先日紹介した「赤い花束」っと一緒に売られておった、この本。
てっきり、高橋留美子様の新作漫画かと思い
あっさりと買ってしまったが・・・
ビニールを剥がし中身を見てビックリ
漫画もチラチラとはあるものの…ほとんどが文章であった
よくよく見れば表紙にデッカく「副読本」っと書いてあったのに・・
まぁ~漫画でないのにはガッカリしたが
そこはほれ、本も大好きな満天さんの事
しっかり、読ませて頂きました~(笑)
「時」の歩みは三重である
未来はためらいつつ近づき、
現在は矢のように速く飛び去り
過去は永久に静かに立っている(シラー)
===雑踏の中のオジサンの写真===
人生は、私たちが人生とは何かを知る前に
もう半分過ぎている(W・E・ヘンリー)
===プリクラに興じる女子高生を見つめるオジサンの写真===
私達はいわば二回この世に生まれる。
一回目は存在するために、二回目は生きるために(ルソー)
===カウンターで酒を飲むオッサンの写真===
で…「人生」という舞台に立つ1730万人の「O(オー)」たちへ
っと冒頭が始まる・・・・
「O(オー)」ってオッサンの事なんだっ!
っとココで、遅まきながら気が付いた・・・(ガハハハハハ)
はい。この本は全部オッサンの話で満載です
「おじさん解体新書」に始まり
「おじさん6大要素」をひも解き
「おじさん図鑑」まで系図しておる
あげくの果てに「おじさん年表」まで作り
1985年「男女雇用機会均等法の施行」からのバブリーな時代を経て
1991年「株価暴落」による「安全神話崩壊」を体験し
1996年~現在
「ナゾの物体IT機器」と遭遇し、若者に哀れみの目で見つめられ
自宅に帰れば子供達の冷たい視線を浴び
お金で買える少女に走り
少年達の凶悪事件にも
「昔の自分だったら絶対に怒鳴り散らしていたハズが…
何故か声が出せなくなっていった
ってな年表が添付されておる(笑)
ここまで書くと「オジサンへの罵倒書」の様に感じるが
裏には「おじさん頑張れ!」のエールがある
が…「綾小路きみまろ」に罵倒されて喜ぶオバサン達と違い
オジサンには「意地」があるからの~
この本を読んで自分を笑い飛ばし元気になれるオジサンは
果たして居るのだろうか~?(アハハハハハハ)