
早く出ないかな、と心待ちにしていたCD。
そう、辻井伸行のヴァン・クライバーン・コンクール優勝時の演奏を収録したCDです
昔テレビでまだ少年時代の彼のドキュメンタリーを見て
凄いなと思っていたら、ある日突然国際コンクール優勝のニュースが。
「あ、あの子じゃん」とたいそう驚きました。
その後、テレビでも話題になり、
成長した彼の演奏をテレビで何度も聴くことができましたが、
やはり他のピアニストとは音が違います
彼自身の才能ももちろんあると思いますが、
やはり目が見えない分、耳が発達したというのもあると思います。
盲目のバイオリニスト川畠成道(CD愛聴してます)も、
やはり他の人とは違う素晴らしい音を出しますし。
引き合いに出すのもおこがましいですが、
実は私も先天性弱視といって、生まれつき左目の視力が弱く、
両目を開けた状態だと殆ど左目が見えていないんですが、
(右目を瞑って左目だけで見れば0.1くらいの視力はあります。)
やっぱり家族の中では一番耳が良いので、
視力と聴力はそれなりに関係が深いのではないかと思います。
さて、収録曲ですが、
ショパンの練習曲6曲(有名な別れの曲もあります。)と、
ベートーヴェンの難曲ハンマークラヴィーア、
そして私が一番聴きたいと思っていた
リストのラ・カンパネラ(FUJI XEROXのCMでお馴染み)と、
コンクールのための新作課題曲 ジョン・マストの
即興曲とフーガの全12曲になります。
本当は最終審査で演奏したラフマニノフも聴きたかったのですが、
残念ながらそれは収録されていませんでした
でも一番聴きたかったラ・カンパネラが収録されているので、
それだけでも購入した甲斐はありました
やはり彼の演奏は音の粒が軽快で柔らかく、
聴いていて本当に気持ちが良いです
一躍時の人となり、今年の彼のリサイタル(東京公演)のチケットは
即完売になったようですが、
もうちょっと落ち着いたら彼の演奏を生で聴いてみたいです
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