ショルダーバッグにリングメモ のち ビール な雑記帳

空の下が好き。ちまちました生きものが好き。妄想できる時間が好き。それからそれから…

ただただありがとう!の佐野元春30thツアー ファイナル!

2011-06-24 | ライブ(音楽)

私にとって特別な存在である佐野元春。
彼の音楽活動30周年のライブのファイナル(の1日前)は、それはそれは感動的なものでした。
震災がなかったら、3/12に行われていた公演の振替。ほんと、待ってたよ。

佐野元春30周年アニバーサリーツアー・ファイナル
“All Flower In Time”TOKYO
2011/6/18 東京国際フォーラム ホールA



昭和歌謡「有楽町であいましょう」が流れ(笑)、声だけの寸劇があり、70年代の洋楽「Let's Stay Together」が流れ、もう待てないんですけど…というところでザ・ホーボー・キング・バンド登場。
テーマ曲の後、元春登場!

「君をさがしている」「ハッピーマン」で、会場が一気に盛り上がり、
「ガラスのジェネレーション」は、オリジナルそのままのバージョン。
なつかしさとうれしさで大興奮してしまった。
「つまらない大人にはなりたくない」という詞が、今でも私の中で生きていることを実感!

「TONIGHT」は初めてライブで聴いたような気がする。よかったなー。
そして続く同じアルバム「ヴィジターズ」のナンバーに酔いしれた。
なんでこんなにカッコいいのだ?
84年にアルバムが出たときはスタイルの変化にびっくりしたけど、その後ライブで聴いたらとにかくカッコよくて、今の時代でも全然色あせなくて。

「欲望」「ナポレオンフィッシュ…」新しいアレンジの「月と専制君主」など、MCもほとんどなくライブは進んでいった。

この日、何よりうれしかったのは、元春の歌う声だった。
ハートランド時代のパワーが戻っている感じだったから。
ここ何年かで高い音域があまり出なくなって、アレンジを変えて歌うことも多くなっていただけに、もう、ほんとうにうれしくて。

圧巻は「ロックンロール・ナイト」
どこまでも力強く、クライマックスの雄叫びがすごかった。
ふいに涙が出てきちゃって、何だかいろんな思いが急にわあーっとこみあげてきて、自分でも驚くほど涙が出てきて止まらなかったよ。

30年めの「サムデイ」も妙に心にしみた。
歌う前に初めて長いMCがあり、この曲の生まれて育った経緯が語られた。
ただ、なぜか檻に入った動物のようにうろうろしながら話し続けて、それがおかしかった。

ラストの「悲しきレイディオ」では、久しぶりに見た元春のスライディング!
懐かしいライブスタイルに踊りまくり、シャウトして、アンコールの「アンジェリーナ」で燃え尽きました。
今回は、「観覧者の夜」をのぞいて80~90年代の作品ばかりだったな。

震災のことにはほんの少ししか触れず、それでもこの日に歌われたナンバーから、元春のメッセージを感じることができた。
たぶん、会場にいる人たちのほとんどが同じだったと思う。

素晴らしい3時間だった。
ありがとう、元春。

シャウトしすぎて痛くなった喉は、しっかりビールで癒しました。
Moto"lion"Sanoだけに、銀座ライオンでね♪


水の神様 貴船神社

2011-06-06 | ふらっとお出かけ

今回の京都旅。
いちばんの目的は貴船神社でした。

  

 

叡山電車に乗るのは2回目。 ユキノシタ
貴船口の駅を降りたら、ユキノシタの花が迎えてくれた。

 

 

 

カワドコ気持ちのいい山の空気と川のせせらぎで、すでに心身ともに解放状態。

川沿いの木々の緑に覆われた道を20分くらい歩くと、川床料理の店がぽつぽつと現れる。
まだ全然開店前なので、掃除をしたり座布団敷いたりしていた。

 

やがて貴船神社の本宮に到着

水を司る神様です。
水はすべての生きもの元。大切にすることをあらためて誓い、感謝。
そして、大好きな水辺の自然が悲しい終わりを迎えないように願った。


奥宮まではさらに15分歩く。
川床の店はなくなり、歩く人も減ってきて静けさが増してくる。
杉並木の参道。どきどき桂の木の香りがする。
杉も桂も大きな木が多く、どこか神々しい。長い長い歴史を感じた。
もともとはこの奥宮に本宮があったという。

最後に、本宮と奥宮の中間にある結社へ。
道順で行くとおかしな話なのだけど、貴船神社の正しい参拝の仕方にちゃんとならってみた。
結社は、縁結びの神なのだそうだ。
同居人びおごん氏と並んで、今さらながら(?)の縁結び祈願をする。
あ、縁結びは恋愛成就だけではないからね。男女問わずこれからも素晴らしい人と出会いたい。


身の丈にあった(笑)川床料理もいただきました。

ビールを飲みながらの湯豆腐コース。
優しい味付けの小鉢や温かい豆腐がおいしかった♪

鴨川とちがって、床下30cmくらいのところを川が流れているのが魅力的。
まだ真夏ではないので、じっとしていると薄ら寒くなるくらい。真夏は最高だろうね。
お昼のピーク前に入店したので、のんびりできた。
ときどき聞こえるカジカガエルのフィリリリリリという美しい声に聴き入ったりして。
雨に降られなくてよかったなー。


中学生以来の金と銀

2011-06-06 | ふらっとお出かけ

ぶらり京都も何年めだろうか。

今回は、あえて行っていなかった2つの超有名なお寺へ。
中学の修学旅行以来の「金閣寺」「銀閣寺」
いつも学生や外国人やらの団体さんで混んでいるのであえて避けていて、行くタイミングを考えていたら銀閣寺が長い工事期間に入って…。
できれば2つともじっくり見たかったので、梅雨時期で観光客も少なめな平日に一気に両方見学!


銀閣寺。正式名は慈照寺。

学生のときには持ち合わせていなかった感性で境内を眺めて歩いてみると、ここをつくった足利義政のセンスの良さにあらためて感心した。
政治家としてはダメダメだった彼の、芸術に対する思い入れはすごかったようです。
有名な観音堂、苔のきれいな庭園、お茶のための水場など、日本人の美意識である「わび、さび」の原点をここに見たって感じ。
江戸時代に庭などかなり改修したようだけどね。








← 目に留まった手水鉢(ちょうずばち)




展望台から見るお寺の全景と京都の町が見事だった。
学生相手にガイドをしていたおじさまが、対になる金閣寺の方向を指して「北山の大の字が見えるのがわかる?」とおしえてくれた。
かすんだ景色の中、大の字確認。このあと訪れる場所だ。


その金閣寺。正式名は鹿苑寺。


やりたい放題の将軍、足利義満が建てた建物。義満は義政のおじいさん。

「ここまでキンキラキンだったっけ?」
と思っていたら、20年くらい前に塗りなおして(しかも厚塗り)いたんだね。なるほど、記憶とちがうわけだ。
舎利殿は鳳凰までもまぶしかった。








茶室← 山の上にある茶室(夕佳亭)は品がいいなと思ったら、これは江戸時代の作品だった。

窓が三角っていうのが珍しい気がする。なんかかわいい。



しかし、遠足や修学旅行生はやっぱり多かったね。
さすが世界遺産。