会場に続々と集まってくるファンは、平日夜というのもあるのか、年齢層やや高め。会社帰りのスーツ姿のおじさまも多い。
でもみんなちょっと浮かれている。何か楽しい。
会場もスタッフも、こんな夜にぴったりのムード盛り上げていました。
佐野元春 & THE COYOTE BAND 「ロッキン・クリスマス 2018」
2018/12/25 昭和女子大学 人見記念講堂
ふと考えたら、元春のライブって2016年春の35周年のツアー以来だった。
Manijuツアーも禅ビートツアーも行っていない。
コヨーテバンドがカッコよく成熟しているように映ったのは、そのせいか?
ライブは二部構成。
前半は、気持ちよくリズムにのれるナンバーが中心。
「バイ・ザ・シー」大好き。演奏してくれてうれしかった。
あと「純恋(すみれ)」がよかったな。会場全体が若返った感じがしたね。
後半は、優しさが伝わる作品が多かったと思う。
スローなナンバー「詩人の恋」ではちょっと泣いてしまったし、
ゲストを呼んでの「君の魂 大事な魂」は、いつもより胸にしみた。
「クリスマス・タイム・イン・ブルー」以外は、すべて2000年以降の曲。
今の元春の温かくて力強いメッセージがよく伝わってきた。
余計なものが削ぎ落された大人のライブは、とてもよかった。
…でもね。
アンコールのときに「ストレンジ・デイズ」が始まったとたん、私の中のライブ熱がグンと上がっちゃって。
やっぱり昔のナンバーは、心のビートの振り幅が違うんだよねぇ。
「ヤングブラッズ」「彼女はデリケート」で弾けてしまい、
「99ブルース」から「インディビジュアリスト」への流れに至っては、感激してシャウト!
一番強いメッセージソングでありながらノリノリの最後の2曲。
今の社会への反発の意味もこめて、力いっぱい踊ったよ。
それにしても元春…。始終いい笑顔だったし、ますます若くなっていた。
創作意欲も増しているとのことで、ほんとに素晴らしい。何か負けられないなー。
いいクリスマスプレゼントもらった気分でした。
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