いきがかり上いたしかたなく・ぶろぐ

寄る年波には勝てないし難しいことは出来ないし、行き掛かり上致し方なくブログに頼ります。

野原

2022-07-10 23:20:00 | 超短編
野原に立ちぼんやりと風を見ている。波打つ草の葉。日が沈み月が昇る。リアルだ。巨大なドームの内側に映し出される幻。私は扉を開けて外に出る。順番待ちの親子が軽く会釈をし中に入り扉を閉めた。またチケットを買っておこう。顔を上げる。鼠色の厚い雲。太陽も月も星ももう何も見えない。
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