これも先日、歯医者さんに行ったついでに撮ってきた写真。
白い小さな花を見つけて「お、ツメクサだ、ツメクサだ」とつぶやきながらiPhoneを向けたのだが、改めて写真を見ると、どうもツメクサではない。
ツメクサは爪草と書くのだが、もっと葉っぱが細くて先もとがった感じで、何というか爪っぽい。この写真の草の葉っぱは、ぜんぜん爪っぽくない。それに、車輪みたいに茎のまわりに丸くついている。違うやん。
図鑑を見ると、ツメクサは春の花の中に載っていた。開花時期は3月〜8月になっている。で、夏の花のページを見ていくと、よく似た花が見つかった。それがクルマバザクロソウ。
ツメクサはナデシコ科で、クルマバザクロソウはザクロソウ科。季節も違えば科も違っている。あらあら。
しかも、ツメクサの白い花弁は本当に花弁だが、クルマバザクロソウの白い花弁みたいなのは、花弁ではなく萼片だった。
ザクロソウの名の由来は、葉の形が柘榴に似ているかららしいのだが、いまいち納得がいかない。実家の裏庭に柘榴が生えてるのだが、ザクロソウほど細長い感じはしない。まあ、ぜんぜん似ていないかと言われると、似てないことはないのだけれど。
それより、千葉県野田市のサイトにある草花図鑑(わが心の師、岩槻秀明さんが書いておられる)のクルマバザクロソウの項目を見ると、果実の写真がなんかとても柘榴っぽい。種が赤茶色だからかな。ぜひ実物を見てみたい。
けどなにせ雑草なので、次に行ったら綺麗さっぱり抜かれてる可能性が大きいのだよな。実家の庭に生えてないかしら。
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