
毎年恒例の高級打ち上げ案件で、
このたびめでたくご結婚されたメンバーがいたので、
お祝いをかねて久々の打ち上げが開催されました。
お店は、以前ニュースで見てからずっと目をつけていた
レ・クレアシヨン・ド・ナリサワ。
ザ・サンペレグリーノ 2009年 世界のベストレストラン 50で
第20位にランクインしたお店です
場所は南青山。最寄り駅は地下鉄の青山一丁目です。
メニューは、ディナータイムは21,000円のコース1種類のみ。
メニューの内容は2ヶ月ごとに変わるとのこと。
一応予約時に苦手な食材(生もの)を伝えておきましたが、
お店でメニューを見てから無理そうなメニューがあったら
その場で変更していただけました。
職場からタクシーで向かいましたが、
地図どおりに行くとお店の入り口の反対側についてしまって
ちょっと探すのが大変でした
地下鉄で行くと、看板があるのでそれを発見できれば迷わずつけるらしいです。
(ただ、看板が周りと同化してるので、気付かない人も多いとか。。。)
お店に入ると正面がキャッシャーになっています。
左手のドアを抜けたところがダイニング。
テーブルにはお店の名前入りのガラスのプレート。
かなり分厚い&重くて、皆で「盗難防止用?」と推理しました(笑)
アペリティフで皆様はシャンパンを注文していましたが、
ノンアルコーラーには2種類選択肢があって、
マスカットジュースのソーダ割とブラッドオレンジジュースでした。
マスカットに惹かれてこちらを注文しましたが、
炭酸ダメ人間の私にはしゅわしゅわがきつすぎてかなり手ごわかったです
ただのマスカットジュースでよかったのに。。。
乾杯が終わったところでアミューズの登場。
しかし、お皿の上の物体を見て一同凍りつきました
土の付いたラディッシュがドーンとお皿に載ってます。
産地直送というのは良く聞きますが、これは畑直送ですか
そのまま手でつかんでお召し上がりくださいといわれ、
恐る恐る口に運ぶと・・・
土ではありませんでした
触感としてはお塩に近い感じで、味もちょっと塩っぽかったです。
まさに「アミューズ」だねと、一同心をわしづかみにされました。
こちらが本日のメニュー。
最初は紙ぺらで登場しますが、その後取り上げられて、
どうなるのかと思ったらラミネート加工されて戻ってきました。
これなら立てかけられるのでテーブルの上でも邪魔になりません。
次に登場したのも衝撃的メニューでした。
どこからどうみても植木鉢です
先ほどのラディッシュで学習済みだったので、
これも食べられることは分かりましたが、さて一体何かというと・・・
バターでした。ちょっとクリームっぽい柔らかさです。
こちらのパンにつけて食べます。
パンは3種類。どれも素朴でおいしゅうございました
さて、ここからいよいよコースメニューの始まりです
Prologue
~京都玉葱・ウニ~
ウニは苦手ですが、たまねぎのピュレのおかげで
美味しくいただくことができました
たまねぎの甘さが引き立てられた一品。
Prologue
~モッツァレラ・空豆・アジ~
断面はこんな感じ。
モッツァレラチーズをアジ(カルパッチョ風)で包み、
その周りに空豆を散らした一品。
殆どナマに近い状態のアジを果たして食べられるか不安でしたが
モッツァレラチーズがとても美味しかったので生臭さが解消されて無事完食でした
なんでもこのモッツァレラチーズは、
宮崎の農家の方が惚れ込んで、イタリアから水牛ごと直輸入したもので、
毎朝作り立てのチーズが東京まで運ばれてくるとのこと。
このチーズはちょっとカチョカヴァロを超えたかも知れません。
Rainy season
梅雨 ~グルヌイユ・サマートリュフ・ナスタチウム~
グルヌイユという名前になんとなく聞き覚えがあり、
このサイズと食感は間違いなくアレに違いないと思ったら・・・
やっぱりカエルでした
オーストラリアでカンガルーとワニを実食済みなので
カエルにはそんなに抵抗感ありませんでした。
カエルと言われなければ皆チキンだと思って普通に食べることでしょう。
ナスタチウムは金蓮花というお花です。
Wind of basque
バスクの風 ~黒アワビ・灰~
しっかりとしたボリュームたっぷりのアワビ。
周りの灰色の粉が灰。。。
あまり灰を意識して食べませんでしたが、
特に焦げ臭いとかむせるとかいう感じはありませんでした。
A Note of Summer
夏便り ~京都ナス~
トマト風味のジュレをシート状にしたもの?をかぶせた一品。
色とりどりの野菜やエディブルフラワーのおかげで
まさにアーティスティックな一皿に仕上がっています。
野菜の旨みがしっかりと感じられてとっても美味です
タイトルどおりとても夏らしい一品ですね
Murmuring of "WARAGAWA" river
和良川のせせらぎ ~天然アユ~
パイの中には・・・
丸ごと一匹の鮎しかも丸々と太って若干大きめ
これは私の中でチャレンジの一皿でした。
以前ランベリーのアミューズ・ブーシュで出てきた
丸ごと一匹の鮎がなんとか食べられたので、今回も大丈夫かな、と。
結果、ふっくらふんわりと蒸された鮎は臭みもなく、美味しくいただけました
わたの部分は右手のサワークリームをつけていただきます。
Noble flow
清流 ~天然ウナギ・宮崎マンゴー~
右手奥の物体のアップがこちら。
皆さん完熟マンゴーを絶賛されておられました。
が、実は私はうなぎもマンゴーも余り得意ではないのでメニューを変更していただきました。
それがこちら。フォアグラとイチゴのコンビネーション。
成澤シェフのスペシャリテです
フォアグラとイチゴの組み合わせはこちらのお店で体験済みですが、
ナリサワの方がイチゴが主役級になっていて気に入りました
そういえばソムリエの方は、スペイン人っぽいお顔立ちでした。
The forest of the memory
祈りの森 ~シャラン産カモ~
火入れも完璧なカモ。カモ苦手な方でも食べられること間違いなし
肉汁があふれる柔らかなお肉は全く臭みを感じません。
~後編につづく~
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