石ばしる 垂水の上のさ蕨の 萌え出づる春になりにけるかも
万葉集ですね。
早蕨を初めとする里山の山野草も、萌え出づる春を謳歌するようになってきました。そんな山野草の花たちです。
まず最初はモミジイチゴの花です。
純白の花の白さと相まって、春光を浴びて輝くモミジのような葉っぱも瑞々しく感じられます。
#1
逆光に照らされたこの白い花も、秋には黄色いイチゴへと成長します。
#2
春を代表する美人花、クロモジです。
#3
春の散策で一番楽しみなのがこの花との出会いです。春を実感する花です。
#4
葉っぱを出し始めたばかりのマムシグサです。
#5
その成長速度は速く、あっという間に両手を広げて仁王立ちします。
#6
こちらはマムシグサの仲間のウラシマソウです。芽吹きの最初から特徴的な”釣り糸”を伸ばしています。
#7
最初は上向きに成長する仏炎苞がかわいらしく見えます。
#8
こちらも成長は早く、あっという間に立派な仏炎苞になってその存在感をアピールし始めます。
#9
春のほんの一時期にしかその姿を表さないビロードツリアブです。この立派な口吻で吸蜜するハナアブの仲間です。
#10
そこそこ大きな羽音を立てて飛び回りますので、比較的見つけやすいハナアブだと思います。出会うと嬉しくなる
春の妖精のひとりです。
#11
スミレも春を代表する花のひとつですね。
#12
種類がたくさんあるスミレですが、私にはどれがどれだかよく分かりません。このスミレは花が大きくて
立派なので撮ってみました。
#13
花が咲くとよく目立つようになるキブシです。舞妓さんのかんざしのような形が印象的な花です。
#14
花びらの形に特徴があるシャクの花です。群生して咲きますので、咲き始めるとこちらもよく目に付くようになる
花です。
#15
シャクとよく似たツルカノコソウです。花が終わるとすぐに冠羽をつけたかわいらしいタネができます。
#16
春の味わいふきのとう、その花が咲き始めたところです。
#17
ミドリハコベの可憐な花です。
私が小学生の頃ジュウシマツを飼っていたことがあって、その子たちのために毎朝ハコベ摘みをしたものでした。
#18
春の山野草の定番ともいえるツクシですね。オオイヌノフグリと一緒に咲いていました。
#19
緑色の花粉を飛ばしたあとの花殻にも独特の造形美を感じます。
#20
毒草のムラサキケマンです。独特の形をした花で、北海道でよく見られるエゾエンゴサクにもよく似ていると
思います。
#21
最後は兵どもが夢のあと、昨年実を結んだヤマノイモのさく果の枯れ残りです。美しい佇まいだと思います。
#22
^ ^
○o。。。 ミ・。・ミ 。。。o○
この花たちってきれいに撮ってあげるのは大変なんですよね。
ムラサキケマンが咲いていましたか?
探していたのですが見つけられずにいました。
人知れず秘やかに咲いている野の花が好きで、特に春先の
芽生えの時期には得も言われぬ美しさを見せてくれる花が
たくさん咲きますので、そういう花を求めて里山を歩き回って
います。
ムラサキケマンがお好きでしたか? 花の形が特異で目を見張る
花ですよね。私の散歩道では毎年見ることができますよ。
またさなえさんも歩いてみてはいかがですか?
モミジイチゴが実に成っていくまでのゆったりとした時間の流れを想像させられます。
クロモジの花は私も岐阜に来てから知りましたが、私も大好きです♪
これまでもマムシグサやウラシマソウを沢山見せていただきましたが、
こちらも古き良き時代にタイムスリップしてしまいそうな雰囲気が
ありますね。
スミレの花の蜜を吸いに来たビロードツリアブも可愛らしいですね(*^^*)
白い小さな花たちはいつ見せて頂いても可愛らしいです♪
ツルカノコソウの花の並び方が面白いですね。
ミドリハコベの花も素敵です。
ハコベもいくつか種類があるらしくて、帰化植物のハコベもあるとか。
うちの庭のプランターにハコベが沢山生えてきましたが、
いつも単に「ハコベ」と思っていました。後で調べてみようと思います。
ツクシやヤマノイモの姿も時間とともに随分変化していくものですね。
沢山素敵な春を見せていただいて嬉しいです(^^♪
こちらもやっと春らしい気配になってきました🌸
万葉集のこの歌は春らしい感じがするわかりやすい歌だったので
今年の年賀状にも使わせて頂きました。もろに二番煎じでした。
モミジイチゴを始め、いろんな植物が春に花を咲かせ、秋には
実を付ける周期を確実に刻んでいますね。自然のダイナミズムを
感じてしまいます。
クロモジは綺麗な花ですよね。ひめねずみさんもお好きという
ことで嬉しいです。
なるほど、マムシグサやウラシマソウは見た目の感じ、恐竜時代から
存在していそうな雰囲気があるますよね。言われてみて、ふとそう
思いました。ミズバショウやザゼンソウ、カラスビシャクなんかと同じ
サトイモ科の植物なんですね。
ちょうどスミレに照準を合わせているところにビロードツリアブが
やって来てくれました。ラッキーでした。
ツルカノコソウは白い花を十文字につけるように咲きますね。
ハコベは春の七草ですね。ジュウシマツを飼っているころは
彼女たちのために毎日摘んでいましたが、人間も食べられるとは
思ってもみませんでした。
つくし、ヤマノイモ、アジサイなんかも味わい深い花殻になりますね。
こちらはもう完全に春です。スギ花粉はほぼ終わりヒノキ花粉に
移行してきました。私はそれほどでもありませんが、かみさんは
くしゃみおばさんになってしまっています。