彼が栄えるのは自分が栄えるのである。
彼が貧しくなるのは自分が貧しくなることである。
人の栄えるのを喜ぶような心のものでないと、
みずから栄えることは出来ないのである。
富める者を観て 「 搾取者 」 だとケチをつけるような心の者は、
「 富 」 を排斥する心があるのであるから、
自分の方へ富が集って来ないのである。
人の幸福を見て羨(うらや)むような心の者は、
幸福を排斥する心があるのであるから
真に幸福になることは出来ないのである。
損したことをクヨクヨ思うな。
「 損 」 を心に抱いている限り
「 損 」 を 此次(このつぎ)も引寄せることになるのである。
「 損 」 をしたときに、
今迄(いままで)、自分が富む事を妨げていた塵埃(ごもく)が消えて
富の道が開通したと思え。
『 生長の家 』 昭和二十六年二月号 二十七日の法語 谷口雅春先生
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます