里山の風に吹かれて

千葉県は外房の里山に暮らしています
 
身近な自然の中で見かけた”花鳥風月”を

綴っていけたらと思っています

この冬に出会った野鳥たち その2「カワウ、マガモ、カシラダカ、チバケンケイ」

2024-01-25 | 野鳥・探鳥日和
 
近所の万木堰にいる愉快な連中の冬のヒトコマを捉えてみました。


<<カワウ>>

情熱的なシラガウが妙齢のお嬢さんに恋を囁いているようなので、しばらく見ていました。

#1










なんとなくいい雰囲気のようにも見えたのですが・・・

#2










でもよく見ていると、そうでもなさそうな感じもあったりして・・・

#3
 









どうやらシラガくんの一方通行のような、片思いの様相を呈してきたところに・・・

#4










「あっ!!!」 

彼が私に気づいてしまいました。

#5







彼女はなびいてくれないし、変な奴は見ているし、ということで・・・

「もうこんなところはおさらばじゃ!」

#6









重たい体に鞭打って、エイヤとばかりに飛び出しました。

(ちなみにオスの体重は3kg近くあるそうです)

#7










翼を水面スレスレに羽ばたかせて足で豪快に水を蹴って、バシャバシャと飛び去って行ってしまいました。

#8











その後の彼女の仕草には笑ってしまいました。

「あー、せいせいしたわ! 私、翼が濡れて気持ち悪かったんで乾かしかったのに、もうアイツったらしつこいんだから!」

肉体的にも精神的にも羽を伸ばしたかった彼女でした(笑)。

#9










<<マガモ>>

万木堰には毎年必ずマガモたちがやってきます。地元の人たちはこのマガモのことをアオクビと呼びます。オスの方が

よく目立ちますのでそう呼ばれるんでしょうね。子育てをするメスは、目立たないようにあくまでも地味に徹しています。

以前にも書いた余談ですが、夏の札幌で北大や北海道道庁の池では、このマガモやオシドリが子育てする姿を見ることが

できます。

マガモはキチンとオスメス共同で子育てをしますが、オシドリのオスは、ヒナが孵った後は次のメスを求めてどこかへ姿を

消してしまいます。メスが一人で頑張ってたくさんの子供を育てる姿を、それはそれで微笑ましく見ることができます。

おしどり夫婦という言葉を聞くたびに、このオシドリ母さんのことを思い出してしまいます。

#10









そんな地味なマガモのメスですが、飛んでいる時には翼にオスと同じよく目立つ模様が現れます。この子たちは長距離を

渡る鳥ですから、仲間とはぐれないためにこんな共通の模様を纏っているんでしょうね。

#11











<<カシラダカ>>

スズメによく似た模様のカシラダカです。素早く飛び回っているので、割と見つけにくい冬鳥です。

#12










<<チバケンケイ>>

鉄の鳥、チバケンケイです。季節を問わず見ることができる留鳥です。パタパタパタとけっこう鳴き声はうるさいです。

まず絶対にどんな木にも止まりません。わりとゆっくり飛びますので、写真には撮りやすい被写体です。でも撮ったことに

対する感動は全くないヤツです。

#13










<<おまけ>>

  梅一輪 一輪ほどの暖かさ    服部嵐雪

もうひと月ほど前に 二輪並んで咲いていました♪

まだまだ寒い季節でしたから嵐雪の句が沁みます。

#14























                                  ^ ^
                          ○o。。。 ミ・。・ミ  。。。o○