plainriver music: yuichi hirakawa, drummer in new york city

ニューヨークで暮らすドラマー、Yuichi Hirakawaのブログ

Sound editing 其の二

2005年02月16日 | 音楽
自分の演奏をMDで記録する際一番嬉しいのは、録音中勝手にリミッターがかからない事。

スピーチ録音用の小型テープレコーダー(マイクロカセットてゆうんだっけ?これに連動して直ぐ思い出すのがポケットカメラ用フィルム)などに付いていた機能で、いきなり音量がガッ!と上がると勝手にぐうっと落として録音する。音量が低くなるとそれを、んガッと勝手に上げる。何故んガ、かというとリミッターは一呼吸遅れてやって来るから。小声がいきなりがなり声になることがあった。この機能でジャズみたいに音の強弱がしっかりある音楽を録音すると、もうメチャメチャうざい、so goddam annoyyying!!!!てなもんである。音の強弱は立派な表現方法なんだからそこを頭ごなしに均等にされようとして実際は均等にすらなってないってのは超不自然極まりない。

音楽を生で録るには、マニュアルで録音レベルを調整できる機材ていうのが必要最低限、これだけは譲れません勝つまでは。何に勝つんだかわからないけど。

Sound editing 其の一

2005年02月16日 | 音楽
ここ数年、自分の演奏をミニディスク(以後MD)に録音して、マックに取り込んでCDを焼いている。主に共演者に配ったり自分用に残しておくために、です。そうでもしないとすぐマックのHDが一杯になる。残り容量300MB以下になると異様に遅くなるし、うちのiまっく君は。

それにしてもMD、失望感が未だに拭えない、ていうかかなり過剰に期待して買ったものだと反省。まさかMDのコンプレッサーがこんなにしょうもないモノだったとは・・。MDから抽出された音は、はっきり言ってmp3よりショボい。サイズもmp3プレイヤーより大きいから、携帯適性度でも負けてる。

でもmp3ファイルで生音を手軽に録音出来るようになったのは、再生専用のmp3プレイヤーが普及してからしばらくしてではなかったかな?だったらカセットテープより小型で、高音質で、音が劣化しないので使う価値はあった。

などと思いつつ、マックに演奏を取り込む。拡張性がゼロに等しいiまっく君だけど、ステレオミニプラグの入力はある。今こうやって使っているとしみじみとありがたい。くれぐれも接触部分がイカレないよう、細心の注意を以てミニプラグを差し込む。成り行き上、ミニプラグより少し大きい1/4インチプラグにアダプターをかませてあるので、差込口に結構重量がかかっている。何かの拍子で横からツン!っとか一発でもやろうものならステレオプラグがモノラル片ちゃんねるプラグになりそうだ。使えない使えない。

実際手前のMDレコーダー(ソニーぢぁないからヲークマンとは呼べない)のヘッドフォンプラグが見事片ちゃんねらーになってしまった。それはヘッドフォンの端子であると同時に唯一の音声抽出口なのでシャレにならず、チェルシーの21丁目と7アベにある修理屋に持っていった。そしたらなんと、払うのが阿呆くさくなるほどの修理代を要求するではないか。たかがプラグの接続だぞ、おっさん!と言っても埒があかない。なにせ3回修理したらもう新品のMDレコーダーが買えるのだから。

手前のレコーダー、マイク端子は無事だしソニーのMDディスクの一種類だけ相性が悪いけどあとはまぁちゃんと音を書き込むから、これは録音専用として、一昨年里帰りした際、再生専用にMDヲークマンを買った。これは専ら自宅でiまっく君に繋がれ、生演奏音源をひたすらHDに注入している。気軽に持ち歩けるように軽く作られたものを家から持ち出さないとは矛盾していそうだけどこのヲークマン、ヴォリュームのボタンとかボディを開ける所とかが、ちゃちい。こんなんではヘッドホン端子なんてすぐイカレそうだ。ということで室内犬、ぢぁなくて室内ヲークマンになりました。歩いてないって・・。