グルメ報告・その1037：affettoのディナー(5回目)

3月いっぱいで、初代シェフがおやめになるという噂を聞きつけ、
慌てて予約を入れて駆け込みで久々にアフェットに行ってきました
前回の訪問は2012年12月の年納めランチ、
ディナーでの利用は同じく2012年の11月だったので、
1年ちょっとぶりの利用でした。

乾杯はいつもどおりブラッドオレンジジュース
ここのジュースが一番美味しいです
濃縮還元ではないですが、イタリア直輸入で冷凍してあるので、
1本(パック？)飲み切ると新しいものを解凍して出します。
因みにアフェットのオレンジジュースはブラッドしかないので、
黄色いオレンジジュースを飲むことはできず、
したがってカクテルのミモザも赤色になるそうです。

今回は全9皿＠8,400円(+サービス料10%)のコースをオーダー。
ちなみにこの日はブラッドオレンジジュース2杯を頼み、
サービス料込みで11,000円になりました。
ワインを飲んだ方は15,500円だったようです。 

1つ目の前菜はビシソワーズ。

ビシソワーズをムース風に固め、イベリコ豚の生ハムと合わせた一品。
塩気のバランスがちょうど良くて美味でした

自家製のパンもホカホカの状態でサーブされます

前菜2品目は、鶏肉をロールしたものと、竹の子の炭火焼。
ソースは黒と白のにんにくのピューレ。
このにんにくのピューレが濃厚で美味でした

私はブラッドオレンジ一筋でしたが、
他の皆さんはワインを召し上がっておられ、
何やら珍しいものということで一応ボトルを撮影してみました。

ジュゼッペ・リナルディというこだわりの造り手のワインだそうです。

前菜3品目は半熟卵とホワイトアスパラガス。
卵は海苔をまぶして揚げてあって美味
そしてトリュフバターソースが香り高くとても美味でした
私の大好きなホワイトアスパラがうっとりとするような
香りに包まれ、まさに絶品の味わいです

これはジャガイモの風味がするパンだったかな？
プチサイズのパンを色々食べられるのでそれもポイント高いです

こちらは蛸を使ったトマトソースのパスタ。
パスタはとても薄く、今まで食べたことのない食感でした

オーナーの大渕さんがヴェネツィアで買ってきたヴェネツィアングラス。
色違いで12個買ってきて、お客さんの印象に合わせて出していたそうですが、
割れてしまって現在生き残りは6個だそうです
因みにワイングラスもどんなに注意しても割れてしまう消耗品だそうです。

こちらはショパンのノクターン（Op48）の名前が付いたワイン。
真央ちゃんのショートプログラムのノクターンとはまた別の曲です。

ホワイトアスパラのカプチーノ風。
イタリア産生ハムを添えていただきます。
泡がきめ細かく、ホワイトアスパラも生ハムとよく合いました

パスタ2品目。

ラグーソースのショートパスタ。
こちらのパスタもやっぱり薄くて食べやすかったです

玉ねぎのフォカッチャ。ジューシーで美味

魚料理はマダイ。

春らしく桜海老を載せた一品。
生臭さもなく、魚の苦手な私にも美味しくいただけました

エビが苦手なメンバーには、ジャガイモと海苔のポテトチップを添えて。
このポテチはノンフライで、ジャガイモを薄く延ばして乾燥させたものだそう。
桜海老もよかったけど、こっちのポテチの方がよかった

こちらはナパバレーのワイン。

オーナー兼シニアソムリエの大渕さんは、
2年前くらいから独自のワインの入れ方を確立し、
1杯ごとにグラスをリンスしてからワインを注ぐようにしています。
こうすることで、グラスの中の空気が洗われて、
よりワインの香りを強く楽しむことができるそうです。
赤ワインの場合はグラスもほんのり色づくので、見た目も美しいです
因みにグラスのリンスに使ったワインは、
大渕さんが後で自ら味見するそうで、
お客にも大渕さんにもうれしいシステムなんだとか(笑)

最後のパン。こっちがジャガイモ風味だったかな？

お肉料理は新潟産のもち豚。
因みにもち豚は食感から来る名前だそうです。

美しいピンク色のお肉はその名の通りもちもちして柔らか。
ピンクグレープフルーツのジュレや、

イタリアンパセリのマヨネーズ、
甘さ控えめのキャラメルソースなど、いろんな味のソースでいただきます
こちらは、4月からの新しいシェフ作のお料理。
（これとパスタ(どっちか忘れました)以外はすべて初代シェフが作ったお料理。）

デザート

春らしい苺のミルフィーユです
生地はメレンゲを使ったサクサク生地。でもちょっと硬いので、
縦に切るのは至難の業で、みんな解体して食べてました
シャーベットもさっぱりして美味でした

以前いらしたハーブマイスターが既に辞められたそうですが、
その後は大渕さん自ら独学でお勉強中ということで、
食後は全員ハーブティーをいただきました。

ハーブマイスターと同じく希望の効能を伝えれば、
それに合わせてオリジナルでブレンドしていただけます。
私はラベンダーを飲みたい気分だったので、味でリクエストしました。

ラベンダー+カモミール+リンデンのハーブティー。

少し蒸らして、ふたに着いた精油をカップに落としていただきます。
ラベンダーのさっぱりとした香りに、カモミールのリンゴ風味と、
リンデンのはちみつのような甘い香りがブレンドされて、
食後、家に帰るまでずっとさっぱり感が続きました

美肌効果のローズヒップベースのブレンド（左）と、
二日酔い防止のハイビスカスベースのブレンド（右）。
一般に、ローズヒップは赤くて酸っぱいというイメージがありますが、
それはよく一緒にブレンドされるハイビスカスのせいで、
ローズヒップ自体はそれほど赤さは強くなく、酸味もないそうです

こちらは仕事がはかどるように、ペパーミントベースのブレンド。

久しぶりに利用しましたが、
やっぱりアフェットのお料理はいつ食べても絶品です 

特にいのこ家（和食）出身の村上シェフが作るお料理は、
まさしく和とイタリアンの融合という感じでとても美味しくて好きだったので、
4月から食べられなくなるのはとても残念ですが、
新しいシェフのお料理も、劇的に変わるということはなさそうなので、
職場から遠くなって、なかなか利用しづらくなりましたが、
今後もまた利用したいと思います

affetto
東京都港区麻布台3-4-12 麻布台ロイヤルプラザB1F
公式サイトhttp://www.affetto-azabudai.jp/index.html
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