昨日お伝えしたとおり、高級グルメを自腹で堪能するグルメーゼの会で、丸ビルの35階にあるひらまつ系列のフレンチレストランサンス・エ・サヴールに行ってきました。
エレベーターを降りると、ロビーではピアノの生演奏が行われ、皆さん夜景と音楽を楽しまれていました。そのロビーを右手に進むと、サンス・エ・サヴールがあります。入り口の大きな花瓶に大輪のユリの花が活けてあって、すごくいい香りでした。
クロークにコートを預け、最初に通されたのがバーカウンター。夜景を眺めながら食事前に軽くお酒を楽しむという趣旨。もう席の用意はできているということで、色気より食い気の女4人(私だけ?)なので、そのまま席に直行。まあ東京の夜景なんて毎日職場(36階!)から眺めているんで、あまり感動することはないし(うちのビルに勤める女性の彼氏は大変だー)。
席に着くとギャルソン4人で席に座るのをエスコートしてくれます。普通のレストランは1グループにつき1人しかつかないので、1人のエスコートをしてるうちに他のメンバーが自分で座ることが多いので、このサービスはちょっとポイント高かったですね。さすが高級店。
12,000円のコースと16,000円のコースで迷いましたが、この際値段は考慮しないで中身で比較して、デザートがより魅力的だった16,000円のコースを注文しました。実は、2対2で票が割れたんですが、予約した私に最終決定権が付与され、めでたく16,000円のコースになったのでした。皆さんありがとう!!
食前酒(ノンアルコーラーの私はオレンジジュース!)をオーダーして、カンパイ!おつまみ(写真左:2人分)に、ブラックオリーブのフライ、フォアグラとトリュフ(確か)のコロッケ(真ん中のソースにディップする)、チーズがついてきます。
次は、アミューズ(一口前菜。写真右)で、この日はサングリアのジュレ(?)を凍らせたものにマスカルポーネ(だった気が・・・)チーズのクリームを載せたもの。チーズの上には細かく刻んだブラックオリーブ。これは、アルコールの味が嫌いな私としては、ハードルが高かったです。加熱されてないチーズは嫌いなのですが、このメニューだけは、チーズと一緒でないと食べられなかったです。普通の人にはおいしいはず・・・ 因みにこの後焼きたてパンとバターが登場しました。
次はいよいよ前菜の登場。まずは「ゆっくりと煮込んだ和牛すね肉とフォワグラのテリーヌ 黒トリュフの香り」(写真左)。テリーヌをソース代わりに、カリカリのバゲットに載せていただきます。フォワグラはやっぱりこういう風にソース代わりに他の食材と一緒に食べるのが一番おいしいですね。牛肉の味とよく合っていて、パンと一緒に食べると最高でした。
その次に登場したのが「ラングスティーヌと根セロリのラヴィオリ仕立て フヌイユのブイヨン・カプチーノ」(写真右)。ラングスティーヌ(アカザエビ)と根セロリをラヴィオリ状に重ねて蒸した(多分不確かでスミマセン)ものの上にぷりぷりのエビが載っています。ソースはフヌイユ=ウイキョウベースで、カプチーノのように泡立てたもの。セロリは苦手ですが、この根セロリはセロリとは別物!食感は、分厚めのかぶのスライスに、もうちょっと歯ごたえがある感じ。味はセロリの臭みが全くなくておいしかったです。このソースもおいしくて、パンにつけて食べても合いました
いよいよメインの登場!まずは魚から。「天然真鯛のプランチャーグリエ 蛸の赤ワイン煮込み ジャガイモのフォンダン 絹さやとトマトコンフィー」(写真左)。奥が真鯛のプランチャーグリエ(=鉄板でグリルしたもの)で、その奥にジャガイモのフォンダン(フランス語としては「溶けつつある」という意味らしいけど、溶けてはなかった・・・)の上にシャキシャキの絹さや。手前がソース代わりの蛸の煮込みで、またカプチーノ仕立ての白いソース(何だか忘れた・・・)が載っています。魚嫌いの私でも、白身魚のグリルは食べられるし、特に鯛は結構いけるクチ。あっさりしてて臭みがなくて美味でした。蛸と一緒に食べると赤ワイン風味が効いていてさらにおいしさアップ!が、やはり皮はちょっと生臭さが残っていて△でした。残さず食べたけどっ!
次はお待ちかね、お肉のメインの登場です 「本日のA5和牛フィレ肉のポワレ さつま芋のガレット フォワグラのクルスティヤン ヴィネガーソース」(写真右)。これが一番おいしかった 牛フィレ肉は、さすがA5ランクだけあって柔らかい!岩塩が振ってあって、ソースなしでもおいしかったです。さつま芋のガレットも超美味!!私はさつま芋大好き人間なので、この甘さにはイチコロでした~。なんと、オーブンで6時間かけてじっくり焼いたさつま芋を、ヨーグルト(と言っていた気がする)と合わせてピューレ状にして、整形して焼いたもの。デザートの一品に加えたほうが良いんじゃないかというくらい、甘さが引き立つものでした。その上に載っているのはフォワグラのクルスティヤン。見たとおり春巻きです。トロトロに溶けたフォワグラが入ってます。これもうまかった!!
この時点で既に満腹ですが、ここで高級フランス料理につきものの、「メニュー外」の一品が登場。いろんな種類のチーズがワゴンに載せて運ばれてきます。好きなものが選び放題!私は加熱処理していないチーズは苦手なので、一番クセのないチーズを3種類。冬限定の、とろとろのカマンベールタイプのチーズが一番おいしかったです。チーズのお供に胡桃、枝つき干し葡萄、アンズと、ドライフルーツたっぷりのパンとライ麦(かな?)のパンが出てきました。
チーズの後はデザートに突入。まずはプレデセール(デザートの前のデザート。写真左)で、フルーツ入りの紅茶のジュレにタピオカが載ったもの。紅茶は苦手ですが、フルーツが入ってたお陰で何とか完食。
そして、今回のメニュー選びの決め手となったメインのデザートの登場!「ミルクショコラの軽やかなムース フレッシュマンダリンのサラダ仕立て 黒蜜のグラスと共に」(写真右)。ミルクショコラのムースは、その名のとおり軽やかな口当たりで、薄いチョコレートで挟んでミルフィーユ状になっています。チョコレートよりも、ミルクの甘さの方が強い一品でした。みかんのサラダ仕立ては、どんな細工が施してあったのか分かりませんが、普通チョコレートとみかんを一緒に食べるとみかんの酸味が際立つのに、甘いままでビックリしました。上には何かの種が載ってます。見た目からするとカボチャの種っぽかったですが、その割には薄くて柔らかかった・・・。右にあるのが黒蜜のアイスクリーム。黒蜜って甘すぎて好きではないのですが、このアイスは甘すぎることなく、みかんと一緒にさっぱりいただけました。アイスをくるんでいる筒状の物体は、オレンジ風味の薄くパリパリにした何か。正体は不明!
シメは食後のお飲み物と一緒にミニヤルディーズ(写真:2人分)。小菓子という意味らしいですが、とどのつまりはお茶請けですね。飲み物はコーヒー、紅茶、エスプレッソ、ハーブティー(3種類くらい)から選べます。カプチーノができないか尋ねたところ、大丈夫だというのでカプチーノをオーダー。酸味が少なく、口当たりまろやかですごくおいしかったです!これまで飲んだカプチーノの中で第2位でした(1位のdeborah.は当ブログ2006/10/28の記事を参照)。小菓子は、ハッキリ言ってもう満腹だったので、味を楽しむ余裕がありませんでした いくつか残してしまいましたが、どれもおいしゅうございました。
総評としては、ギャルソンのサービスが秀逸。あそこまで丁寧なサービスを受けたのは初めてですね。お料理も、どれもおいしくて、好き嫌いの激しい私でも、満腹で入らなかった小菓子を除いて完食できました。
やっぱり高級グルメはおいしい
と実感した夜でした。18:30入店で、22:00過ぎまでおいしく、楽しく過ごせました
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アタリマエでしたねいやー、やっぱり美味しいもの食べるにはそれなりのお金を払わなきゃだめだね、という結論でした。もちろん安くて美味しいお店も好きだけど!!
>あぴこ様
私も35階まで行ったの初めてでした!というか丸ビル自体まだ数回しか行ったことないけど客層はそんなにセレブという感じじゃなかったよ。ランチもよさそうなので、ちょっとした特別な機会に行ってみてくださいな。
ってあったりまえじゃー
あなたも彼氏が大変そうよ
うらやましすぎますう