「森と湖の国フィンランド・デザイン」へ行ってきた。
会場は六本木の東京ミッドタウンにあるサントリー美術館。
詳細 → http://www.suntory.co.jp/sma/exhibit/2012_06/?fromid=topmv
フィンランドのガラス製品の歴史がわかる展示になっていた。
18世紀後半~1920年代の黎明期、1930年代の躍進期、1950年代の黄金期、1960~70年代の転換期、そして現在。
いかにもアンティークという作品から、現在のガラスアート最先端という感じのものまで、お腹いっぱい観てきました♪
1930年から1950年代にかけてのデザインがいちばんおもしろかった。
生活に密着した日用品たちが、心惹かれる作品になっているあたりが良くって、カイ・フランクの作品たちなんてガラスが温かくさえ感じたもんね。
ナニー・スティルという作家もかなり好みだった。
70年代以降は、実用性<個性という感じのものが目立ってきて、それはそれでおもしろかった。
オイバ・トイッカのバードシリーズとか。
その鳥さんのコーナーは撮影OKだったんだけど、この日はケータイしか持ち合わせておらず、がんばって撮ってもメモ程度。
フィンランドの有名な雑貨ブランド“イッタラ社”が掲げていた「使い捨て主義に反する永遠のデザイン」というメッセージに強く共感。
機能性も芸術性もそして自然も大事にしている思想が素敵だなって思う。
北欧生まれのデザインは、ガラス以外でも魅力的だ。
大胆で美しいのに親近感がある。そして作りがしっかりしているんだよね。
マリメッコ社のカラフルな花柄模様、アウトドアメーカーのフェールラーベンのコート、陶芸作家リサ・ラーソンの微妙な顔の動物作品。みんな大好き!
ショップに見に行っても、お値段的理由で目の保養で終わるのが常だけど…