ショルダーバッグにリングメモ のち ビール な雑記帳

空の下が好き。ちまちました生きものが好き。妄想できる時間が好き。それからそれから…

年末ゆっくり鎌倉散策

2015-12-29 | ふらっとお出かけ

この日の散策のメインテーマは「建物探訪」
…といっても、2箇所だけね。

鶴岡八幡宮の敷地内にある鎌倉近代美術館。
館内を訪れたのは過去に一度だけだが、こじんまりした展示室に、独特な中庭や蓮池を臨むピロティが印象深く、「素敵なところだなー」と気に入っていた。

1951年に日本初の公立美術館として開館し、来年3月末をもって借地契約期間満了により閉館が決まっている。
今月初旬のNHKの美術番組で、入館できるのは2016年1月末までと知り、これは行かなくては!と思った。
展示内容は、創設されてから15年間に取り上げられた作品が中心で、初めて目にするものばかりだった。

しかし、何よりじっくり鑑賞してしまったのは、魅力的なこの建物そのもの。
この日訪れていた人たちも、そんな感じだったな。

池の水面に反射する光が建物の天井に映る1階のテラス。
天候や時間によって、雰囲気が変わるのがすごい。

中庭との境の壁も、光が優しい。

空が美しい中庭には、イサムノグチの愛嬌のある作品などがある。

設計した坂倉準三氏の計算された遊び心みたいなものをあらためて知って驚いた。
もう見ることができなくなるなんて惜しいなあ。


こちらは鎌倉文学館。

大きな敷地に建つ洋館は国の有形文化財。
鎌倉ゆかりの小説家などの文学者たちの資料などが展示されていて、この日は「作家の身のまわり」という収蔵品展が開催されていた。
建物内は当時のままの装飾などが残っていて、結構楽しく見学できる。

何年か前に両親と来たときは、バラの咲く季節だった。
バラの庭が有名なここも、冬は閑散としているが、高台から貸切状態で由比ヶ浜が見られたのはよかったな。
そして周辺の自然も美しいのだ。紅葉はさすがに終わっていたけどね。


鎌倉では、他にもちょこちょこと立ち寄って、楽しい時間を過ごしてきました。
年賀状もろくに進んでない年末だけど、仕事は31日もあるし、大掃除なんて春にやればいいし…
とかなんとか言ってるから、いつも何も片づかない(笑)


「僕の曲をみつけてくれてありがとう」に泣けた 佐野元春35thライブへ

2015-12-19 | ライブ(音楽)

デビューから35年。
その翌年くらいからファンになり、たくさんライブも観てきた。
ほんとにいろんな思いがあって、この夜をどれほど楽しみにしていたことか。


佐野元春&THE COYOTE GRAND ROCKESTRABAND
佐野元春35周年アニバーサリー・ツアー

2015/12/13 神奈川県民大ホール

THE COYOTE GRAND ROCKESTRABAND
 小松シゲル:Drum
 深沼元昭:Guitar
 長田進:Guitar
 高桑圭:Bass
 渡辺シュンスケ:Keyboard
 Dr.kyOn:Keyboard
 スパム:Percussions
 山本拓夫:Saxophone
 西村浩二:Trumpet


ステージには、今年の夏に出たアルバムのジャケットを思わす背景に
「35th MOTOHARUSANO THE COYOTE GRAND ROCKESTRABAND」
と書かれた横断幕。カッコいい!

いきなり「シュガータイム」で始まり、大興奮。
最新アルバムからの1曲をはさんで、続く80年代90年代の曲。

今回はサックスとトランペットに、ダブルのキーボードで、音が幅広く聴こえる。
元春の歌声に、きれいに混ざる深沼くんの若く強い声が心地いい。
このバンドのパワーはすごいと、何度も思った。

静かなナンバーのときは、笑顔と手の動作をつけて「みんな座って」の合図。
そんな優しさがまた、いい。

中盤には、アルバム「BLOOD MOON」からのナンバーが続いた。
大好きな「バイ・ザ・シー」がライブで聴けて感激。

その他、
思いがけずせつなく響いた「すべてうまくはいかなくても」
アレンジがぐっと違った「君をさがしている」
声は辛そうだったけど心に深く沁みた「グッドバイから始めよう」
意外だった選曲「ジャスミンガール」
とことんカッコよかった「シティ・チャイルド」
などなど。

アンコールでは、この時期お約束のあの曲を皆で合唱し、
ピアノのイントロだけでシャウトしてしまう、レイディオー♪レイディオー♪で熱く終了。
3時間以上、全力で盛り上がらせていただきました!


あとでセットリストを確認したら、全35曲。
35周年ってことで合わせたの? ヤラレタ!


そう、ライブの最後のほうで、
「みんな、人生をサバイブしてきたことに誇りを持っていいんだよ」という言葉があった。
素直にうれしかった。もっと自信持って生きていかなくちゃね。
35年という時間は、彼にも私たちファンにも通過地点なのだ。
これからもファンでありたい。強くそう思いました。


♪僕の気持ちは~空を飛んでる~ CFY多摩公演感想

2015-12-08 | ライブ(芝居など)

全国公演、9月の八王子に続いて2回め。
クリスマスのイルミネーションでキラッキラの多摩センターにて観劇。
そして新キャスト!5人めのボビーに出会えた。


劇団四季ミュージカル「クレイジー・フォー・ユー」
2015/12/1 パルテノン多摩

<メインキャスト>

ボビー・チャイルド 萩原 隆匡
ポリー・ベーカー 岡村 美南
ランク・ホーキンス 志村 要
アイリーン・ロス 光川 愛
ベラ・ザングラー 青羽 剛
エベレット・ベーカー 松下 武史
ボビーの母 平田 曜子
テス 高倉 恵美


はじめまして萩原くん。背が高くてカッコいいね。
彼のボビーは、金持ちの銀行の跡取りというよりは、まじめな銀行員って感じ。
つい最近までの松島ボビーが「僕、がんばったよ。やったよ。ポリー見てっ」という子犬みたいなタイプだったから、違いが出ておもしろい。
歌に抑揚つけ過ぎ?と思うところはあったけど、声は好み。
ダンスも上手い。ただ、ポリーを想いながら踊る「Nice Work…」など、感情を表すのが足りないかな。
でも、ザングラーのかつらを取るときに「んー…ピッ」なんていう擬音をつけたり、すでに萩原ボビー全開。
これから場数を重ねて、もっと素敵になるのではないかな。期待しよう。

岡村ポリー、やっぱり好き。
男勝りでお父さん思いの田舎娘が、ダンスと恋に夢中になり、かわいくなったり、おちこんだり…
その過程がほんとに自然で、表情も豊かでいいんだよね。歌はうまいし。
萩原くんとの相性は今ひとつかな。掛け合いのタイミングとかね。慣れの問題?

その他メモ

*****

「Slap That Bass」で、落ちちゃった赤いハンカチーフをナイスキャッチして踊りながらポケットに収納した脇坂カスタス、お見事。

「I Got Rhythm」で、つるはしに足を引っ掛けそうになった伊藤ビリー。
本人は笑っていたけど、こちらはヒヤッとしたよ。

2幕、男二人の酔っ払いシーン。
客席の子どもの1人がケラケラと本当に楽しそうに笑う声が響いて、なんだか和んだわー。

*****

2015年の「クレイジー・フォー・ユー」は、これにて見納め。
大好きな曲とタップダンスと笑顔の役者さんたちに、いつも涙腺と元気になる力を刺激される私。
あー、次はいつ観られるんだろう。そう思うと寂しくなる。
この演目、体力的にかなりキツそうだからロングランは無理だよねぇ。

でも四季さん、あまり何年も空けないで再演よろしく。
ステップ、ズーム、ステップステップ! アップダウン、アップダウン!