この日のお宿は奥飛騨温泉郷・新穂高温泉にある旅館雪紫です。
全14室、1泊2食19,050円~。公式HPはコチラ。
全室源泉掛け流しの半露天風呂付き(うち8室は露天風呂付き)、
「あごが落ちる」と評判の料理自慢の宿、
2006年7月リニューアルオープンというのが決め手になって、
年明け早々に予約を入れたところ、
川沿いの半露天+露天付きの3部屋を並びで取ることができました
16時に旅館に到着し、店の名前と同じ紫色の暖簾をくぐり、
立派な二重扉のエントランスを抜けると広々としたロビーがあります。
館内は全て畳敷き・床暖房ということで靴を脱いで上がります。
チェックイン手続き完了を待つ間、大きな囲炉裏端に腰掛けます。
ウェルカムサービスは、緑茶と女将特製の揚げ饅頭。
この揚げ饅頭が香ばしくてとっても美味でした
チェックインを済ませてエレベーターで2階に上がります。
エレベーターにはスツールがついていて、
祖父が腰掛けて「こりゃええねぇ」と気に入っていました。
エレベーターを降りて、左手にある3部屋が私達のお部屋です。
こんな風に廊下も全て畳み張りです。
お部屋は10畳あって広々快適!
2人で過ごすには十分すぎるほどの広さです。
冷蔵庫にはサービスでペットボトル入りの緑茶と
小さめのビン入りビールが1人1本ずつついていました。
他に、ポットにキンキンに冷えた氷水も入っていて、
勿論湯沸しポットもあって、飲み物には不自由しませんでした。
着替えは女性用と男性用の浴衣1種類のみ(足袋付き)でした。
バスタオルは1人2枚ずつで、バスローブもありました。
窓の外には広々としたテラスと露天風呂。
テラスの先から身を乗り出さない限り、誰かに見られることはありません。
(テラスの先には車道と川原があるのでくれぐれも身を乗り出さないよう要注意)
洗面所はフローリング。
女性用と男性用のスキンケアセットも完備されています。
女性用はクレンジング、化粧水、乳液がボトルに入っていました。
内湯は窓が全開できる半露天風呂。
シャンプー、リンス、ボディーソープがついています。
因みに源泉掛け流しですが、源泉が熱いため、湧き水で加水されています。
露天風呂からの眺め。西穂の山頂もバッチリ見えてます。
こんなに素晴らしいお風呂なのに、
手術直後で入浴が禁止されていたので私はお預け
両親の部屋の内風呂がジャグジーだったので、
浴槽の縁に腰を掛けてジャグジーでひたすら脚のマッサージをしていました。
この温泉パワーのおかげか、翌日には手術の傷跡の痛みがかなり軽減されていました。
全ての部屋に源泉掛け流しの温泉がついているので
この旅館には大浴場がありません。
その代わりに、最上階の5階に檜風呂と岩風呂の2種類の貸切風呂があります。
チェックインのときに18:00~18:40で岩風呂に予約を入れておいたので
部屋風呂を堪能した後は貸切風呂に向かいました。
大人2~3人はは入れそうな内風呂。
そしてこちらは大きな露天岩風呂。
ぬれていない岩に腰掛けてここでも足湯を楽しみました。
お風呂のあとは、18:30からお待ちかねの夕食です
こちらのお宿の食事は完全個室の食事処でいただきます。
6人全員が入れる個室はないので、間の仕切りを取り除いて2部屋利用しました。
ちゃんと壁で囲われて、入口にも暖簾が下がっていて完全個室になっています。
一枚板のテーブルと、畳張りの椅子になってるお部屋でしたが、
部屋によっては掘りごたつ式のところもあるようでした。
食前酒:自家製梅酒
前菜:黒造り、若鶏巻織、スナック豌豆、雲丹小柱進丈、
こしあぶら、子持昆布、蕗の薹伽羅煮
先付け:三色酒盗和え、天糸雲丹
先付け・前菜はちょっと苦手な食材が多くて残しちゃいましたが
家族の評判は上々でした。
吸物:烏賊白子安平、若布、竹の子、木の芽
上品なお味でとっても美味しゅうございました
造里:鯛松皮造り、目鉢鮪、勘八、水蛸、妻一色
家族曰く「新鮮でとっても美味しい」とのこと。
刺身嫌いの私もタコだけいただきましたが、プリップリで臭みも全くなくて甘くて美味でした
炭火:飛騨牛ステーキ、焼き野菜
次はお待ちかね名物飛騨牛の炭火焼ステーキです
この量で3人前です。お肉は1人80gほどでしょうか。思ったよりも大量です。
目の前で炭火で焼いていただきます。
いい色に焼けました お口に運ぶと・・・
じゅわっと肉汁が口の中に広がり、肉の臭みも全くなく、
甘味があって、プリプリでとても柔らかくてあっという間にペロリです
途中で父がお酒の飲みすぎて飛騨牛を2切れ食べただけで撃沈してしまい、
他のメニューで食べれないものが多かった私が残りを引き取りましたが、
かなり大量で、焼き野菜を食べつくした後もお肉が残ってしまいました。
肉単体ではきついなと思ったところへ・・・
ジャストタイミングで新鮮野菜のサラダが登場しました。
ドレッシングは私の苦手な紫蘇風味でしたが、
お肉と一緒に食べれば美味しく感じられました。
お野菜の中では特にトマトが甘くて美味でした
焼き物:山女塩焼き、はじかみ
エントランスの囲炉裏でこんがり焼いた山女。
川魚は苦手ですが、恐る恐る一口かじってみると・・・
ふっくらとした白身は意外とあっさりしたお味で臭みはありませんでした。
(内臓の部分は当然臭みはあるようでしたが・・・)
ただ、かなり塩味が強くて、塩辛くて2口くらいでギブアップしてしまいました
川魚大好きな弟は頭から尻尾まで丸ごと食べてご満悦でした
蒸し物:帆立包み蒸し、磯辺餡
この辺で皆かなり満腹でしたが、この蒸し物はかなり美味で
箸も進んで皆完食してました
プリップリの進丈と、ほんのり磯の香りがする餡かけの組み合わせは絶妙で、
母曰く「今まで人生で食べた中で1番の蒸し物」だそうです。
酢の物:鰆小川造り、蛇腹胡瓜、三色黄身酢和え、
酢取りパパイヤ、土佐酢
器がかわいくて感動した一品です(笑) これは本気で買って帰りたかった
食事:白飯、切り漬け
留め椀:赤出汁、水前寺海苔、芹、栗麩、粉山椒
御飯大好きな妹曰く「米は普通だけど美味しい水を使って炊いてる」御飯は、
あっさり味のお漬け物とも、山椒が効いてスパイシーな赤出汁ともよく合いました
水菓子:ハネジュウメロン、苺、葡萄
メロンは甘さ控えめで△でしたが、苺と葡萄は美味しかったです
食後のお茶が入った急須も春らしくてかわいかったです
全体的にあっさりとした味付けで、なかなかレベルの高いお食事でしたが、
(因みに過去に泊まった旅館の中でお料理のお味No.1は北海道の望楼NOGUCHIでした。)
なんといってもこの量は今まで泊まった旅館の中でダントツの1位でした
フランス料理のフルコースを食べたときよりも満腹になります
満腹のお腹を抱え、お部屋に戻ってから
腹ごなしに家から持ってきた心の灯しマッチというパズルゲームに興じた後、
22時に就寝して朝までぐっすりでした
~つづく~
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