玄関先でゴルフバッグを倒してしまった時に折れてしまって、その時は、仮に、とセロテープで止めて、そのままずっと使っていました。
それを、瞬間接着剤で修復。
17世紀ごろの龍泉窯の青磁ということだったので、ちゃんと修復すれば、それなりにお宝からもしれないけれど、昔、金継ぎを見積もってもらったところ結構な金額だったし、この素朴な青磁に金、というのも似合わない気もしていた。
で、今回決意して、ダメダメではあるけれど、接着剤で。
割れ方もスパーンと破片が散ることなく綺麗に割れていたので、殆ど貼り付けたところはわからない程に。
NHKでやっていた「ゴッドハンド」という修復名人の父と息子の番組が大好きで、こういう方達にお願いしたら、きっと素晴らしいものになるのだろうに、と思うこともあるけれど、まあ、それは文化財クラスだし。
車庫の横に、自然に百合の花が咲いていました。
鳥の落としもののお陰でしょうか?
色々、勝手に咲くけれど、百合は初めて。