時々夢に出てくる人がいる。私は昔の同級生だと思うのだが確かではない。その人は何も喋らず顔もぼんやりとしか見えないからだ。夕べも夢を見た。その人は白いミニのワンピースの女性と連れ立って歩いて行く。遠ざかる瞬間その人が振り返る。顔はよく見えない。声だけが聞こえた。「違うよ」
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手帳を拾った。それは玄関の門柱の脇に落ちていた。私の物ではない。夫の落とし物かもしれない。拾ってエプロンのポケットに入れた。簡単な昼食をすませポケットに入れた手帳を出す。パラパラとめくってみる。小さな字でびっしり何か書き込まれている。最後は庭掃除。すべて私の行動だった。
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