奥山に 紅葉踏みわけ鳴く鹿の
声聞く時ぞ 秋は悲しき 猿丸太夫
奥の細道で聞く鹿の声は、こんな哀愁を帯びた声では決してありませんが、それでも最近は1年中その声が聞こえて
くるようになってしまいました。そんな奥の細道の秋模様です。
#1
野鳥のホトトギスが南へと帰ってしまった今頃になると咲き始めるのが、この野草のホトトギスです。
野鳥のホトトギスの胸の模様に似ていることからこの名前がついたとされていますが、野鳥の方は自然に溶け込む
ための迷彩模様、では野草のホトトギスが同じような模様なのは何のため?
今年はいつもの場所だけでなく意外なところにもたくさん咲いていて、どうやら当たり年のようです。
#2
ユニークな形の白い蕾の中に、こんな風にして花が仕舞い込まれているんですね。自然の巧みな仕掛けに
関心してしまいます。
#3
非常に手の込んだ形をした花だと思います。花の根本部分の黄色い色は奥に蜜があるという導標でしょうか?
#4
案の定、この花の蜜を求めてたくさんのトラマルハナバチが吸蜜にやって来ていました。
でも葉っぱがかなり汚れていて、せっかくの綺麗な花なのにちょっと残念な写真になってしまいました。
#5
何回か前に載せたシロバナサクラタデと同じタデ科のミゾソバです。あまり目立たない小さな花ですが、注目すべき
美しい花だと思います。こうやってアップにしてみると、この花の美しさが実感できるのではないでしょうか?
#6
なかなか全ての花が満開に咲いている姿を見ることはありませんが、花びらの透き通った透明感にはガラス細工を
思わせる繊細な美しさがありますね。
#7
横から見るとこちらも雄蕊の先がちょこんと顔を出して、音楽を奏でている音符のようにも見えてしまいます。
#8
白花のイモカタバミです。奥の細道のとある場所にほんの1箇所だけ、ひっそりと咲いていました。
#9
ノブドウも今年は当たり年のようです。こちらもいろんなところでたくさんの実をつけていました。
#10
赤い実だけでなく青い実も発色よく輝いていました。秋を実感させてくれる実のひとつだと思います。
#11
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○o。。。 ミ・。・ミ 。。。o○