☆ 住 吉 大 神 浄 め 給 う ☆

天皇陛下、ありがとうございます。ご先祖の皆様、お父さん、お母さん、家族の皆様、ありがとうございます。

神の子としての神性(しんせい)の遺伝を有(も)っている

2017-10-22 22:35:52 | 今日の光明法語

言葉は 種子(たね)を蒔(ま)く。それは 必ず芽(め)を出して実(み)を
結ぶのである。・・・・・・

種子(たね)は、遥(はる)かの幼時(ようじ)に蒔(ま)かれている。
詳(くわ)しくいえば 幼時以前の胎教(たいきょう)に於(おい)ても
蒔かれている。胎教以前にその魂(たましい)の前生(ぜんしょう)の経験や、
祖先の遺伝の種子(たね)もあるのである。

因果(いんが)は めぐる、だから 吾々(われわれ)は これらの悪い種子(たね)の力を
奪ってしまうために 反対の種類の種子(たね)を蒔かなければならないのである。

それは賞讃(しょうさん)の種子(たね)である。讃嘆(さんたん)の種子(たね)である。
如何(いか)に子供の現在の状態が賞(ほ)めるに値(あたい)しなくとも、
「今に善(よ)くなる!」 「きっと偉い人物になる!」 こういうふうな
漸進(ぜんしん)的進歩の暗示(ことば)を与えるに相応(ふさ)わしくないことは
ないのである。

そしてその暗示(あんじ)の力で、漸進(ぜんしん)的にその子供を
良化(りょうか)して行(ゆ)くことは われわれの為(な)し得(う)る、
否(いな)為(な)さねばならない義務であるのだ。

遺伝が良くないといって絶望するな。胎教を過(あやま)ったといって失望するな。
人間は その最も深いところに 実に根強く、神の子としての神性(しんせい)の遺伝を
有(も)っているのである。

神性の根強い遺伝に比(くら)ぶれば、数代前(ぜん)十数代前(ぜん)位(くらい)からの
遺伝の力は 太陽の前の星でしかないのだ。このことを強く信ずるものは幸(さいわ)いなるかな。・・・・・・

・・・・・・これこそ実に強く神から譲(ゆず)られた 「 神性の遺伝 」 が
吾々(われわれ)に はたらいていてくれる証拠であるのである。
吾(われ)らはこの 「 神性の遺伝 」 に敬礼し、感謝し、日夜(にちや)
この神性に対して讃嘆の声を雨ふらさなくてはならないのである。 

・・・・・讃嘆と敬礼との声にて 吾(われ)らの 「 神性の遺伝 」 に対して
肥料を与える時 どんなに子供の 「 神性 」 が強く萌(も)え出(で)るかは
想像するに難(かた)くないであろう。

如何(いか)に祖先の悪遺伝が強くとも、また今迄(まで)に胎教が 如何(いか)に
失敗していようとも、幼時の教育の仕方一(しかたひと)つで、かくの如(ごと)き雑草を
まだ嫩葉(わかば)のうちに刈(か)りとることは 何(なん)の雑作(ぞうさ)もないことで
あるのである。・・・・・

悪しき遺伝を撲滅(ぼくめつ)せしめる拮抗(きっこう)菌は 「 善き言葉 」 と
適当な「 讃嘆の声 」 である。 「 善き言葉 」 の多きほど、適当な 「 讃(ほ)め言葉 」 の
多きほど、悪しき遺伝は消滅し易(やす)い。

ここにもまた 「 同類(どうるい)相(あい)招(よ)ぶ 」 の 心の法則は働くのである。
・・・・ああ善き言葉なるかな! 善き言葉なるかな!

・・・・だから諸君よ、諸君の子供に そして諸君の教え子に宿っているところの
「 神性 」( 神からの大遺伝 )を認めることから始めよ。

そして光が暗(やみ)を逐(お)い出(だ)すように、吾々(われわれ)がありありと
彼に宿っている 「 神性 」 をば認めさえすれば、その 「 認める力 」 の輝きによって、
如何(いか)なる悪癖(あくへき)も悪遺伝も数年のうちに根絶(こんぜつ)することは
又(また)難(かた)くはないのである。


新編 『 生命の實相 』 第22巻 教育篇 「 生長の家 」の児童教育法 167~171頁
( 頭注版 第14巻 193~196頁 ) 谷 口 雅 春 先 生

http://komyoushisousha.co.jp/m_taniguchi/1209/