里山の風に吹かれて

千葉県は外房の里山に暮らしています
 
身近な自然の中で見かけた”花鳥風月”を

綴っていけたらと思っています

温故知新「初代飼いネコのミーコ その1」

2025-01-15 | 温故知新
 
今回と次回は我が家の飼いネコとしては初代になるメスネコ、ミーコのお話です。

当時、近所の橋の袂に捨てられていたところを、偶然私が拾って育てた捨てネコでした。

(ちなみにプロフィールの逆立ちネコもミーコで、”しろねこ仙人”も彼女にちなんで

付けたものです)

ミーコは前回載せたさちとムナジロウと同時代を、同じうちの庭で共に過ごした仲間で

ありますが、後述するように必ずしも仲良しではありませんでした。



まずは威風堂々、我らがミーコの登場です。私たちがかなり野放図に餌を与えて

しまったせいで、こんなデブネコに育ってしまいました。

#1










こちらでは珍しく雪が降り積もったある朝(前回載せたのと同じ日の雪景色です)、

東京生まれ東京育ちのかみさんが、東京人ならばみんなやってしまいがちな(?)

雪だるま作りを始めました。

#2










雪だるまが出来上がると、さっそくミーコを連れてきてお披露目していました。

ミーコも手を伸ばして、ちょっと興味深そうなご様子。

#3









なのでミーコが雪にどんな反応を示すのか、そ~っと雪の上に下ろしてみました。

#4










ミーコさん、初めて見る雪におっかなびっくり。恐る恐る歩き回ります。

#5











尻尾を立てて、「ちゃんと見ててよ~~~!」といった感じでしょうか?

#6










雪の下がどうなっているのか心配で、腰が引けたままそろ~りそろりと歩いて

いました。最後まで尻尾は立てたまま。彼女にとって初めての”大雪原”は、

不安いっぱいだったようです。

#7










家に戻るとホッとひと安心、電気ストーブの前で爆睡していました。

過保護ミーコのささやかな大冒険、お疲れ様でございました。

#8










さて、さちとムナジロウと同時代を一緒に生きながらも、自分の縄張りのはずの庭に

どっかりと居座られたミーコとしては、常に面白くない気持ちでいたことと思います。

ミーコが大好きな庭の一等地、パレットを流用したお立ち台にふたりがこんな風に

居座っているもんですから怒り心頭のはずなんですが、いかんせん、コワモテの

ボディガード ”ムナジロウ親分”がいるので、ミーコとしては為す術なしといった

状況です。

#9










それでもまださちだけの時は、ミーコも余裕で彼女を許していました。

それでもご覧のように目一杯離れて、しかも背を向けて座ってはいましたが・・・

#10










ミーコにとっての大問題は、なんといってもこのムナジロウです。

ムナジロウの方も、「まぁミーコはここの主人だしな~」と思っているのか、

それなりに遠慮している様子は伺えます。

とにかくこのふたりの間に漂う不思議な緊張感、微妙な距離感と空気感、

見えざる駆け引きと心の葛藤・・・ 私たちはこの絶妙な平和に全く不安は

感じていませんでしたので、(ミーコにはお気の毒ですが)余計な介入は

せずに楽しく見守っていました。

#11










しっかり距離を詰めて座るムナジロウ、平静を装って端っこに座り続けるミーコ。

いつもミーコの方が劣勢ですが、ムナジロウも決して手を出すことはなく、

側から見ていると微笑ましい緊張関係が繰り広げられていました。

#12









ムナジロウはいつもじっとミーコを見つめますが、ミーコの方は毎回知らん顔を

決め込みます。

#13










ムナジロウが見つめるすぐそばを、ミーコは目を合わせずにすり抜けていくことも

よくあったりして・・・

でもこの挙げている尻尾は私に向けてしょうか? それともムナジロウに向けてかな?

#14










また別の日もムナジロウはジーッと見つめ、ミーコは迷惑そうに伏し目がちで

そのそばを通っていきます。

もしこの挙げている尻尾がムナジロウに向けてのものだったとしたら、ミーコの

友好の気持ちが大きく感じられますが、果たしてどうだったんでしょう?

#15










それでもミーコも負けてばかりではないんですよ。

ちょっと離れたところから、じっとムナジロウを見つめながら舌なめずり!

「へん、お前なんかちっとも怖くないんだからね! 舐めんじゃないわよ!」

#16










またあるときは、一番弱い部分である自分のお腹を見せて、精一杯の怖くない

アピールをすることもありました。

ま、この姿勢は相手に対する服従と解釈することもできますが・・・

#17










なんと! 驚いたことにある時、ネコの友好の印であるお互いの鼻を嗅ぎ合う挨拶を

したことがあって、おおー、これで仲良くなるのかも期待したのですが・・・

#18










その後もふたりの(ミーコの?)緊張状態は続いているようでした。

#19










こんなクールな平和は、ある意味ふたりだけにしかわからない不思議な友情関係

だったのかもしれません。特にムナジロウの方がミーコに対して余裕の優しさが

あったような気がしたものでした。

#20










それでも毎日必ずさちムナが庭にいるわけではないので、ミーコも普段は大手を振って

自分の庭を満喫していました。

この満足げな顔を見てやってください。

#21










ね、平和そのものの日常です。

#22










暑い夏が続いていた時期、ミーコも暑そうにしていたので、彼女の背中の毛を

大きな裁ち鋏でジョキジョキ切ってあげたことがありました。ご覧のように

かなりの虎刈りになってしまいましたが・・・

#23










ミーコがこの姿で庭でくつろいでいたところ、近所の方が大型犬を連れて散歩に

やってきました。

するとミーコに気づいた飼い主さんが愛犬に向かって「ほら、ミーコが背中の毛を

逆立てて怒ってるよ! 近づいたら引っかかれるよ!」と注意していました。

「いやいや、これはそうじゃなくて・・・」と説明して納得してもらいましたが、

この飼い主さん、以前ムナジロウのことをハラジロウと呼んだ方と同一人物で、

なかなかに愉快な方なんです。なるほど、そんなふうにも見えるのかと

感心したものでした。

#24










「誤解を与えてすみませんでした」 と、ミーコも頭を下げて m(._.)m 謝罪!

#25










これは「猫に小判」を意識して撮った「ネコにコバンソウ」。

#26










どこかで顔に墨をつけて帰ってきました。誰かと羽根つきでもやって

負けてきたのでしょうか?

#27












<<おまけ>>

<シラスウナギ>

ウナギの稚魚シラスウナギです。この当時は近くを流れる大きな川によく遡上して

きていたものでした。長さは10cmぐらいの小魚です。

#28










捕獲免許を持たない私が勝手に採ったわけでなく、専門の業者の方から3尾だけ

分けていただけたので、水槽で飼ってみました。

でもウナギは棲家が気に入らないと、陸上を這ってでも逃げ出す性質があるそうで、

この子達も見事に水槽から逃げ出して外で干からびていました。

ウナギ飼育の難しさを実感したものでした。

#29










<カミナリ>

ある日、うちの上空で盛んにカミナリが鳴っていたので撮影してみました。

ものすごい”怒”迫力の雷鳴で、カメラに落雷するかもと心配しながら

撮影したものです。自然の脅威を身近に感じた緊張の瞬間でした。

#30












 









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                          ○o。。。 ミ・。・ミ  。。。o○