昨日のお話です
ナマズ君(技術部 27歳 独身)が
今日は朝からスーツ姿で張り切っています。
我社は社内で働く時は、みな制服を着用していますが
お客様のトコロへ外出する時などは
スーツに身を包みネクタイを締めてシャキっと出かけます。
ナマズ君は…ごめんね~…魚顔なので
シャキっとかどうかは…ご想像にお任せいたします。
この、ナマズ君。入社は私と同期ですが
長い不況の嵐の中、なかなか自分の後輩が入らず
ズーッと下働き状態でしたが
ここ数年の好景気と共に毎年、後輩が入って来て
実は意気揚々としています。
頼られる先輩を目指しては居る様なのですが…
空回りが多く、すぐ下の後輩にも軽くあしらわれてしまう始末。
そんな彼ですが、何人か入った後輩をマトメル役を
会社から仰せつかって本年、主任さんに昇進しました~
若い子達に軽くフォローされながらも(笑)
なんとか立派に主任さんを勤め上げている毎日です
朝、軽く仕事を済ませ
颯爽と外出した彼は、無事に仕事も終えて
15時頃に帰社してきました。
仕事の内容を別室の河豚部長に報告し終え
後輩の白ゴボウ君と立ち話をしていると…
クラゲ部長が声を掛けました
「なんだ~ナマズ君はスーツなんか着ちゃって~
これから、どっか出かけるのか~」
ナマズ君は「ヘッ?」っと驚いた顔をしながらも生真面目に答えました。
「あの~今、帰って来た所ですが…。」
「なんだ~帰って来たのかよ~」っとチョット残念そう(笑)
実はクラゲ部長は、これから早退する予定なのです。
ところが、クラゲ部長はあろうことか…
「これから出かけるんだったらよ~オレ外出するから
車で送ってもらおうかと思ったのによ」
だから~
何度も言ってるけど、
帰る時に外出って言葉を使うなっての!
だいたい、若いモンが仕事で外出したのも
気が付かない部長って居るか~?
と、何時も通りに私しゃ~心の中で「ツッコミ」を連発してました(笑)
さて、クラゲ部長の本日の早退の理由ですが…
2年前に彼の遠い親戚のオジサンが一人寂しく亡くなってしまいました。
独身で一人暮らしをしていたオジサンは孤独死をしてしまい
近所の方の通報で、警察官と大家さんが見つけたそうです。
死後、一月程経過していたので…大層むごい状態で発見されました。
そして、警察官立会いのもと部屋の中を捜すと
クラゲ部長が出した年賀状を発見し、会社にお電話が掛かってきた次第です。
遠い親戚とはいえ、そのオジサンにとっては
唯一の身内となる訳で…
それからの事の顛末は大変なものでした。
相続の手続きが完了しなければ
部屋のモノに手を付けることも出来ず
死体の引き取り、火葬の手続き、部屋の引渡し
全て「書類・書類・書類」の山。
何処に何があるのかも解らず、散策の日々。
部屋の清掃は業者さんにお願いし(こういう時はベラボーに高い)
数十万単位でお金がボンボン出ていきます。
なのに、あまりにも遠い親戚のため…
亡くなったオジサンの財産は国家に「没収」されそうな状況で
未だにクラゲ部長の手元には帰ってきません。
せめて、使った分だけでも回収しようと
弁護士さんに相談している日々です
で、本日は2年間お寺に預けていたお骨を引き取り
3回忌の法要(実質、葬式もあげていなかったので…)を
執り行う準備の為に早退するそうです。
しかし…身につまされるお話です。
私も11歳年上のダンナ様との二人暮らしですが…
上手に死なないと人に迷惑がかかるコトを始めて知りました。
私なんざ~将来順当に行けば…孤独死に一番近いトコロに居るので
「体が…」っと思ったら、出来るだけ早くにホームへ入居し
自分の少ない財産の相続人決め、死んだら頼むね~っと連絡を入れ
弁護士さん立合いで遺書を作成し
銀行の貸金庫にでも保管して、鍵を相続人に渡しておかねば。
死んで自分の遺体が放置されるのは…別に構わないんですが
ちゃんと自分で書類の作成をしておかないと
後処理をしてくれる人に大変な迷惑がかかるのと
こんなに税金を払い続け、なおかつ最終的に少ない自分の財産が
国に没収されるなんて…考えるだけで「絶対イヤだ!」
だったら、恵まれない子供達に寄付した方が
まだマシだわ!
っと、国会中継を見つめながら心に誓う今日この頃です
ナマズ君(技術部 27歳 独身)が
今日は朝からスーツ姿で張り切っています。
我社は社内で働く時は、みな制服を着用していますが
お客様のトコロへ外出する時などは
スーツに身を包みネクタイを締めてシャキっと出かけます。
ナマズ君は…ごめんね~…魚顔なので
シャキっとかどうかは…ご想像にお任せいたします。
この、ナマズ君。入社は私と同期ですが
長い不況の嵐の中、なかなか自分の後輩が入らず
ズーッと下働き状態でしたが
ここ数年の好景気と共に毎年、後輩が入って来て
実は意気揚々としています。
頼られる先輩を目指しては居る様なのですが…
空回りが多く、すぐ下の後輩にも軽くあしらわれてしまう始末。
そんな彼ですが、何人か入った後輩をマトメル役を
会社から仰せつかって本年、主任さんに昇進しました~
若い子達に軽くフォローされながらも(笑)
なんとか立派に主任さんを勤め上げている毎日です
朝、軽く仕事を済ませ
颯爽と外出した彼は、無事に仕事も終えて
15時頃に帰社してきました。
仕事の内容を別室の河豚部長に報告し終え
後輩の白ゴボウ君と立ち話をしていると…
クラゲ部長が声を掛けました
「なんだ~ナマズ君はスーツなんか着ちゃって~
これから、どっか出かけるのか~」
ナマズ君は「ヘッ?」っと驚いた顔をしながらも生真面目に答えました。
「あの~今、帰って来た所ですが…。」
「なんだ~帰って来たのかよ~」っとチョット残念そう(笑)
実はクラゲ部長は、これから早退する予定なのです。
ところが、クラゲ部長はあろうことか…
「これから出かけるんだったらよ~オレ外出するから
車で送ってもらおうかと思ったのによ」
だから~
何度も言ってるけど、
帰る時に外出って言葉を使うなっての!
だいたい、若いモンが仕事で外出したのも
気が付かない部長って居るか~?
と、何時も通りに私しゃ~心の中で「ツッコミ」を連発してました(笑)
さて、クラゲ部長の本日の早退の理由ですが…
2年前に彼の遠い親戚のオジサンが一人寂しく亡くなってしまいました。
独身で一人暮らしをしていたオジサンは孤独死をしてしまい
近所の方の通報で、警察官と大家さんが見つけたそうです。
死後、一月程経過していたので…大層むごい状態で発見されました。
そして、警察官立会いのもと部屋の中を捜すと
クラゲ部長が出した年賀状を発見し、会社にお電話が掛かってきた次第です。
遠い親戚とはいえ、そのオジサンにとっては
唯一の身内となる訳で…
それからの事の顛末は大変なものでした。
相続の手続きが完了しなければ
部屋のモノに手を付けることも出来ず
死体の引き取り、火葬の手続き、部屋の引渡し
全て「書類・書類・書類」の山。
何処に何があるのかも解らず、散策の日々。
部屋の清掃は業者さんにお願いし(こういう時はベラボーに高い)
数十万単位でお金がボンボン出ていきます。
なのに、あまりにも遠い親戚のため…
亡くなったオジサンの財産は国家に「没収」されそうな状況で
未だにクラゲ部長の手元には帰ってきません。
せめて、使った分だけでも回収しようと
弁護士さんに相談している日々です
で、本日は2年間お寺に預けていたお骨を引き取り
3回忌の法要(実質、葬式もあげていなかったので…)を
執り行う準備の為に早退するそうです。
しかし…身につまされるお話です。
私も11歳年上のダンナ様との二人暮らしですが…
上手に死なないと人に迷惑がかかるコトを始めて知りました。
私なんざ~将来順当に行けば…孤独死に一番近いトコロに居るので
「体が…」っと思ったら、出来るだけ早くにホームへ入居し
自分の少ない財産の相続人決め、死んだら頼むね~っと連絡を入れ
弁護士さん立合いで遺書を作成し
銀行の貸金庫にでも保管して、鍵を相続人に渡しておかねば。
死んで自分の遺体が放置されるのは…別に構わないんですが
ちゃんと自分で書類の作成をしておかないと
後処理をしてくれる人に大変な迷惑がかかるのと
こんなに税金を払い続け、なおかつ最終的に少ない自分の財産が
国に没収されるなんて…考えるだけで「絶対イヤだ!」
だったら、恵まれない子供達に寄付した方が
まだマシだわ!
っと、国会中継を見つめながら心に誓う今日この頃です