里山の風に吹かれて

千葉県は外房の里山に暮らしています
 
身近な自然の中で見かけた”花鳥風月”を

綴っていけたらと思っています

探鳥日和「チョウゲンボウ再び 猛禽類は猛禽類さえも襲う」

2023-02-04 | 野鳥・探鳥日和
 
冬はタカの季節でもありますので、元旦に引き続き再びチョウゲンボウを取り上げてみました。

今回は電線止まりの勇姿。つぶらな瞳ながら眼光の鋭さはまさに”鷹の目”です。

#1










地上を見回しては油断なく獲物を探しているようです。

#2










相変わらずのぷっくり顔にオールバックのヤングマンですね。精悍な風貌がカッコいいです。

#3










獲物を見つけたようで素早く地面に舞い降りました。でもうまく捕まえられなかったのかまた電線へと戻ってしまいました。

#4










尾羽も長くて立派です。この辺りにもタカらしい風格を感じます。

#5










再び獲物を探して地上を見つめていました。眼光紙背に徹す、見事な迫力を感じる目付きです。

#6










油断なく私の方にも視線を向けてきちんと辺りも警戒していました。

#7










わっ、人相ワルー! こんな顔をすることもあるんですね。

#8










一瞬キラリと目が光り、翼を立てて飛び立とうとしています。

そして、カメラでは追いきれませんでしたが、まっしぐらに近くの藪に向かって飛び出しました。

#9










狙われたのは同じ猛禽類のモズでした。

藪にいたので捕まりはしませんでしたが、「キーキーキーキー!」猛烈な警戒音を上げながら尾羽も逆立てて

驚いていました。その連続した甲高い鳴き声からも彼女の恐怖がひしひしと伝わってきました。

#10










それでも収まらず尾羽をまっすぐに立てて猛抗議? 猛威嚇? この場所に止まって鳴き叫んでいたのは抱卵子育て中

だったからかも知れません。

#11










モズは図体こそ小さな鳥ですが、これでも立派な猛禽類です。同じぐらいの大きさのスズメさえも獲物にしてしまう

こともあります。以前そんな場面に遭遇したことがありましたが、猛禽類さえもチョウゲンボウは獲物にしようと

したんですね。驚きの瞬間でした。

#12










モズの捕獲に失敗したチョウゲンボウは電線に戻り、あさっての方を向いて知らんぷり。

イソップ物語にあった、手の届かない葡萄を食べることを諦めた狐が、「へっ、あの葡萄は酸っぱくて

美味しくないのさ!」という捨て台詞を残して去っていく童話に似ているような・・・

#13










そんなことを考えていたらギョロッと睨まれてしまいました。 「なんか文句あっか!」

#14



















 
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