いきがかり上いたしかたなく・ぶろぐ

寄る年波には勝てないし難しいことは出来ないし、行き掛かり上致し方なくブログに頼ります。

屈辱の首から看板

2005-09-13 15:34:47 | 出来事
短歌ヴァーサスのカレンダーの火曜日は若原君の担当で、私は若原君の眉毛の親衛隊(ごっつ部分的やな)なものだから読んでいるのだが、きょう彼が書いている『かぎカッコの中では、折り返した次の行頭に1マス空白を置け』と教師に習ったというのには驚いた。

なんで驚いたかというと、私も小学校の時にそう習ったからだ。そう習ってすっかり大人になってから、自分で小説なんか書いてみるようになり、最近はどうも記述の仕方が違うらしいということに気づいたのだ。その最近というのがだいたい若原君が小学校で先生にそのように習っていた頃ということになる。その頃はどっちが正しかったのだろう。

今、私が持っている新編常用国語便覧(浜島書店)もすでに10年以上前のものなのだが、「原稿用紙の使い方」のところを見ると、行を改めた最初の一字分は下げなくてもいいと書いてある。

会話の中の改行どころか、このblogなんて段落の最初も一字下げてないけどな。

この一字下げるというのには嫌な思い出があって、どの小学校の何先生のときだか忘れたが(小学校は途中で転校している)、会話文をノートに書かされて先生が見てまわり、一字下げるのを忘れていた人は、先生が厚紙で作った「わたしはまちがえました」という看板を首からぶら下げられるのだ。ひどくないか、これって。

で、私はその会話文が古いノートと新しいノートにまたがってしまったために、一字下げるのを忘れていた。今でも覚えている、あの嫌な気持ち。「いたっ」と先生に頭を押さえられ、みんなにはやしたてられ、小学校の頃はまだけっこう成績もよかった私は非常にショックだった。

でも、ノート2冊にまたがっていたからという特例がなぜか認められ、首から看板はぶら下げられなかった。けど、ぶら下げられてた人もいたんだよね、たぶん。そこまでされたのに、今ではそんなのどっちでもいいなんて、いったいどーなん?

コメント (3)    この記事についてブログを書く
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3 コメント

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知りませんでしたあ! (はなびーる)
2005-09-13 21:00:42
『かぎかっこ』のなかでは、行頭に一マス空けるなんて、知りませんでしたよ。そう習わなかったのか、習ったのに忘れてしまったのか・・・。



でも、間違えたからといって、首から看板、は酷い先生ですね。間違えるのが、恐怖になってしまいますよね。なんか、中国の「文化大革命」の時の、知識人を中心に数多くやられた、ひきまわしの映像を思い出しました。



いや、思うんですが、あまりネットで横書きばかりしていると、縦書きの基本を忘れそうだなと。

縦書き同好会(あるのかそんなのが)にでも入ろうかな。
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ひどい、、 (みやじま)
2005-09-13 22:04:42
学校行ってたころって

なんで?!ってことで怒られてましたよね。

しかし、この先生はひどいな。

反論できるような環境じゃないだけに

生徒は傷つきますよね。。

私のとこは前髪が眉毛より下だとひどく怒られましたよ。

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今だったらちょっと問題になるかも (林本ひろみ)
2005-09-13 23:02:52
☆はなびーるさんへ

あ、どこかで見たような記憶が……。縦書き同好会みたいな名前。みおさんとこだったかもしれないけど。





私はワードで原稿書くときはまず縦書き。それを自分のサイトに載せたりする時に横書きになおします。



でも本当は手で書くほうがいいんだろうなあ。パソコン使ってちゃ言霊はどーなる?という気がしてしまいます。下書きの段階では手書きなんですが。



☆みやじまさんへ

昔の先生はけっこう無茶なことしてましたよね。今だと「暴力教師」と言われかねないようなこととか。



あのでかい三角定規で頭叩かれてハゲが出来てる子とかいましたよ。チョーク投げる先生もいたし。



前髪の長さなんて、どうでもいいような気がしますよね。







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